選手のリクルーティングで大切にしたい考え方【山谷拓志】
こんにちは、静岡ブルーレヴズ代表の山谷です。
前回の投稿から少し間が空いてしまいました💦
前回の続編として、今回は大学生の皆さんに「静岡ブルーレヴズが選手のリクルーティングで大切にしたいこと」についてお伝えしたいと思います。
1.広く門戸を開きオープンであること
リーグワンDiv.1のチームへの入団は狭き門かもしれません。Div.1の12チームが毎年新卒で5人程度採用したとしても、1年に60名の採用枠しかありません。そう言ってしまうと、限られたごく一部の選手だけにチャンスが与えられるのかと思われるかもしませんが、静岡ブルーレヴズでは広く門戸を開き多くの選手の皆さんにチャンスを提供したいと思っています。もちろん誰もが入団できるわけではありませんが、ポテンシャルがあり熱意のある選手にはトライアウトなどの機会を提供します。
2.しっかり等身大の情報を発信すること
大学を卒業してリーグワンでもプレーを続けたい、と考えた時に皆さんはどんな情報にアクセスしますか?ラグビーマガジンだったりチームのオフィシャルWEBサイトあたりでしょうか。でもそこでは大学生向けのチーム入団に関する情報はほとんど目にすることが無いでしょう。おそらく皆さんはそのチームで活躍する先輩だったり、所属チームのコーチや同僚にいろいろ話を聞いているかもしれません。静岡ブルーレヴズでは興味がある選手や入団を希望する選手に対して、嘘や偽りのないきちんとした等身大の情報を提供したいと思っています。
3.選手の能力や可能性をきちんと見極めること
大学4年生の時のパフォーマンスが決して選手としての実力のピークではありません。トレーニングや意識の持ち方などで30歳を過ぎても成長するアスリートは珍しくありません。大学時代にレギュラーでは無かった選手が、社会人になり成長して試合に出場し、さらには日本代表に選出される選手は実際に存在します。現時点での実力や能力はもちろん一つの評価の対象にはなりますが、静岡ブルーレヴズでは将来の可能性やその選手が持つ能力をしっかり見極めて選考をしていきたいと考えています。
4.常にチームの魅力を高め続けること
皆さんはどのようなチームに魅力を感じますか? 今強いチーム、これから強くなりそうなチーム、給料が高いチーム、優秀なコーチがいるチーム、憧れの先輩がいるチーム、練習施設が立派なチーム、そのチームのラグビー戦術、試合に出場できる可能性があるチーム、住みやすい街にあるチーム、ラグビー以外の仕事が面白そうなチーム(会社)、選手引退後のキャリアが用意されているチーム、プロ契約ができるチーム、ファンが熱いチーム、などなど…
これらの何に一番魅力を感じるのか、何を一番大事にするかは人それぞれであり、また様々な話を聞いたり情報を得たりすることでその都度優先順位が変わることもあるでしょう。選手の皆さんににおいては、いずれにせよしっかり考えて軸を持つこと、そして自分自身で判断することが大切だと思います。他人に言われたから…と決断してしまうと後悔することもあるかもしれません。
静岡ブルーレヴズとしては、正直現時点においては全てにおいて魅力的であると言えないと思います。しかしながら、強く愛されるプロフェッショナルラグビーチームとなるべく、日本一となる強い意志を持ち、学生の皆さんにとってそしてファンの皆さんにとって魅力的なチームとなることを常に目指し続けます。
ということでこの選手リクルーティング事務局のnote、次回からはスタッフの皆さんの選手リクルーティングにかける思いなどを綴ってもらいたいと思います!