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なんでもいい どれでもいい

大好きな藤井風の歌詞にありそうなフレーズ

私はダンスの先生をしている。いろんな子供から大人までと接する中で質問を沢山する。押し付ける指導は好みではない、でも顔色伺う指導者にはなりたくない。好かれる為に相手を傷つけない甘い事ばかり言っていては指導者としてプロではない。

子供達にも自分の意思っていうのを持ってほしいと強く願いながら私はレッスンでもそれ以外でも沢山の質問をする。

その中で過去何年かを通して質問の返答でたまに出てくる言葉。

『なんでも良いです どっちでも良いです』

この言葉の返しが悪いわけではなく最高に空気を読む言葉で誰も傷つけずに協調性を持たせる素晴らしい言葉。きっとこれを使う方はすごく心優しいに違いない。どれも良いからどれも選べないのもわかる。ただ、毎回これだと流石に心配になる。

どっちがいい?の問いに対して毎回これだと、本当にどっちでも良いのか?と聞きたくなる。無難な答えは一番楽で誰も傷つけない。だけどそれでは自分の本心を見つけられないしずっと無難な人のまま。そして大事な自分自身の決断の時に、選べない人にならないか、、も一番の心配である。

理由はなんでも良いけど、"こっちがいい"そう思うこと、思って口に出すことがどれだけ大切か。

きっといろんな経験を積む中で自分の意思が生まれてくるのも知っている。ただし今"どっちでもいい"ばかりを使ってしまっているのだとしたら、たまに自分に問い正してほしい。
なぜどっちか選べないのかを。

選ぶことは難しい。何かを選べば何かを選べない。ただ、どっちもをふんわりと選んではどっちも手に入らないことも多い。

そもそも自分な何が良くて何が嫌かを自分自身がしっかり理解することが何より大切。

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