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あたらしいまいにちノート

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まいにちのあんなこと、こんなこと。
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#クリエイティブ

40歳手前のクリエイティブに対する姿勢

年々、仕事の内容が変わる。冷静に考えると不思議なことだ。定まらないとも言えるし、成長しているともとれる。自分で会社をやるようになった10年前からずっとこの感じだ。常に変化し続けている自分を感じる。 むかし、僕は広告を作っていた。3ヶ月か長くて半年の寿命の表現と話題を作り続けて、それはそれで楽しかった。誰もがひた隠しにしていた本当のことを言っちゃおうよ、みたいなクリエイティブってそういう性質があって、常に芯を食うスタンスの人たちが多い。世界の秘密を暴きたがっているんだって今で

売上を下げ、社員を増やし、週休3日にする決断の背景

先日、弊社の方針をサクッとTwitterで投稿すると色々反響があった。 このような判断に至った理由が知りたいという連絡を受けたので自分なりの考えを今回はまとめたいと思います。理由はとてもシンプルで「利益よりクオリティ重視」という点。 これら3つの方針は、それぞれ連関しあって作用しています。一つずつその決定に至った考えをまとめます。 売り上げを下げる理由まず法人組織は拡大していくことが必然的な目標になる不思議な空気があります。投資もそうですが成長分野にお金を突っ込むとか、上

3年後の自分(がいる状況)をイメージで作るシンプルな方法

今日もお疲れ様である。こんな酷暑一年ぶりだねって、当たり前だよね。去年の祇園祭ごろには40度を記録し、これはまじで誰か死んでまうぞとざわざわしていた。弊社も出社禁止で各自家のクーラーが聞いた自宅で仕事をしましょうという時期だった。 コロナの数が目に見えて過去のピークを超えて突き抜けたころ、家とコンコンの往復でほぼ誰にも合わずに出社する日々を過ごしている。先日発表した「今混」構想とか一気に整理したりと新しい試みも8月からスタートし、イメージした感じの流れで嬉しい限り。 イメ

言葉の汚いクリエイティブ・ライフの良書

「クソ野郎はいつまでたってもクソ野郎」そんな素晴らしい言葉で始まる本書。主に広告クリエイティブでの舞台裏についてリアルに伝える内容になっている。 広告に限らず広く受託クリエイティブ業にとって、共感度が高い。 「クソ野郎にならないために」さまざまな角度からアドバイスがされており、ブリーフィングが意味をなさないとか、まじそれ!と頷きまくるところ多々あり。 ちょうどうちの会社のブリーフィングフォーマットを作っていたので改めて、どのような情報群が受け手にとって重要かを再確認できた。