無意識に購買意欲を高められる!?『プライミング効果』
あらかじめ受けた刺激によって、その後の判断や行動が無意識に影響される心理的効果であるプライミング効果。メカニズムと活用例、注意点やアンカリング効果との違いについて解説しています。
ご希望の方は、上記画像のクリック先のメルマガフォームに「氏名」「会社名(もしくはフリーランスなど)」「メールアドレス」、「お問い合わせ内容」欄に『プライミング効果』ホワイトペーパー希望、と記載して送信をお願いします。
■『プライミング効果』とは?
『プライミング効果』とは、あらかじめ受けた刺激(情報)によって、その後の判断や行動が無意識に影響される心理的効果を指します。
◆『プライミング効果』の原理・メカニズム
一般的に、人間は意識的に物事を判断し、行動すると思われていますが、実際は顕在意識の働かない無意識下・無自覚で決定し行動することが多くあります。
この心理的効果を『プライミング効果』と呼びますが、上述のあらかじめ受ける刺激を「プライマー」、プライマーによって影響を受ける後続の刺激を「ターゲット」と呼びます。
何らかの情報(刺激)がきっかけになり、人間の脳の中で情報が連想・ネットワークされて、判断や行動に無自覚の中で影響を及ぼす、ということです。
◆『プライミング効果』の代表例
イメージしやすいプライミング効果の例としては、「ピザって10回言って」でおなじみの10問クイズが挙げられます。
プライミング効果は、相手の無意識・無自覚を刺激して求める行動を引き起こすことを目的にして使われますが、指定された言葉を10回繰り返すことで、その言葉が頭に残ってしまうため、誤った答えへと誘導されてしまうというものです。
◆2種類ある『プライミング効果』
日本心理学会国際賞を受賞している東京福祉大学の太田信夫学長によると、プライミング効果には2種類存在するとされています。
●直接プライミング
直接プライミングとは、あらかじめ受ける先行刺激(プライマー)と、影響を受ける後続刺激(ターゲット)が同一のもの。
テレビ番組でビールを飲んでいるタレントを見ていたら、ビールが飲みたくなったというようなケースです。
先行刺激であるプライマーと後続刺激であるターゲットとで、同じ刺激が繰り返されることで起こるのが直接プライミングです。
このケースの場合、ビールを飲んでいるタレント=プライマーで、ビールが飲みたくなる欲求=ターゲットとなります。
●間接プライミング
一方、間接プライミングとは、先行刺激(プライマー)がきっかけになって後続刺激(ターゲット)を呼び起こすもの。
上述の「10問クイズ」のように、プライマーである指定された言葉とターゲットとなる答えは違うものの、プライマーという情報と関連性のある情報を連想する状態が間接プライミングです。
先行刺激と後続刺激は異なるものの関連し連想するのが、間接プライミングとなります。
■『プライミング効果』と『アンカリング効果』の違い
この『プライミング効果』と類似した心理効果に『アンカリング効果』(※)があります。
『アンカリング効果』は、最初に与えられる価格などの数字という情報(アンカー)が基準になって、その後の意思決定に影響を及ぼすというものです。
※『アンカリング効果』の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
価格などの数字に影響を受けるのが『アンカリング効果』、数字に限らない言語情報などに影響を受けるのが『プライミング効果』となります。
■マーケティングシーンやビジネスシーンでの活用例
◆マーケティングシーンでの活用例
この続きでは、『プライミング効果』のマーケティングシーンや
ビジネスシーンでの活用例や注意点について解説しています。
こちらのページをご覧ください!
ご希望の方は、上記画像のクリック先のメルマガフォームに「氏名」「会社名(もしくはフリーランスなど)」「メールアドレス」、「お問い合わせ内容」欄に『プライミング効果』ホワイトペーパー希望、と記載して送信をお願いします。
株式会社SBSマーケティングでは、中小規模企業様、個人事業主・フリーランス様向けに集客やマーケティングに関連したコンサルティングサービスをご提供しております。
■中堅・小規模企業様向けサービスはこちら
■個人事業主&フリーランス様サービスはこちら
ご興味ありましたら、まずはお問い合わせください。
BtoBマーケターより。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?