知名度や認知度アップが期待でき店舗立地の悪さを挽回できる!?『電柱広告』
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法令を遵守した公道上に掲出可能な広告媒体である『電柱広告』(電柱看板)。出稿する側にどんな効果・メリットがあるのか、懸念点(デメリット)や出稿費用感、どんな業種・ビジネスが向いているのかについて解説しています。
■見かけたことはあるけど身近ではない?『電柱広告』
販売対象が一般消費者であるBtoC(企業対消費者)ビジネスでは、昔から用いられている『電柱広告』。
消費者として日常生活で見かけることはあるものの、いざ自身の事業・ビジネスで活用を検討しようと思っても、知らないことが多いのではないでしょうか。
この記事では、前段となる電柱について、『電柱広告』を出稿する側にどんな効果・メリットがあるのか、懸念点(デメリット)や出稿費用感、どんな業種・ビジネスが向いているのかについて解説します。
◆そもそも電柱は日本に何本ある?
「わからないもの」を概算するフェルミ推定の代表的な問題として挙げられる「日本に電柱は何本あるか?」。
ここでは、そのフェルミ推定で導き出すのではなく国土交通省のデータを見てみます。
公開されている電柱本数の推移は2016年までとなっていますが、2008年から4年単位で見てみると約25万本、年単位では約7万本ずつ増加している傾向となっています。
ちなみに、電柱には、一般家庭などに電気を送る「電力柱」と、電話などの通信を目的とした「電信柱」の2種類があります。
◆なぜ日本で電柱が増加したのか?
なぜ日本で電柱がここまで増加したかというと、第二次世界大戦後の復興期や高度経済成長期を経て先進国の仲間入りを果たした日本では、一般家庭に白黒テレビや電気洗濯機、電気冷蔵庫という「三種の神器」が普及し、また電話が各家庭に設置されるなど、生活が豊かになりました。
電柱はもともと、戦後復興のために「一時的に」という名目で立てられました。
ですが、上述の高度経済成長期に電気や電話の需要が高まることで、電柱(電力柱と電信柱)を次々と立てて対応しなければなりませんでした。
そういった流れによって、本来は「一時的に」のはずだった電柱が、「当たり前」のものになってしまいました。
■『電柱広告』とは?
『電柱広告』(電柱看板)とは、法令を遵守した公道上に掲出できる広告媒体のことです。
公道上(道路上)に掲出できることで、通行人やドライバーといった「町ゆく人々」の目につきやすく、店舗への道案内や地域生活者への知名度や認知度のアップに効果的とされています。
◆電柱広告の種類と規格
電柱広告には、「巻付タイプ(2枚1組)」と「突出タイプ・掛けタイプ(両面)」の2種類があります。
巻付タイプ(2枚1組)とは、歩行者の目線の高さに掲出するため、通行時や立ち止まった際に目に留まりやすく、人の往来の多い場所に設置すると効果的な看板広告です。
突出タイプ・掛けタイプ(両面)とは、電柱の上部に掲出するため、遠くからでも見えやすいタイプの看板広告です。
そのため、自動車のドライバーや遠方からの歩行者に対する誘導に適していると言えます。
■電柱広告の特徴・メリット
電柱広告を出稿するとどんな効果を得られるのか、主な特徴やメリットは以下の通りです。
◆知名度や認知度のアップに効果的
『電柱広告』(電柱看板)は、さまざまな広告媒体の中でも「公道上(道路上)」に掲出できることが特徴と言えます。
そのため、通行人やドライバーといった「町ゆく人々」の目につきやすく、地域生活者への知名度や認知度のアップに効果的とされています。
◆実店舗へスムーズに誘導が可能
『電柱広告』(電柱看板)の最大の特徴は「視認性の高さ」です。
そして、数十メートル間隔で電柱に連続して広告の掲出が可能なため、例えば店舗へのスムーズな誘導を促しやすいという効果が見込まれます。
◆比較して安価な出稿料金
オンライン・オフライン、デジタル・アナログさまざまな種類の広告媒体がありますが、それらと比較しても安価な料金設定で、お財布事情(予算)に合わせた利用が可能です。
◆掲出するまでの手間のかかる作業を代行
『電柱広告』(電柱看板)を掲出する際には代理店を介することから、その代理店によって生じるメリットもあります。
※『電柱広告』には、法令等により掲出場所や広告内容などに一定の制限があります。また代理店業者によって提供サービスが異なる点にご注意ください。
まずは、デザインや掲出場所のプランニング、取り付けや屋外広告の法的手続といった、手間のかかる作業を一括して対応が可能である点です。
次に、掲出する電柱広告の管理体制が挙げられます。
代理店では定期的な点検を行っており、広告効果を妨げるような立て看板やビラの除去、美観を保つための清掃といったメンテナンスを実施しているようです。
また、計画的に掲出広告の取り替え・塗替再製を実施し、取替え時に広告デザインのリニューアルをすることも可能な業者もいるようです(伴う費用に関しては別途確認が必要です)。
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この続きでは、『電柱広告』の料金例や懸念点、どんなビジネス・業種が向いているのか?などについて解説しています。
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BtoBマーケターより。