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僕らの知らない世界の秘密

仕事なんかで色々とデザインやらを成立させていこうなんて価値観で生きてるとプライベートで欲しいと思うものは盛大に逸れていく。

我がスタジオではダサい灰皿が大量にあり、今やこれどうっすか?と世界中で見つかるダサい灰皿が情報をいただけるまでに至る。渋くてかっこいいものではなく、ダサいものでなければいけない。バランスなど取れていないようで世界に通底する共有値的美ではなく、独自の存在の主張が際立った「それはお前だけしかできないことだ」みたいなもの。

世界は美しく整えられ過ぎていて退屈になる。その一翼を担う仕事でもあるので複雑だが、漫画家とかの仕事場とか誰かの自分だけの空間みたいなものが大好きだ。世界の当たり前から切り離された、その人の濃度120%の空間。

この画像の額と絵も古道具屋で積まれていたもの。なんとも言えないモチーフ群。お店は額を売ってるつもりだが、この絵ありきで素晴らしい存在感をその店で放っていた。世界のどこかで生み出され海を超えて京都の古道具屋に行き着き、今僕のアトリエに鎮座している。

この前、これすごい良くない?と友達から送られてきた映像は「最もダサい服の人は飲み代無料」という遊びだった。なんという視点。最高だな。当たり前を逆手にとって遊びきる。本当ダサくて最高で爆笑してしまった。普通の服着て飲み会行くより、このような遊びが入るだけで記憶に残る時間が生まれる。

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