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信頼されないソリシター②前半 ソリシターの9割は募集人も保険も好きじゃない

毎度、暑苦しい保険業界ソリシター話をお届けします。
今回は短めに頑張ります!(前回は長すぎた・・・)

前回、「人として」を書いてみました。
特に若手ソリシターに響けば幸いです。

今回はその続きで、人としての後半部分です。

③ 人として、これは様々な考え方がありますが、基本は2つです。
1.自分の家族に見られて恥ずかしくない仕事をしているか
2.仕事に対する信念
※2については劇的に長くなるので次回のnoteで解説します。

人として、の2つ目、仕事に対する信念についてです。

若い方(30代以下)が見ると、あ、昭和の暑苦しい系ね、とお察しでしょう。

はい、その通りです。
ですが、楽しく仕事したい、成功したいと思うならこの感覚は必須です。

なぜなら優績者(終身MDクラス)は強い信念を持っているからです。
また、社内で出世、成功している上司,先輩も信念めいたビジネス観を持っているハズです。

類は友の呼ぶ

これはビジネスでも同じです。

他社との取引において能力やメリデメも重要ですが、人間性や信念・ビジョンの方が圧倒的に重要視されており、これは教科書に書かれていない成功の法則です。

裏を返せば、成功者の世界に招かれるには「自分の信念」という切符が必要なのです。

ですから、ここでそっ閉じせず、次の質問だけでも回答してからご判断ください。

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【信念を確認する5問】

①保険募集人職(フルコミ営業)へ転職したいですか?

②もし募集人職になるとしたら、具体的に何が不安ですか?

③仮に、②の不安要素が解消されるとしたら募集人職になりますか?

④保険会社(メーカー)の総合職を希望した動機はなんですか?

⑤いま、生命保険または損害保険のことは好きですか?


いかがでしょうか?

まず、①、②、③に対してポジティブな回答だった人は売れっ子ソリシターさんだと思います。

おそらくマーケットが不安だと具体的に回答し、マーケットの問題さえ超えれば自分の知識と人間力で道を切り拓ける人でしょう。

なお、実際の募集現場に出ると想像とかけ離れた厳しい現実を突きつけられます。
しかし、ビジネス視野が広がり、お客様対応を通じて確実に実力も付きます。
マーケットが本当にあるなら多少時間は掛かっても何とかなります。
チャレンジすることを強くお勧めします。

とは言えマーケットを約束されたフルコミ募集人職ってのが無いですが。。。


問題は①②③すべてにネガティブな回答のソリシターさん、
反発、炎上を承知で言いますが、職業を貴賎していませんか??

「募集人職だけはなりたくない」、っと。


メーカーと販売代理店は共創関係で、運命共同体です。
役割の違いがあるだけで、お互いに必要な仕事です。

その相手を心のどこかで下に見ていませんか?
表向きは諂って営業してますが、内心は見下してませんか?

私のソリシター時代も、募集人時代でも、募集人職を下に思っている(にじみ出ている)担当者がいました。むしろ多数派ではないかと。

これを読んでいただいている皆さんは違うかもしれませんが、
保険会社の総合職、ソリシターは
・販売代理店より偉いのでしょうか?
・販売代理店より立場が上なのでしょうか?
・保険会社社員は募集人より安全安心、安定した立場なのでしょうか?
・仮にメーカーがなんらか優位だとして、あなた自身が優位なのでしょうか?
・仮に優位だとしてそれは人間的に優位なのでしょうか?
・大企業に勤めることが人として偉いことなのでしょうか?
・学歴や年収、これで人間の優劣は決まるのでしょうか?

保険会社の看板、そこに所属する自分に勘違いし、無意識・有意識か言動ににじみ出ていることから周囲の信頼を得られず、成績も上がらない、そんな担当者を何人も見てきました。

募集人の対応が悪いからそう思うのは仕方がない、ではないのです。
その根本原因があなたにあるかもしれないのです。

もし、わずかでも心当たりがあるなら、まず自分の心の奥底にある本音を見つめてみましょう。

嘘偽りない本音をいったん直視しましょう。

その上でどうしてそう思うのかを掘り下げましょう。


自分には出来ない、やると失敗する難しい業務を生業にしている職種が募集人職だと認識を変える、これが最低ラインです。

やりたくない、なりたくない、で終わらせるのではなく、実際にもっと詳しく掘り下げて募集人職を知ることが必要です。
これは第1回目にも書いた人として、に通じるお話です。

募集人職を理解する努力をしてみてください。

募集人職の楽しさ、苦しさ、悩み、やりがい、課題、信念、現場での詳細な心の機微まで、募集人職の優位性は?大変な点は?この仕事の価値はどこにあるのか?などなど詳しく聴いて下さい。

人は、知らないものを怖がります。
知りましょう、もっと詳しく募集人職を知る努力をしましょう。

本当は直接販売の募集人経験が得られれば1番早いですが、なかなかできません。
(各社が出向制度など拡充し、現場の募集人経験を踏まえたサポートを行うよう仕組み化する方が良いのですが・・・)

今のあなたにできることは、担当する募集人、その人への興味を持ち訊いてみることです。

業績数字しか見てないと興味は出ないでしょう。業績も大切ですが、それ以上に目の前の募集人に興味を持って接することがあなたのスタンスを変える一番の近道になります。

これまでにも色々な対応通じて募集人見て、聞いているとは思います。

大事なのはあなた自身の目と耳と心で、興味を持って掘り下げて知ることです。

あなたが募集人へ興味を持ち、実際に自分が出来ないとしても募集人だったらどうするか、を考えられる思考がとても大切です。

このスタンスで真剣に向き合ってくれるソリシターは、募集人から間違いなく一目置かれます。それは私の経験からも間違いなく断言できます。

上でも下もありません、互いに尊重し、プロとして気持ちの良い仕事が出来るよう意識を変えてみて下さい。

あなたが興味を持って行動を変えればきっと何かが変わります。

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いかがでしたでしょうか。
以上が前半のパートでした。

後半、ソリシターが保険を好きでは無い理由へ続きます。


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