見出し画像

ラテン語の格言 (06) 「学ぶのに若すぎることは無い」

Nullam aetatem ad discendum immaturam.
 (どんな年齢も 学ぶのに若すぎることは無い)

 この格言は、人生のどの段階においても学びの価値を強調しています。この言葉は、知識と経験を得ることの重要性を、年齢に関係なく肯定しています。
 若年層にとって、学びは自己発見と能力の開発に不可欠です。若い時期に学ぶことは、将来のキャリアパスを形成し、個人の興味や情熱を探求するための基盤を築きます。学校教育はもちろんのこと、趣味やスポーツ、芸術活動など、多様な形での学びは、若者が社会において活躍し、自己実現を果たすために必要なスキルや知識を提供します。
 一方で、高齢者にとっても学びは同じく重要です。年を重ねることで得られる経験や知恵は貴重ですが、新しい知識や技能を学ぶことで、彼らは現代の急速に変化する世界に適応し続けることができます。高齢者が新しい技術や趣味を学ぶことは、彼らの精神的、社会的、さらには身体的健康にも良い影響を与えます。また、学びを通じて社会とのつながりを保ち、自己価値感や充実感を感じることもできます。

Laus nova nisi oritur, etiam vetus amittitur.
 (新しい賞賛が生まれなければ古い賞賛も消えてしまう)
 ※シュルスの金言集より

Melior est certa pax, quam sperata victoria.
 (期待される勝利よりも確実な平和のほうが良い)
 ※リウィウスのローマ建国史より

Omnia munda mundis.
 (清い心の人には すべてのものが清い)

Semper bonus homo tiro est.
 (初心忘るべからず)
 ※原文直訳は、「よき人は常に初心者」

Amor tussisque non celantur.
 (愛と咳は隠せない)

Ubi concordia, ibi victoria.
 (協調するところ勝利あり)

Fames est optimus coquus.
 (空腹は最良の料理人)

Ratio quaedam lumen vitae.
 (理性は人生の灯り)

Omnium rerum principia parva sunt.
 (どんな物事でも 始まりは小さい)

Disce libens.
 (楽しく学ぼう)

Ignis aurum probat, miseria homines.
 (火は黄金を証明し 苦難は人間性を証明する)

Certa amittimus dum incerta petimus.
 (不確かなものを求める間は 確かなものは得られない)

Ignis nutritur vento, restinguitur vento.
 (火は風で養われ 風によって消される)

Nullum esse locum sine teste.
 (壁に耳あり 障子に目あり)
 ※原文直訳は「目撃者が居ない場所は無い」

(2010年1月3日から1月17日)

学ぶのに若すぎることは無い

続き
ラテン語の格言 (07) 「間違えたのは人間だから」 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?