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変幻自在のコミュニケーションが最適解。

 私はカメレオンで行く。
 というわけで、相対する人間は十人十色。置かれている状況も立場も人生ステージも異なる中、どのように人と接すればいいのか、なんていう答えは一見ありそうで無い。

 何か一つのことを始めたばかりの初心者がいるとして、その後に現実を知って挫折して、なんとか立ち直りながらも実力を付けてゆき、気づけば一人前になっている、といったような4つのフェーズがあるなかで、メンタリングする手法も語りかける内容も違ってくる。相手の状況に合わせて自分のスタイルを変える。いわば変幻自在なスタイルが、対人コミュニケーションの最適解なのだろう。

 人に嫌われたくなければ己を変えろ。というのが私の持論である。これは何も、自己否定や自分を無くしてしまえというわけではなく、自分の主張を相手に誇示することなく、相手が望むように接すればとりあえず揉めない、というものだ。そこで大事になるのが人のタイプを見分ける能力なのだろう。人を見る目を養うとも言うが、こればかりは自助努力で得ようとすれば人生経験の熟度に左右される。占い師のように統計学的に人間のタイプを分類し答えを出すまるでAIのような職能を持った人でなければ難しいだろう。実際は、試しながら自分の経験として得ていくしかないと思う。

 どのような状況下においても、人類が自分一人の力では生きていけない限り、コミュニケーションの機会が消えることはない。普段接している周りの人の声に耳を傾け、じっくり観察してみるのも、面白い発見があるかもしれない。

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