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Scalesのものがたり料理教室

料理研究家のスケイル(Scales)の料理を、詳しくレシピ解説付きでたっぷり紹介いたします。季節の旬を存分に感じられる身近でありながらちょっと特別な料理、またお酒のこと、テーブル… もっと読む
Scalesの語り口で、素材の意外な組み合わせの発見、読んで美味しい、作って美味しい。 ワクワクす… もっと詳しく
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#サラダ

五香粉の香り漂うエキゾティックなかぼちゃのサラダ(春巻きにも)

五香粉 ”ごこうふん”、PCの変換ではまず出てこなく、”ご興奮”になる 笑、最近の予測変換はすごいと思うけどまだまだですね。 五香というスパイスがあるわけではなくて、シナモンや八角をベースにいろいろミックスされているもの。上手に使えばいつもの料理にエキゾティックな風味をプラスできる。香りや味わいは脳を刺激し、ひとたび口にすれば、ここではないどこかに味旅行(と名付けた)できる。 ただ、生きるための食事はもちろんある、それに加え香りや味わいや思い出や、いろいろなものを”味わう”こ

冬瓜と茗荷のサラダ、鰹のタタキに添えて(旬の冬瓜は煮物以外にもおいしいサラダに)

まだまだ昼間は夏のようですが、わたし毎朝5時半頃ゴミ出しに一瞬、外に外に出るのですが、1日、1日と空気が変わっている気がします。今日と昨日はほんの少しだけ、少しだけ気温と湿度と風が違う。早朝はそれが顕著なんです。この僅かな季節の移り変わりを感じるのが好きで、この早朝のゴミ出しタイム(雨でなければ)かなり好きな時間。そう、安心ください。ほんの少しずつでも秋になっています。といいますかこれから暑さが引いたとき、気温差で体調注意ですよね。 さて、今もおいしい冬瓜、どう料理していま

菊芋の腐乳ポン酢サラダ

菊芋は大人になってから知ったように思うけれど、腐乳もしかり。私がよく使うのは白腐乳。最近ではちょっと大きなスーパーで手に入りますが、もちろんネットでも購入可能(ネットで買えないものなんてないよね)。ナンプラーのような塩気の強い調味料で、これがなかなかの旨味爆弾。ひと瓶持っておくとかなり料理に使えますのでおすすめです。まずは、手始めに塩の代わりに使ってみましょう。少しの酒で溶いてお肉を焼くとき漬けてみてもいいですね、もちろん唐揚げにも。味噌がわりにほんの少しきゅうりにつけてもよ

柿と洋梨の甘辛サラダ(秋の果物を甘辛サラダにまとめて)

もう12月ですね。今年も色々とあった、、なんだかありすぎましたね。 ここ2、3数年は時代の変化が激しすぎて。 人生の、たかだか八十年ほどの短いあいだ ただ、季節が、雨や土や風が、この世界が差し出してくれたものに ともに喜び慈しんでいればいいのに 争ったり、奪ったり、壊す必要がどこにあるのか なんて、我思う一年でした。 来年は少しでもこの世に幸せが増えていることを願うばかり、ほんとに さて、今日はこの季節らしい柿と梨の甘辛サラダ、柿のコリコリと(固めの柿がおすすめ)、洋梨

パインとデュカのスパイシーなサラダ(暑い日にぴったりな爽やかな味わい)、くわえて私の猛暑対策など。

2018年の猛暑は、ほんとうに暑かった。この年のとある猛暑の日、銀座で買い物して帰る19時頃、夜なのにまったく気温が下がらないどころか、日中に浴びた太陽の熱気を吐き出すようなアスファルトの上を1駅間歩いただけで、「あ、死ぬかも」と思ったのをよく覚えている。 でも、今年はそれを上回るかもしれない。なんだかこわい。 私は、寒がりの冷え性なので夏の冷房で体調壊しやすく、ゆえにもっとも最悪な、夏風邪をひくパターンだけは避けようとなんとか頑張っていますが、厄介なのは、じゃぁ冷房をつけ

いちごのハニーマスタードマリネ🍓(ほんのりピリッと辛味、からの、じゅわっと甘味)

子供の頃は、イチゴに牛乳と砂糖をかけて、これまたイチゴの形した先割れスプーン(あれ、可愛かったなぁ、知ってる?)で、1/4くらいイチゴの食べ応えを残しつつ、牛乳もしっかりいちご味になるくらいに潰して食べる、いちごみるくが好きだった(原点)。潰さなすぎも、潰しすぎもダメ、子供なりにも潰し加減にこだわりがあったのだ。 イチゴってそのまま食べても最高に美味しくて、なのにチョット加えた”ひとてま”にも寄り添ってくれる。しかも、変容せず揺るぎなくいちごのままに。そんな愛しい果物。

金柑と人参とピスタチオのラペ

あれ、お店にもう金柑が出ている。それはそうか、もう12月だものね。 待ち遠しいと思っている食材も案外すぐに旬がやってくる。 金柑、柿も、みかんも、いちごも楽しい冬。 大事なのは、旬の一番美味しい時にいただくこと。 いつもの人参のラペもこんなふうに金柑を使うと、それ自体が調味料のような、ソースのような役割になる。ピスタチオはアクセントに。柑橘の爽やかな味わいをまとって、いつもの料理に季節の変化を。

柿のナムル、ピリ辛風味

少し辛みを加えると柿はより甘くなるので不思議。 これ、甘くなかった少しハズレの柿も美味しく食べれる料理です。 今日はレシピの後に、調味料も含めた細かい説明をしますね。 まずは早速作り方から。

パルミジャーノと蕗のサラダ

春ですね、蕗のおいしい季節です。蕗の薹よりも苦味が穏やかで、シャキシャキとした歯応えが楽しい。束の間の春の味わいをサラダに!たっぷりすり下ろしたパルミジャーノの旨みととてもよく合います。春の山菜はほんの少し下処理にコツが必要。

ビーツと林檎と柘榴のシナモンコールスロー

なんだか朴訥な見た目だけれど、ひとたび包丁を入れたら、滴る血色にどきりとさせられる。赤色の野菜や果物は往々にして酸味を備えているのにビーツは別。こんなにも強い個性の中に、ほのかな甘み蓄えたやさしい味わいがすこし不思議。 ビーツも、柘榴(ザクロ)も今が旬。せっかく新鮮なのだから、そう、生のままいただきましょう。おなじ赤色に属する林檎にも参加してもらって、真っ赤な真っ赤なコールスローにまとめます。味わいはほんの少しシナモンを効かせましょう、ひとつまみのシナモンで鮮やかな赤色が、