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【goodな仲間 #15】ニニニさん
【goodな仲間 #15 】ニニニさん
今回のgoodな仲間は、渋谷区神宮前に位置するみんなが集まる場、ニニニさんです!世界中からお客さんが集まるニニニさんの魅力を紹介します。
今回は立ち上げメンバーであるトモさんとTinyさんにお話を伺いました!
ニニニについて
ニニニとは
![](https://assets.st-note.com/img/1717067766607-bKXgCvWmt0.jpg?width=1200)
ーーー ニニニさんのご活動内容とコンセプトについて伺いたいです。
トモさん:飲み屋です(笑)。ニニニは渋谷神宮前にあり、みんなが集まる場として、2022年2月22日にオープンしました。そうですね、いろんなアーティストたちが自由に表現できる場を設けながらも、一軒家で一階と二階で分かれたお店なんですけど、一階でゆるく美味しいお酒を楽しみながら、たまに2階でアートを展示していたり、ワークショップしたり、音楽ライブをやっています。コンセプトですとうちらは循環というワードを使っておりまして、ここで生まれた出逢いによって、お客さんとうちらでもお客さん同士でもみんなが何かしらの刺激を受けてその後も色んなところで色んなものが生まれていく、そんな循環する空間を作れたらなっていうのがうちらのコンセプトです。
ーーー 個人的に結構行かせてもらってるんですけど、未だにニニニさんの正しい呼び方がわからなくて…
tinyさん:これはあの、読み方は何でもいいかなって感じで決めました(笑)。そのさっきちょっと紹介した2020年2月22日、プラス2時22分にオープンしたんです。で、お店の名前が一向に決まらなくてどうしようって言ってたらなんか二ニニでいいんじゃないかってなって、もう他にいいアイディアがなかったんでそれにしようってなって。読み方は“ににに”でも良いし、まあ昔からの日本の一二三四の“フフフ”でも良いし、まあ海外の方だったら“two two two”とか“トリプルtwo”とかなんかそういうのもいいねって言って。何でもいいかなって言ってて。
トモさん:ニャンニャンニャンって言う人もいて。
一同:(笑)
ニニニさんの good history
![](https://assets.st-note.com/img/1717040407005-Bdol7BPWIk.jpg?width=1200)
ーーー 活動を始められた経緯について伺いたいです。
Tiny さん:始めたきっかけは面白い場所を作ろうって何人かで話して、なんかお店っていうか色々な面白い人が集まったり。
トモさん:分かった!最初はガレージみたいな場所を探していたんですよ。こういうガレージで、最初のメンバーがものづくり好きだったんでなんか色んな作品を作ったりして。そしたら冷蔵庫があって自分たちの好きな酒があるんだけど、こいつら何やってんだろって覗き込んだときに、一杯飲んでく?みたいな感覚で通った人に声かけながらみたいな。そういうアートスペースあったらおもしろいよねっていうのが結構僕の頭の中に最初にあったイメージで。故に楽しい場所を作ろうってなたのが、気がついたらいきなり飲み屋になってたって感じです。
ーーー ありがとうございます。次に、三年間の営業に込められた想いについて教えてください。
Tinyさん:三年というのは元々、ここを借りるときに三年で定借だったんですよ。古い建物なので建て壊すかもしれないというので。終わりが決まってたのでちょうどみんなでビジネスというよりは面白いこと始めようって言って始めた場所だから、ずっと続けるのは難しいというか…。人それぞれの人生でまた新しい事始めたり引っ越したりもあるので三年ってちょうどいいかなっていうので。その三年の中でやりたいこと詰め込もうって感じで三年に決まったという感じです。
ーーー お店をやるにあたって最初苦労されたこととかってありますか?
Tinyさん:ありました、いっぱいあるけど(笑)。私が一番大変だったのは、(元々)2月22日にオープンするっていうことを決めてて、なのに私以外のメンバーがみんなルーズすぎて進まなくて…。で、やっぱお店を始めるまでにいろんなやらなくちゃいけないことがあって、工事もあるし仕入れとかあるしって中で、なんかもう絶対私は22日にオープンしたいから、そのいろんなトラブルとか立ち向かって毎日対処してたけど…。一番苦労したのはそれかな。
トモさん:契約が決まってから3週間ぐらいで無理やり営業まで持ってった人なんでそこらへんはパワーがすごいなあと。色々勉強になりましたね。
ーーー トモさんは苦労した点など何かありますか?
