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SNS担当者の悩みに応える結果が出やすいnote運用の方法

うちの会社ではプロジェクトにnote利用をお奨めるすることが多い。理由はシンプルで「より人が多いプラットフォームで発信する方が接触率があがる」から。だったらTwitterランドでもいいんじゃない?となるので、Twitterもしっかりやりましょうとなる。完結に言えばやれるものは全部やろうというのが正しい。

リアクションも少ない、これってやる意味あるの?

なんてことはよく起こる。時間がなくて…とか、効果が出なくて…という声は基本的に必ず上がる。無名でも有名でも同じようなリアクションが起きる。その度に「だったら努力をあきらめますか」と返している。

あなたは異国に住み始めた無名な人。それは企業でも個人でも同じ。
普段、私たちの暮らしてる中で自分自身のポジョションを築いている。会社の偉い人だったり、家事と子育てを頑張ってたり、すごい実績をもってたり。そういうものは無意識に把握して自分というものをリアルな世界で認識している。

しかし、note王国もTwitterランドもあなたが住む世界とは違ういわば異世界である。その国ではあなたが何者で何をなしてきたかなど知る由もない。お散歩して横切る知らない人と同じくらい存在はないに等しい。

そういう異世界設定でリアクションがない、と嘆くのは初期設定の理解ができていないケースだ。リアル世界ではそれなりにリアクションされてたのにデジタル世界では無風。そりゃそうだ。誰もあなたのことなんか知らないのだから。だから基本的には積み上げていく努力で存在を認知してもらう必要がある。この途中で多くの人や企業がやめていく。もったいない。

有名人は才能あるからだ視点を捨てよう

たいしたフォロワーもいないけれど僕のようなところにもSNSの相談がくる。松倉さんのようにサクッと文章がかけない。それはあなただからできるのであって、私にはできない。なんて言葉が多い。

まるで努力せずに天性の才能で結果を出したような見方が多いのが事実。あのインフルエンサーもYoutuberも才能があるからだで済ませると、おそらくあなたは一生結果を出せない。結果を出している人ほど人目のつかぬところで恐ろしい努力をしている。多分努力していることはわかっているはず、でもいいわけに最適な「あの人は才能があるから」で逃げているだけだ。

まずはこの視点を捨て去ろう。僕だって365日毎日投稿してまだこの結果だ。でも努力は少しずつ報われる。コツコツ何をしているかがシェアされないのが問題かもしれないと思い、コツコツ何をしてるかを描こうと思う。

Twitterのリトマス紙、noteのアンサー

まずTwitterで色々呟く。時間帯は9-10時/12-13時/夜中あたりに限っている。朝の始業前、ランチタイム、夜の暇な時間。それ以外は基本的にあまりつぶやかない。投稿する日もあればしない日もある。リアクションをもらうためにやるので効率を考えてこの時間帯だ。

ちなみに最近はこんな投稿をしている。

見てるのは♡数。この中でいくと上司と部下の関係が人気があるんだなとわかる。じゃあ次はこのテーマでnoteを書けば良いんだなというのがわかる。

松倉個人を見て!というSNSの使い方は基本的に間違っている。タレントや芸人はそれでいいがパンピーはそんな需要ない。大事なのは「各SNSで自分自身に何を求めてフォローしてくれているか」を考えることだ。

5年前、僕のフォロワーはデザインやクリエイティブに関する情報を求めいた。今は経営や業務効率の話題にリアクションが多くつく。僕のフォロワーも僕と同じように歳を重ねてそういうことを考える年齢になったのだろうと分析している。

読みやすくするための努力
タイトルは得られるものor問い
本文はアンサー

僕は読み直すことはしないけれど、このルールは守っている。
タイトルは「あなたが獲れるもの」「あなたが抱える問い」にすること。
本文はその解説。めちゃくちゃシンプルだ。この誰でもわかることを意外とみんなやれていない。

