今後の米経済見通しについて

意外と日本の投資家界隈や金融界隈ではフォローしている人が少ないのですが、

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The Long Viewさんは、Business Insiderの金融関係インフルエンサーに選ばれている、元BridgewaterのグローバルマクロPMだったりします。(少し前まで、とてつもない運用額もbioに記載されてました。。)
私もマクロビューは結構参考にさせてもらってます。

今日の前場で、錚々たるメンツでのTwitter Spaceを開かれていたので、リサーチしながら聞いていました。

https://twitter.com/i/spaces/1MYxNnBMEjvxw

Teddy Valleeさん(NY based グローバルマクロHF創業者)
https://twitter.com/TeddyVallee

Joseph A. LaVorgnaさん(Former Chief Economist of National Economic Council & Special Assistant to President Trump)
https://twitter.com/Lavorgnanomics


ポイント

個人的に気になったポイントとしては、Teddyさんのビューでした。
-2023/12までには7-8回の利上げが起こるためベアで見ている。
-雇用統計は遅行指数であるため、FEDの対応は遅れていて、より厳しい利上げをする局面が出てくるのではないか。
-住宅価格は遅行指数であり、コアインフレ率に最も影響を与えるので、FEDはバランスシート重視の緩和を優先し、6ヶ月程度の見通しは会見よりはdovishになるのではないか。

3つ目がよく分からなかったので、RIET PMの方に聞いてみました。

『MBSは貸出のかたまりでしかないので、価格をコントロールしたところで住宅価格への効きはそれほど即効性がない気がします。確かにMBSの価格が下がれば反対側の不動産ローンが減るので貸出が厳格化する作用はありますけど、少し因果が遠くなってしまうというか…
QTより、利上げやなんらかの銀行規制の方が効き目はあると思います。
銀行への貸出規制やったら結構なサプライズな気がするので、それはさすがに無さそうかな』

凄く勉強になりました。有難うございます。

総括

債券畑の方々は揃ってベアで見ている感じでした。
GDPや利上げ予想は、全員バラバラでしたがww
結局インフレ指標注視しつつ対応していく事になるのでしょうね。

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