キャリアビジョンとか、どうしていきたいかなんてわかるわけないじゃんか

今月いっぱいで、転職して半年経つ。
今のところ悪い話が出ていないので、無事に試用期間も終えられるんじゃないかと思っている。

今の会社に入ってから、自分のキャリアや強み・弱み、今後どうしていきたいかについて考える機会が増えた。

ファーストキャリアはグラフィックデザイナーで、約3年働いた。働くということに対してあまりにも幼稚な考え方をしていたので、あまり良いアウトプットはできていなかったように思う。
特に美大卒でアーティスティックなデザインもできる人に囲まれて仕事をしていた時は、あまりのスキルの差に強く劣等感を感じていた。
結局別の理由で退職したけど、半ば職種から逃げるように退職した感覚が強かった。

セカンドキャリアとしては、WEBディレクターになるのだけれど、これは今でもいい選択だったのかわからない。5年以上続けられてはいるけれど、職場がいいから続いているのか、自分に向いているのかはわからない。
ただ、現時点では今の自分に少しは向いてると思えているので、その気持ちがある間は続けてもいいのかなと思っている。

そんなことを色々考えて、ぼんやり生きているわけだけれど、久々にnoteをやっていたらサイボウズの林田さんが書いている記事が目に入ったので読んだ。

この記事の中でも特に納得度の高かった内容が、下記の文章。

20年、30年経ってなお、同じ職種で仕事を続けていくためには、その職業、職種の本質は何なのか?例えば私たちの部署で言えば、マーケティングの本質は何なのか?プロモーションの本質は何なのか?そこだけしっかり押さえておく必要があります。そして、それを達成する手法、手段はその時々の考え方、ツール、手法などを柔軟に採用できるようにしておく、そういうことかもしれません。

https://note.com/tamotoojp/n/nb0f4a92e9ec2

正直、今の職種は知っておくべき知識が多すぎるように感じる。(どの職種もそうなんだろうけれど)デザイナーという職種を経験してからディレクターをやっている身としては、大抵のことは知っている総合窓口のような役割で、かつ各所へ適切に指示出しできる司令塔のような役割だと思っている。(司令塔というとちょっと格好つけすぎだけれども)

なので、とにかく知らないことの数を減らそうと技術本を読んだり、新しいツールに触れたりするのだけれど、これでいいんだろうか?という不安とか、自分の行動に自信を持てなくなる時がある。試合の予定もないのにずっと素振りしているような気分になるからだ。

そういう漠然とした不安を感じている時に、林田さんの記事を読んで少し救われた。仕事に対する姿勢は今のスタンスでいいんだと思えたから。

強みとして自覚しておこうと思えたのは、その時必要な行動であれば投げ出さずに役割を引き受けることができることだ。やったことがないことでも、時間をもらってどうにか達成できないかと挑戦する姿勢は持っている。これは、自分の強みとして自覚し、積み上げていけば5〜10年後のキャリアを考える時のヒントになるかもしれないと思った。(裏を返せばスキルに執着がないので、その程度しか身につかないのではという気持ちもあるが。案件をクリアできているのであれば、まずまずだと思いたい。)

最近読んでいる「仕事は楽しいかね?」という本にも、計画は無意味であるなんて書かれているし、ちょっとの未来と、自分の幸せを考えながら、できることをやっていれば自然とキャリアは作られていくんじゃないかなんて考えた1日だった。

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