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ぬえさん4人体制と新人に教えることの話

一つずつミッションを完了していく。
納品や展示の準備、遠方でのワークショップだったり、並走して引っ越しの準備にこんこん開業準備。9月にバタバタ終え、気がつけば10月も三日もたっている。明日のトークイベント(なんと100人越えの来場!!)を終えると直近でキャーキャーなる催しが落ち着く。

本日より、ぬえは木屋町スタジオを離れ、二条城南東の式阿弥町は、こんこんへ引っ越しを完了した。そして1日には超急だけど新卒が1人増えた。これで松倉含めて、ぬえさんは4人体制。この一年で3人増えたことになる。

何してんねん俺。まぁいいけど。安定稼動前で、お金はフラフラ不安定だけど、究極の危機にこそ(いうほど危機ではないけど)人は進化する!って今日読んだ漫画にも描いてあったし、進化しろ!俺!と自分で自分のケツを叩く。

そんなこんなで色々な出来事が巻き起こった9月。10月は人を増やそうと決めていた当初の座組が完成したので、これを育てていく。
なので就業規則とか会社として用意しておかないといけない書類を教えて、わからなそうなところは口頭で説明する。

新人に最初に教えることはサボり方だ。
社長何してんの?ってなるだろうけどサボるって自分でコントロールするオフのチューニング方法だ。これを知らないでキャリアを積んで心身ボロボロになっていく人を20代後半から今日に至るまでたくさんみた。そこでぶっ倒れるとリカバーするのすごい大変なのも知っている。なので最初に教えるのはサボる方法だ。ベホマとはいかないけどホイミぐらいは覚えとかないと大変なのが社会人。ホイミを教えている。

次にお金について話をする。半年に一回面談というなの価格交渉があり、自身の年棒を打診する。僕が何を見て評価しているかの指針も伝える。いくら稼ぐかではなく(それがその人目標であればお金で見る)、あなたが向き合った案件、そこにある関係性、そこから生まれたアウトプットという面で過去を評価します。残り半分はそれら経験を踏まえて、自分は次どのステップまで登れるかの宣言でもって年棒をあげる。もしプライベートで挑戦したいことがあり、そちらの方に注力したければ半年年棒を下げて労働分配を減らして頑張りたいって場合は年棒を落とす交渉もできる。お金を軸に考えず、お金を使って自身の価値を高めて欲しいと思っている。

まぁこれも実験的な給与査定方法だけど、世の中にある方法を見てどれも腑に落ちなかったから自分で決めてやってみている。1年ほどの運用だけど、自分のことを考えるきっかけに年棒交渉というものが作用しているような気がしている。年棒300万だった人が年棒1000万宣言することもできる。払えるかは置いといて、その700万アップの理由と根拠と可能性が真っ当であれば僕はその人の可能性に投資したいなと思っている。もしこういうシナリオが発生したら、わいの年棒打ち下げて対応するしかないけど。でも給料はコツコツ誰かの評価で上がるものではなく、半分は自分への可能性の期待に挑戦した結果で上がるものだということを覚えておいて欲しいなと。

あと、自分の価格をわかるプレイヤーであって欲しいという願いがある。
自分の価格を交渉できないと今後、サバイブできないと思っている。
お金の話は大事である。お金の意味も大事である。
それらを理解した人たちが育ってくれると、素敵なんじゃないかなと思っている。

うん、眠いから寝る。明日はトーク。
怒涛の日々のフィナーレを飾って紅葉と思います。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。