トモさん:苦労ですか、あの、酒が本当に好きなので、目の前に人がいない時に自分が大好きなものが並んでいるのを我慢するにはまず大変だった。
一同:(笑)
トモさん:人が来てくれて楽しくなって一緒に飲んでるけど、一応店の人間であるというこの葛藤はいまだに苦労しているかもしれません。はい。(笑)
Tinyさん:そんなね安いお酒ばっかりじゃないから(笑)、ずっとトモが飲みすぎて私が怒ることもありますね(笑)。
トモさん:間違いないです。
トモさんとTinyさん
お二人が活動される中で感じられたニニニの魅力
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ーーー ご活動される中で感じるニニニの魅力について教えてください。
トモさん:魅力か…。色んな人が来るんですけど、ジャンルはバラバラなんですけど、共通にいいなって思っている言語が似ているので、全然違う畑の人達だけど、故に仲良くなれたりとか。新しいアイディアが生まれるのがここの魅力の一つかなと僕は思います。
Tinyさん:私が思う魅力は来る人がよくいうのが本当におうちみたい、家みたいって言ってて全然お店っぽくないというか。例えば長野出身の子がここ来ると長野に帰った気分になれるとか言われたり。私のことも東京のお母さんとか言ってる人もいるし。ご飯とかもたまに出してるんだけどなんか本当にお母さんのご飯みたいな、そういう素朴さにホッとする感じが魅力になってて。みんなここにきて癒されてるのかな、楽しんでるのかな。くつろいでいるような感じですね。
これまでのご活動におけるターニングポイント
ーーー 活動におけるターニングポイントについて教えてください。
トモさん:そうだなー、ターニングポイントが多かったから始めた場所でもあるかな。
Tinyさん:でもなんか毎回ピンチみたいな。ターニングポイントかはわからないんですけど、結構大きい出来事として、(最初)四人で始めたんですけど二人が熊本に移住していなくなったタイミングがあって。それまでは四人でやってきたから楽な部分もあって。抜けた二人が魅力のある人たちだったので穴が大きかったし、二人で運営しなくちゃいけないし、ってなったときに不安もあったけど、自然と周りの友達とかここに来ている人がお手伝いするよと言ってくれて。自然と補ってくれる人が常にいたりとか、そういう感じで毎回色んなビックイベントがあったり、ピンチがあっても乗り越えていけてるから、なんかこれっていうターニングポイントは思いつかないかな。毎日がターニングポイントだね。
ニニニさんと渋谷
お二人が考える渋谷の良いところ
ーーー お店が神宮前にあるということで、渋谷で生活していて渋谷いいなって思ったりすることってありますか?
Tinyさん:結構渋谷って中心地でなんかガヤガヤ、わいわいしている人がいっぱいっていうイメージがあるけど、私が住んでいるところとかニニニの場所ってなんかそんなにすごいガヤガヤしているわけではなくて。結構おちついていて、村みたいな感じじゃない?みんなで神輿担いでお祭りもするし。
トモさん:そうだね。だから思ってたより思いやりのある場所もあるってことだよな。
Tinyさん:人情みが溢れた街だよね。東京って実はどこもそんな感じがする。あと結構渋谷区は若い人が多いからすごい新しいものがどんどん生まれたりとか若い人と結構昔からいる人が交われる場所で、さらに海外から来る人と日本の人も交われるそういったミックスできる場所っていう意味で面白いなと。うちのお客さんの層も0歳から70数歳までいるし。
ーーー (客層が)だいぶ広いですね!
トモさん:出身でいうと九州の方とかも結構いるんですけど、どっちかというと外国人でフランス人の方とかも結構いますし、たまにブラジル料理フェスとかもやったりします。なのであまり想像してる外国っていう外国人じゃない人も、最近だとジョージアとかモロッコとかもいますね、ほんとに幅広いです。
ーーー そういった方々は日本に住んでらっしゃるんですか、それとも観光ですか?
トモさん:半々ですね、口伝えとかで。
Tinyさん:おそらく、うちの店って入りにくい雰囲気もあるんですよ。看板が分かりやすく出てないっていうか。お店なのかなってなっちゃうと思うんです。でも海外の方はガンガンやってくるんで、お店か分からなくても入ってくる人も多くて。色んな国の人が来て凄く楽しいです。ちなみにリヒテンシュタインっていうスイスとオーストリアの間にある全人口で3万人ぐらいのちっちゃい国の人が来て、レアで嬉しかったです。
渋谷がもっと良い街になるためのアイデア
ーーー 渋谷がもっといい街になるためのアイディアはありますか?
