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どうしても仕事する気になれないとき

フリーランスで仕事をしていると
「自由でいいね」と言われることがよくある。

こちらとしては、
何言ってるんだ、自由ってのが1番厳しいんだぞ!
全部の責任を自分で負うってことなんだぞ!
一回でも〆切破ったり、取材に間に合わなかったりしたら、二度と仕事もらえないくらいの覚悟でやってるんだぞ!
と言いたくなるのだが、心の声としてグッと抑えて肩頬で微笑みながら
「そうだね。自由に見えるけど、クライアントに合わせる仕事だから“いつでもOK”状態にしとかないといけないけどね」
と答えるようにしている。
この答えで、わかる人にはわかる。
わかる人にだけわかればいい。それでいい。

さて、時間の使い方は自由なフリーランスだが、
どうやったって仕事したくないときがあるものだ。
デスクに座り、Macを立ち上げてキーボードに指をのせてはみるけれど、
気分がどうも乗らないのだ。
それでも〆切があるから何とか乗り越えられるのだが、ギリギリで切羽詰まっていない限り、書く気がしないときは一旦仕事から離れることにしている。

出不精じゃなければ、散歩するとかジムに行くとか、身体を動かすのもいいね。
しかし外出するのは滅多に気が向かないため、必然的に室内で気張らしをすることになる。

多くはNetflixやAmazonPrimeで映画やドラマを見る。
あとはベッドに横になって読書しながら寝落ちする。
最近ではnoteに投稿して書く助走をつける。
だから、私はnoteに書く場合は構成などせず、タイトル考えたらいきなり書き始める。
構成して調べ物して、推敲して文字校して……ってやってると、
結局仕事じゃん!ってなっちゃうからね。

私にとってnoteは、仕事ではないところで自由に文章を書くところ。
以前、博〇堂のアートディレクターに
「君の文章は売れる文章だろ。ただ(無料)の文章なんか書くな」と言われたことがある。
これ、私の文章を褒めていただいたんだと思っているのだが、要するに売れる文章なのにもったいないと言ってくれているのだろう。

だけどねぇ。
ライターだから文章書いてお金いただいてるけど、もともと文章書くのが好きなんだから、気分転換だって文章書く方がしっくりくるんだよね。

仕事で書く文章は、クライアントの要望通りに書く必要があるし、成果も求められる。
しかしここで書く文章は、読まれようが読まれなかろうが関係ない。
その気楽さが私にとっては居心地が良いのだ。

実はnoteに初めて登録したのは、noteがスタートしたばかりの頃だった。
10周年と聞いて、そんな前?と思ってしまったけど。
一度登録したが2〜3記事書いて放置してしまったのは、読まれる記事を書くには、仕事で原稿書くときと同じことしないといけないじゃないか!と思ったため、億劫になってしまったからだ。

という訳で、プロのライター歴の長い私だが、脈絡なくおしゃべりをするように気ままに書いている。
続くことの方が大事だからね。

さて、つらつらと書いていたら気分も乗ってきたかな。
そろそろ仕事に戻ろうかね。

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波瀾万丈のシングルマザーですが、好きなことを仕事にしてやってきました。サポートしていただけたら小躍りして喜びます。次なる夢に向かって羽ばたく力になってください!