見出し画像

【田舎】地方創生を考える

私の地元は福島県で高齢化、過疎化が深刻な地域です。
私はこの地域が大好きでずっと守りたいと思っています。

また、地域も黙って高齢化、過疎化しているわけではありません。
日々変化をしています。

変わり行く地域を私目線でお話します。

変わり行く景色

10年前と比べると地域は発展して、景色も大きく変化しています。

大きな道の駅、新しい役場、新しい駅、ワーケーション施設などなど新しい物が増えました。
道の駅は地元学生の貴重なアルバイトの場にもなっています。

新しい物が増えると賑わいが生まれて楽しいですよね。

なくなったもの

新しく出来たものもあれば、なくなったものもあります。

1つ目に小学校がなくなりました。
私が小学校6年生の時に統合合併し、それまで通っていた学校は幼稚園になりました。
それから、バス通学となり地域を遊んで、話して通うことが出来なくなりました。

2つ目にグラウンドがなくなりました。
私がよく行っていたグラウンドでしたが、いきなり使われなくなりました。
今では草が生えて、使えるような状態ではありません。

3つ目に公園が変化しました。
小学生の時にいつも遊んでいた公園にはフレコンバッグが埋められています。

他にも色々と変化しました。

私と地域

私は小学生の時に本当にこの地域を遊び倒していました。
でも、今の小学生達はそのように遊ぶことはないようです。

私は今でも地域をよく散歩しています。
通学路を歩いたり、使われていないグラウンドのベンチに座ってみたりしています。

思い出があるんです。たくさんの思い出が。
出来ることなら小学校もグラウンドも公園も元に戻って欲しいです。

でも、需要がない。これだけで一蹴されます。

需要とは

確かに子供がいないのに小学校があっても、誰も使わないのにグラウンドがあっても仕方がないことはわかります。

でも、新しく出来るものに「それって誰が求めたの?」と思ってしまうことがあります。

例えば、小学校の統合。
私達の小学校は最後まで統合に反対でした。
人数が少ないのはわかっていましたが、統合するところがいじめや自殺の話をよく聞くところだったからです。
人数が少なすぎてクラス分けの経験もなかったため、大人数のクラス、ずっと一緒だった友達と離ればなれ、様々な問題に耐えられず最悪の空気でした。

あと、道の駅。
近年、近隣地域で面白いほどに直売所が乱立しています。
確かに地場産品が販売出来るのはメリットです。
ですが経営の状況が悪いという話があります。
役場が経営主体で取り組んでいるようですが、行政が利益を出すことが得意とは思えません。得意分野が違いますからね。

地域のためにというのはよくわかります。
決して無茶で前例のないことをしているわけではなく、よくある方法で地域を守ろうとしています。

ですが、変わり行く姿を「時代の流れ」という言葉だけで済ますことは私には出来ません。

わがまま

これから言うのは私のわがままです。

思い出を大切にしたい。
誰かが思い出を作ったその場所を大切にしたい。

需要がないことも、自己満足になることもわかっています。

地域のためにしっかりと結果を出して経済をまわすことは大切です。
しかし、数年で姿形が変化する地域に愛着が湧くのでしょうか。

地域住民が好きと思える地域を目指す、何もないけど好きと思える地域では目に見える成果は出ませんが、そこが出発点になることは無意味なことではないと思います。

本物の地域になるには、地域住民発しかありません。

読んでいただき、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?