人間以外と出来が悪い。

年末は少し落ち着かせてしっかり休もうと思っていた1ヶ月前に自分に謝りたいほど忙しい。なんだかんだ楽しそうなものに飛びついている。休むにも技術がいると最近は痛感する。

とはいえ、ひどく働きすぎなわけでもなく、1日人がこのくらい働いていたらいいだろうという物量から少し少ないくらいの時間だろう。実際、デスマーチのときなんざ、人としての営みの一切を切り捨ててワーカーズハイのようなハードコアばちばちかけた環境で篭ったりしていた。

俯瞰してみると意外とそっちの方が生産性もよくないし、できた感があるだけで一夜漬けで教科書を汚して、勉強した感じに満足しているだけのような気がして、ここ一年、そういう事態はできるだけ起こらないようにしている。

ようは仕事にがっつきすぎない。適度に働き、人として生活せよという特徴のない目標である。しかし、この普通に生活するというのが難しい。常に面白そうな相談は舞い込むし、なにそれなにそれ？と心が尻尾を振ってしまう。

なんとなく、この手の鳴る方へ的な感触まで捨ててしまうと蝋人形の労働人間みたくなってしまいそうで尻尾を振ってでかけてしまう。あんなことできる、こんなこと面白い、こうなったら超ダサい！というように入り込んでしまって、気づけばスケジュールがどんどん埋まっている。

しっかり休むことも大事なんだけど、それがなかなか難しい。やりたくない仕事であれば、土日忘れることもできるだろうけど、ありがたいことにやりたい仕事しかこない。土日の休めるだろう時間にぼんやりそれらを考えて頭を使っている。

たまにはがっつり休まないと！！とゲームを起動すると、それこそ5時間くらいぶっ続けでやってしまい、そちらの方が疲労感がすごかった。休むのが下手だと痛感する。なんかこうカレンダーみたいに鮮やかに思考が切り替わればいいのに、アレヤコレヤ考えることは地続きになっている。

しっかり休む方法は意外とどこにも載ってないし、誰も知らない。
人間意外とできが悪い。