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WEBライターに資格は必要か?

結論から言えば、資格があれば仕事が取りやすい。
WEBライターはクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングから仕事を勝ち取ることから始めることが多いだろう。
かく言う私も、WEBライターに転身する前に結構なライターとしての経験があったにも関わらず、クラウドソーシングに登録して応募して、テストライティング受けて……という、一般の人と同じ手順を踏んで仕事を獲得していった。
これは今でもクラウドソーシングに応募すれば同じで、テストライティングから始まることがほとんどだ。

しかしながら運の良いことに、WEBライターに転向してクラウドソーシングに登録したかなり初めの方で出会った社長が凄かった。
博〇堂という大きな広告代理店出身の若いイケメンで、退職して自分で美容系WEBサイトを立ち上げるという。
その社長が
「これからのWEBライターは肩書きだ!」と考えていた。
なぜなら、WEBに記事が溢れる中、信頼性の高い記事であると読者に伝えるには、書いた人がどのような人かということが大切だからである。
そのために肩書き・資格は大きな役に立つ。
例えば、この会社の化粧水が肌にいいですよって記事を書いたとして、ただの主婦の発信した記事より、元美容部員だったり化粧品会社で開発してましたって人の記事の方が信憑性があるでしょ。
そういう意味で「うちで書くなら資格を取ってもらいます」と言われた。

資格を取るのにも受験費用がかかる。
私が取れと言われたのは、日本化粧品検定1級とサプリメントアドバイザー。
両方合わせると10万円以上だったかな(2015年当時)。
契約はあくまでも個人としてだったので、個人で受験申込みをしてお金も支払う。
ただし、翌月には受験費用は支払ってもらえることになっていた。

とはいえ、クラウドソーシングで知り合った社長だし、いきなり10万円ほどの費用を払って資格を取れとは……。信用しても良いのだろうか。

結果的には心配は杞憂に終わった。
しっかり翌月には資格費用も支払ってもらえたし、数ヶ月のうちに日本化粧品検定1・2級の併願に合格、約半年ほどかかったけどサプリメントアドバイザーも見事取得。
晴れて肩書きとして資格を書けるようになったのである。

当然ながら、資格取得のお金を会社から出してもらっているので、ほかでこの資格を使って仕事をするのは禁止。
その会社での執筆を辞めてから2年間は、同業界で自分でWEBサイトを立ち上げるのも禁止という、条件付きだった。
まぁ、安くない金額を払ってフリーのライターに資格を取らせたんだから、当然の規約だよね。

3年くらいかな?この会社と仕事したけれど、そのうち会社で社員として抱えるライターが増えてきたため、私はこちらで執筆することはなくなった。
規約通り2年間は資格をアピールして仕事を取らなかったが、現在は日本化粧品検定1級からアップグレードして自分で特級を取り、もうひとつアロマテラピー検定1級も取得してじゃんじゃんアピールしている。

資格があれば、自分のプロフィールに書けるため仕事獲得に大いに役に立つ。得意分野が一発でわかるし、署名記事や顔出し記事、監修なんて仕事だってしてきた。
かの社長に先見の明があったと言うしかない。
自分では資格取得しようなんて思わなかっただろうから、感謝しかない。
しかも、10万円という大金も投資してくれたんだからね。

このように私はラッキーな出会いによって、思ってもみない形で資格を取得した訳だが、WEBライターとしては大いに役に立っている。
資格は必須ではないが、あると便利で役に立つ。
ライターは常に勉強が必要な職業(何の仕事でも同じだと思っているが)。
ここは勘違いしないでほしいが、資格を取ったからといって必ずしも仕事が来るわけじゃない。だが資格はその分野に詳しいというわかりやすい目印になる。

結局は資格があろうがなかろうが、仕事獲得にはテストライティングがある。ここをクリアできなければ資格があったって仕事はもらえない。
ただ、やっぱりあれば便利よ。自分がどういうライターかわかりやすいからね。


波瀾万丈のシングルマザーですが、好きなことを仕事にしてやってきました。サポートしていただけたら小躍りして喜びます。次なる夢に向かって羽ばたく力になってください!