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【STREAMチャレンジ2023選択テーマ「災害時の被害を減らす」相談会のご紹介】

みなさん、こんにちは!Pepper 教育チームです!

今回は、STREAMチャレンジ2023の選択テーマについての相談会が
実施されましたのでその模様をご紹介します。

STREAMチャレンジとは、次世代を担う子どもたちが、ロボットやAIなどの最先端テクノロジーを活用して社会課題に取り組み、社会実装に挑戦する探究的アクションを社会全体で応援するプロジェクトです。

今回は、LINE株式会社様ご提供の選択テーマ「災害時の被害を減らす」で、エントリーを検討されている浜松聖星高等学校と岐阜市立則武小学校のみなさんに、相談会に参加いただきました!

まずは、LINEさんよりLINEのプラットフォームを活用した防災の取り組みについてご紹介いただきました。その後、参加したみなさんがエントリーに向け疑問に思っていることや検討の方向性、実社会での現状・課題について、LINE株式会社の福島さん、米倉さん、東さんに直接質問していただき、回答・アドバイスをいただきました。(弊社長﨑からも一部回答)

参加者のみなさんは、


  • STREAMチャレンジに挑戦したいが、何から始め、どのように進めればいいかわからない。。。

  • 実社会で活躍されているLINEさんの取り組みをより深く知り、どの様な点に着目、配慮し実装に至っているのかを知ることで自分達の考えたプランをより具体的にするヒントになるのではないか。

この様な思いで参加してくださいました。

いくつか質問と回答をご紹介しますね♪


浜松聖星高等学校のみなさん
災害の情報をPepperのタブレットに反映したいと考えていますが、
他のサイトの情報活用について悩んでいます。

福島さん:
災害情報がAPIで取得可能であればPepperに情報を送ることができます。例えば、LINEも参画しているAI防災協議会も検討している「避難所のAPI」活用を模索するのはどうでしょうか。この会の後で、APIについて共有しますね。

※共有された避難所API
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#skhb

※AI防災協議会の取り組み
https://caidr.jp/data/2021-11-30press.pdf
https://disaana.jp/SOCDA/

浜松聖星高等学校のみなさん
LINEで通報などにより集まった情報は、一般に対してどの様に開示しているのですか?

福島さん:
例えば自治体が導入している、道路等の不具合をLINE公式アカウントから通報できるシステムについては、情報は直接行政に入るようになっていて、自治体において一般公開はされていないと思います。

災害時は地域によって異なりますが、市の職員・消防団向けと、市民向けの2つに分けて情報を共有しているケースがあります。これらの情報は復旧のための施策検討に活用されています。
消防団にとっては大切な情報であるが一般の方には公開すべきではない情報などもあるため、市民向けの情報とは区別が必要な場合があります。神戸市では住民が投稿した防災情報を住民間で共有していますが、阪神淡路大震災の教訓から、情報共有をいち早く実施したいという意向が強いためです。

長﨑:
ロボットやAI活用で、イメージが湧かない場合、ロボットを触る前、後の時間にロボット以外のところで、触った人間の行動の変化やどうだったら便利と感じるのかを考えると、新たな視点が見つかることがあります。ロボット以外のツールや環境との組合せでも問題への解決のヒントがあるかもしれません。


則武小学校のみなさん
Pepperの特徴を活かすために、Pepperならではという観点でできることはありますか?

長﨑:
人の形をしていることでみなさん自然と近寄ってきてくれたり、
話しかけてくれる、触ってみたくなる、Pepper自身もしゃべれる、
ディスプレイに画像を表示することができることなどが特徴です!

Pepperで人を惹きつけディスプレイに表示させたQRコードから他のHPに飛べるようにするなど、必要としている情報を提供するのは面白そうですね!

先生:直接伝えることだけでなく、間接的に伝えることもできるね〜!

アドバイスを受けて生徒さん同士で今後どのように活かしていけるか、
時には先生も交えながら仲良く意見交換をしている姿が非常に印象的でした✨


ほんの一部のみの紹介になってしまいましたが、和やかな雰囲気で多くの質問が飛び交い、自身では知る事のできない貴重なお話をたくさん聞くことができました。
私自身も多くを学ぶことができ嬉しく思います♪

以下、浜松聖星高等学校のみなさんからいただいた感想を紹介します。

「初めて取り組むため、右も左もわからず先が見えない部分もありましたが、相談会の時間を通して、自分たちだけでは想像もつかなかったことを知ることができ、とても有意義な時間になりました。LINEさんの普段の災害に対する取り組みやその中での工夫を知って、自分たちの着眼点の見直しや作品完成までの道筋が明確になりました。」

「いただいた情報を元にして、社会をよりよく出来るPepperを開発したいと思います!」

前向きなご意見もいただき大変嬉しく思います♪


【Pepperブログ編集部】
https://note.com/sbr_pepper

【STREAMチャレンジ2023 相談会のご紹介 選択テーマ:移動弱者をゼロにする 】
https://note.com/sbr_pepper/n/n262a0f40b59a