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Robo Blocksって実際何が学べるの?!その2【ミワ ムラタのRobo Blocks奮闘記】

こんにちは!Robo Blocksチームのムラタ ミワです。前回は、Robo Blocksを使ったプログラミング体験で、実際何が学べるのか、についてご紹介しました。自身のかけ算九九プログラム作成から見えた、その学びの奥深さは、非常に驚くべきものでした。プログラミングの知識やスキルにとどまらず、プログラミングの楽しさや論理的思考といった、自ら考え実践するからこその学びが、そこにはありました。
 
今回は、Pepperならではの要素をご紹介できればと思います。

センサーを使ったコミュニケーションの面白さ

かけ算九九プログラムの制作過程で、Pepperならではの面白さの1つに気づきました。このプログラムでは、言葉の聞き取りや、頭や手などのタッチセンサーを使ってみました。Pepperは、指定した言葉を聞き取ることができます。頭や手にはセンサーがあり、触られたことがわかります。面白そうで、実は、肝心の九九の出題ロジックの作成前に、ついつい聞き取りやセンサを使う部分から作り始めてしまいました。プログラムをPepperで動かしたときに、自分の言葉を聞き取って応答してくれたり、頭や手を触って反応してくれるのは、やっぱり嬉しいものです。Pepperと携わって早◯年のわたしですら嬉しいので、子どもたちにとっては格別じゃないでしょうか。Pepperとコミュニケーションできる体験は、プログラム学習の1つの楽しみにもなります。

学校や地域社会のリアルな課題への取り組み

さらに、Pepperという「存在そのもの」に着目すると、プログラミングの学習だけではなく、実際に社会に貢献できる可能性が広がります。Pepperは知名度が高く、ありがたいことに、愛されるキャラクターに成長しました。Robo Blocksで作成したプログラムは、クラス内はもちろん、校内や地域社会で試せる可能性があります。ここで2つ事例をご紹介します。

まずは、給食のフードロス削減に取り組んだ事例です。こちらは高校生の取り組みですが、メンバーの母校の中学校に協力してもらい実証実験を行っています。実証実験からの自らの気づきや、体験した中学生からのフィードバックが得られただけでなく、結果、実際にフードロスを減らすことにも成功しています。

続いて、医療現場の負担を軽減すべく、Pepperを活用した事例です。実際に医療現場の方からヒアリングし、課題を抽出。出来上がったプログラムは、病院に置かせてもらい、実証実験を行っています。

このように、学校や地域社会の課題を、「Pepperを使ってどう解決するのか」、という取り組みにも挑戦することができます。自分の作ったものを実際の現場で使ってもらい、フィードバックを得る体験は、子ども達にとって、貴重な学びになるのではないでしょうか。
 
わたし自身、自分が携わったPepperのアプリが、お店でお客様に使われているのを見たときは、なんとも言えない嬉しい気持ちになります。また、プロジェクトルームで何度も検証したにもかかわらず、面白がってもらえなかったり、使いづらいポイントを発見したりしたこともあります。
 
子ども達も、きっと、自分達の想像や、教室の中の実験だけでは気付けなかった、気づきが得られるのではないでしょうか。そして、使ってもらう喜びは、さらなる探究へのモチベーションにもつながると思います。

まとめ
プログラム作成の挑戦と、これまでの子どもたちの取り組み事例からわかった、Robo Blocksを通して得られる学びはこの5つ。
 
その1 プログラミングの面白さの体験
その2 プログラミングの考え方、論理的思考の習得
その3 プログラミングの知識やテクニックの習得
その4 センサーを使ったコミュニケーションの面白さ
その5 学校や地域社会のリアルな課題への取り組み
 
子ども達にぜひ体験してもらえたらと思います!!

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