想像してほしい「本屋で中身がわからない本」をあなたは手に取るだろうか。毎日たくさんの本がでる。それは毎日WEB上に様々なコンテンツがでることと同義だ。「あぁ、今日は良い天気だ」とか「本能寺!!」みたいなタイトルの本を買おうとは思わない。

タイトルは具体的に何が得られるかがわかるものにしておく必要がある。
ここで一つ邪道を紹介しよう。結果、邪道化してしまった僕の記事だ。

実はこの記事、上記のルールを正確に守っている。この記事だけで実は18万viewもある。何が邪道かというと結果僕は禁煙できていない。(しかし一時的に禁煙はできた)なのであまり紹介したくないが計算して結果が出た記事なので参考までに。

自分の悩みの母数を考える

○○で困っている、とある方法を試した結果、課題が解決した、その方法を紹介します。というのはわかりやすい構造だ。

この○○が根深く広いほど接触率はあがある。禁煙できずに困っている人たちがターゲットになる。しかも甘い餌のように「簡単な方法」という言葉が添えられている。禁煙は簡単じゃない全体を理解しての言葉だ。でも実際描いてる情報は超簡単である。

もしあなたがnoteで渾身の作品ができたとして、リアクションが少ないぞとなったときにこのテーマが刺さる母数の設定を誤っていることがある。実際には書きたいこと書けば良いと思っているが、今回は結果が出ずに困っているSNS担当の方とかに読まれることを前提としている。

自分起点で各方がスムーズなのでまずは自分の中の課題や悩みを考えよう。それは自分以外の人たちのどの程度の母数があるかを想像する。ニッチすぎると反応はないだろう。割と手放しで書くと井の中の蛙化する。自分=世界の当たり前くらいに思うことが多いのでそこは俯瞰してみることをお勧めする。

Like数で何が評価されたかを観察しよう

以下は全期間通しての僕のアカウントの結果。この右のハートマーククリックするとLike数で並び替えできることを以外とみんな知らない。僕は定期的にこのLike数順で眺めている。view数よりもlike数の方が大事と思っている。

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これをざっとみるだけでも僕のnoteでは「継続するための方法」や「アイデアに関する記事」あたりにlikeが多い。これは読者が求めていることの視聴率に近い。

自分のために描いているが蓄積していくと読者のこれ欲しいが見えてくる。それに対して何を書くかを考えるだけでも結果に変化が出てくると思う。むやみやたらに書くことも楽しいが結果を求められている人は読者ニーズを把握しておく必要がある。

まとめ

まずは簡単に結果がでるという甘い期待を捨てよう。読まれるためにみんな努力している。せっかく始めたのにそれが理由で止めるのが一番投資損だと僕は思います。その上で努力の方向を間違わないようにしよう。

あなたはモブです。twitterランドでも、note王国でも、村人Aくらいの存在なんです。それを自覚しよう。急に街中で「俺のこと知ってるっしょ!」みたいなテンションでは痛いじゃないですか。はじめましてなんです。なのでこの国の文化やルールをしっかり把握することが大切です。

その上で以下を守るだけでそれなりに結果はついてくると思っています。

- twitterをリトマス紙として使いリアクション多いものをnote記事に
- タイトルは読者が得られるものを想像できるように
- 書き出す前にテーマの母数を考える
- 定期的に評価された記事を分析する

うわ!面倒臭いとなるとおそらくあなたにとって苦手な作業なんだと思います。しかし、頑張って継続していくことで雪だるま式に結果は大きくなるのも事実。それはこれはインターネットという世界だから。全ての努力は大小様々ながらインターネットがあり続ける限り資産になります。

最後にこれを見てください。何年やってるのか忘れましたが、30代後半のおじさんが書くnoteに今までこのくらいの人たちが足を運んでくれています。なんだかすごいことだなと思うのですが、コツコツと積み上げてきたからなんだなと思うんです。そのくらいのタイムスケールで時間を投資するものだという前提でやるかやらないかを判断すると良いのかなと思います。

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改めて、いつも読んでくれているみなさんありがとう。
困っている人の応援になれば幸い。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。