努力して得た結果が、努力の量に見合っていないと感じているあなたへ(『がんばるが1割』より抜粋)
みなさまこんにちは。
今回もこちらの記事を読んでくださりありがとうございます。
本日も『がんばるが1割』を一部抜粋そして要約して、ご紹介したいと思います。
今回は「努力の量と結果は比例しない」についてです。
「がんばる」ってどういうことだと思いますか?
眠る間も惜しんで仕事に励む。
一瞬も気を抜かずに全力投球。
このようにがむしゃらに努力をしている人を見ると、「美しいな」と感じ、「私もがんばろう!」と思うかもしれません。
もちろん、がんばることは悪いことではありません。
ただ、ここで一度考えてみてほしいです。
結果につながらないがんばりは、虚しく感じませんか?
約80年前、日本は戦争に敗れました。焼け野原から復興し、高度経済成長を迎えます。この時代、努力はそのまま結果につながりました。
働けば働くほどに、お金が稼げた。だからがんばることが楽しかった。
今からわずか30〜40年前の日本はそういう国だったんです。
しかし今はどうでしょうか。
日本は少子高齢化社会に突入し、生産人口もみるみる減少しています。
世界的に見ても、日本の生産人口は下がっていっています。
それなのに日本は、いまだにがんばりさえすれば、なんとかなると思っている節があるのではないかと感じています。
たしかに日本人はまじめで勤勉です。あらゆる危機を、国民の道徳意識でなんとか乗り越えてきましたし、今現在も、乗り越えようとしているところがあります。
しかし、もうそんなひとりひとりの涙ぐましい努力ではどうしようもないところまできています。そのことに気づいていない人があまりにも多すぎると思います。
この本を手にとったあなたもきっと、がんばって生きてきたのだと思います。そしてその努力はたしかにあなたを成長させ、周囲の人たちを助けてきたことだと思います。
しかし、そうやって日々歯を食いしばってがんばって得た結果は、努力の量に対して見合ったものなのでしょうか。
なんでこんなにがんばっているのに、両親たちのようにマイホームを建てたり、毎シーズン旅行に行ったりする余裕がないのか。なんでいまだに奨学金の返済に苦しんでいるのか。なんで毎日の暮らしにもあくせくしなければいけないのか。
こう聞くと、努力して得た結果が、あなたの努力の量に見合っていないと感じませんか?
何度も言いますが、「がんばること」は必要です。しかし、「がんばりすぎ」ては、意味がありません。絶対に望んでいた結果が手に入るのならいいのですが、望みもかなわないうえに、寸暇を惜しんで努力したあげくに体を壊してしまったりなどしてしまったら元も子もありません。
この本では、そんなふうにがんばっているのに苦しんでいるあなたに、「がんばらずに、がんばる」方法を伝えたいと思っています。
あなたの今までのがんばりが報われるように、そしてこれからはもっと意味のあるがんばりができるように、1割だけがんばるということの意味をこの本を通して説明したいと思っています。
いかがでしたでしょうか。時代が変われば努力の仕方も変わる。そう言われてみなさんも少しハッとしませんでしたか?少しでもみなさまの気づきになっていただければ幸いです。
今回もここまで読んでくださりありがとうございました。
編集:I
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