トモさん:今日まさに渋谷を散歩してきたんですけど、みんな決まった場所しか決まった道でしか行かないのが都会のあるあるだと思うんですけど、ちょっと道外れたときになんだろうって思うような場所が増えたりとか、そういった所の楽しさを感じれる人たちがちょっと外れて歩いてみようっていう、無駄を楽しめる人が増えたらあんなに一点集中しなくても良くなるのかなって思いますね。
これからの渋谷とニニニ
ーーー 最後に渋谷という町、そしてそこに根付くコミュニティにおいてこれからお二人が何か期待してることとか展望とかってありますか?
Tinyさん:いいコミュニティって2つあると思っていて。1個は多様性、渋谷って多様性そのままだし。もう1つは私たちのコンセプトでもある循環かなって。ずっと同じことやってても、新しい人が来てとかどんどん変わっていかないとそれが腐っていっちゃうので、そういう意味では渋谷って多様性だし、色んな人が来る。海外からも1番注目されてる街だと思うから、いいコミュニティを作りやすい街だと思うし、日本の玄関でもあると思うんですね。渋谷でいいコミュニティが出来ていくと日本自体が良くなっていくんじゃないかなと。渋谷にいいコミュニティが沢山出来ればいいなと思ってました。
トモさん:出会う人出会う人が、集団で会うと渋谷とかって自分を出しすぎちゃダメっていうのがあると思うんですけど。1体1で話すとみんな何かしら特別なものは持っていて。それを出せる環境がもっと自由に増えたら、もっとイケてる日本になるのかなって感じはあります。
ーーー 循環っていうキーワードって、おふたりの人間力の延長で循環してる感じだと思うんですけど、どういう所がお二人の原動力になっているのかなって気になりました。
Tinyさん:原動力は愛ですね。二二二に愛しか感じない時があるけど。人生の短い中で自分が何をしたいかって考えると、いい世界を少しでも作りたい、自分の人生とか、人ももっと良くなったらいいって言うそういうのが全部の原動力にあるから。今二二二をやってて今みんなに伝わってて、二二二が無くなってもそういうのが広まっていくんじゃないかなっていう展望があります。
イベントについて、告知情報
ニニニのイベント
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ーーー色んなイベントやられてると思うんですけど、1番印象に残ってるものありますか?
Tinyさん:1番印象に残ってるのは、一人旅で山梨から東京来た中1ぐらいの女の子がいて、ギターやってたからうちでライブすればって私が言って、人生の初ライブが15歳でうちのお店でやって。感動して泣いてる人とかもいたんですけど。しかも一人旅中だから投げ銭宜しくとか言って3万円ぐらい貯めて、帰りました。
ーーー凄いですね!女の子1人でですか。
トモさん:その子は今、高校生ながら劇団を高校生だけで作っていて。脚本とか場所押えなどやって、この前初舞台もやってるイケてる子なんですよ。
Tinyさん:そういうイベント、人生初ライブをやってっていうのが印象に残ってるけど、でも色々やってて。アーティストさんの展示とか、たこ焼き食べ放題イベントとか餃子食べ放題イベントとか友達がやってくれたり。若い女の人が、今日ご飯ありますかって言って、たいにーめしって読んでるんですけどお袋の味がするらしくてそういうのを求めてお店に来たりします。BARっていうかみんなのおうちみたいな。東京の実家みたいな。
今後のイベントについて
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Tinyさん:月に一回のミートアップでは、海外のクリエーターやアーティストがたくさん集まります!日本人もいますし、英語喋れない人でも参加できます。一人で来て不安な人は声をかけてくれたら色々な人をご紹介しますよ!直近は5/31にミートアップがあって、JINNY STREET GALLERYとのコラボでTシャツリリースパーティーをやるのでぜひ!
トモさん:あとそもそも写真家から絵描きからシステムエンジニアとか色んなアーティストが来るから、ちょっと興味あるものがあったらプロがいるので魅力だと思います。
Tinyさん:6月は、音楽ライブイベントや、大人気のキャラクターを作っている光線さんの展示販売会、宮台真司先生もいらっしゃるトークショーイベントなどあります!いろんな美味しいご飯のポップアップなどもちょこちょこやっているので、ぜひ二二二のインスタグラムをチェックしてください。
ーーー 本日はありがとうございました。
さいごに
トモさんとTinyさんが笑顔で迎えてくれるニニニはコミュニティの温かさに触れることができます。またお客さん一人一人の個性を引き出し、実際にイベントを開催するといった目指すべきコミュニティの形があるように感じました。閉店まで一年を切りましたが、取材を行えたことを光栄に思います。トモさん、Tinyさんありがとうございました。
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