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アイデンティティなんか吹き飛ばせ!:『笑ゥせぇるすまん(89~93年)』各エピソードにオトナの目線から感想を入れていく(第30話「重役と窓際」)

『笑ゥせぇるすまん』シリーズでよく使われるモチーフ、「羨ましいと思っていた他人になりかわってみたものの、もとの自分の生活に戻りたくても戻れなくなってしまう」パターンの作品。

でもですね、私、別の解釈もできるエピソードと思っていまして。。。

だってこの人、羨ましいと思っていた窓際族に本当に落ちてしまったわけですが、この人の才覚があるなら別に窓際族から再復活できるんじゃないでしょうか?!

そのほうが本人も徒手空拳からまたキャリアをバリバリがんばれるわけで、それはそれでハッピーエンドに持ち込むことも、この主人公の場合はできるのではないかと思うた。家族にも執着なさそうな人だし、いっそこのまま他人の人生を歩んで暴れるのもいいのでは?などとも思う。

アイデンティティの混乱というお決まりの展開だが、このエピソードの場合なら、本人の捉え方しだいで良い方に転がせる気もする。だいたい会社人にとってのアイデンティティなんて、ホントはいくらでも再構築できる、そんなもんなのでは?!

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子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!