【開催レポート】 388 FARM β vol.4
初台と笹塚をつなぐ玉川上水旧水路緑道の再整備に向けた先行企画「388 FARM β」(ササハタハツファームベータ)が定期開催されるようになり、ちょうど1年。エリアビジョンと連動させたテーマ設定、地域団体同士のコラボ、企業との連携など、毎回新たな挑戦が行われています。先日開催されたvol.4でも様々な試みがなされました。さらにパワーアップしたvol.4の様子をご紹介します!
「388 FARM β」とは?
玉川上水旧水路緑道再整備コンセプト「FARM/育てる」に基づいて、地域の皆さんの「やってみたい」という気持ちやアイデアを緑道上で形にするとともに、そのチャレンジを再整備や将来の利活用につなげていくための実験的な催しです。毎回、マルシェ、飲食、ワークショップ、展示、トーク、物販など、多様なブースが集まります。
前回の開催レポートはこちら!
vol.4の特徴は?
毎回新たなテーマを設ける388 FARM βですが、vol.4のテーマは「FACE」。ササハピ認定プロジェクトはじめ、地域内外から多くの出店者が集まりました。vol.3同様、「kids」「play」「school」などエリアビジョンをもとにした横断テーマを設定。それぞれ自律した活動でありながらも、388 FARM βに関わる出店者が目線を合わせ、みんなでつながりながら地域全体の未来をつくるきっかけにしたいという思いが込められているとのこと。
出店者一覧はこちら!
388 kids/こども向けの取り組みがパワーアップ!
前回以上にこども向けエリアも充実。お子さんと靴を脱いで休憩できるスペース、射的や輪投げが楽しめる子ども縁日コーナー、新国立劇場によるユニークな楽器体験コーナーなどが出店されました。
388forest/伐採に向けて樹木に思いを馳せる
こちらの記事でもご紹介していますが、玉川上水旧水路緑道の再整備に向けて、樹木医の診断に基づき伐採される樹木があります。地域住民のみなさんにとって、緑道の木々はとても大切なもの。ただ伐採して終わりではなく、伐採後の樹木の利活用を検討したり、思いをつなげる取り組みが始まっています。
vol.4では「ありがとうプロジェクト」&「初台ハーベストコミュニティパーク」による写真展示とワークショップが行われました。残念ながら雨天により開催できませんでしたが、緑道の樹木についてより深く知る体験型イベントも予定されていました。今後の388forestの活動にもご注目ください!
「よっこらしょ」と腰掛けて。ユニークな休憩所も登場!
vol.4では休憩所も広がりました。芝生を引いて休憩所が拡張されただけでなく、本や映画を楽しめる「よっこらしょスポット」も。赤ちゃんからお年寄りまで様々な方が訪れるイベントにはありがたいエリア!
388仮設FARMのキャストメンバーによる取り組みも!
緑道再整備のコンセプトは「FARM」。本来の「農園」の意味に加え、新たな学びや対話を通して、地域コミュニティや創造活動を「育む」という意味が込められています。コンセプトを体現する活動の一つとして、初台緑道に「仮設FARM」が昨年設置されました。詳細はこちらのページもご覧ください!
その維持管理ルールの検証などを目的に、「仮設FARM」を一緒に利活用する「キャスト」を地域で募集。300名を超える応募者から20名のキャストが選ばれ、実証実験が行われています。vol.4では、そんな仮設FARMの活動についてより深く知れる展示とワークショップが行われました。
これまでの活動もよりパワーアップ!
ここまでご紹介した新たな活動のほかにも、これまでのおなじみのプロジェクトも大進化!
イベント当日は天候が心配されましたが、なんとか持ち堪え、今回も多くの笑顔が溢れる場となりました。今後の「388 FARM β」の活動にもご注目ください!
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