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地域へのモヤモヤが1つ晴れた

「お化けを信じて欲しい」

そんなこと言ったら「は?」となりますが、そんな言葉をきっかけに私のモヤモヤは晴れました。今日は教授と話して、考えたことについてお話します。

お祭りの背景を知る

皆さんも近所の神社のお祭りとかでお祭りがあるのではないでしょうか?

とある神社で催されるお祭りを例とします。
神社を中心に屋台が広がり、御神輿と祭り囃子で賑わいます。私にとっては屋台を巡ったり、地元の友達と会うのが祭りの楽しみ方でした。

お祭りはただ楽しむだけではなく、村を見回るため、悪霊から守るためなどの理由を持ってます。

しかし、近年は寄付金が集まらなかったり、参加者が減少したりと課題もあります。
また、もっと祭りを大きくして観光化に繋げようという動きもあるそうです。

お祭りは地域の安泰を願うものから、観光へと変化していった。
これがモヤモヤの起因です。

モヤモヤの原因

しかし、地域の人が大切にしてきたお祭りを観光化のために変えていいかと問われたら賛成しますか?

神輿が回る範囲が変わる。
寄付金で賄う行事ではなくなる。
地域の人が大事にしていた形が変わる。

反対。
地域の伝統、文化を学んできた立場ならそう答えたくなるものです。

「見せ方を変えた」といえば聞こえはいいですが、伝統の形を変えたとも言えます。観光、PR、関係人口などを求めて"地域おこし"という言葉便利よく使っている。

それがずっとモヤモヤしていたところだと思います。
利益だけ求めて町民や歴史を無視して、簡単に地域を変えて欲しくないない。

じゃあ、お化け信じる?

地域を大事にしろというのなら、寄付金も集まらないお祭りをずっと続けていけと言うのか。そう言われたら確かに賛成は出来ません。

お祭り自体の意味は変わっていませんが、人々の意識は変わっています。屋台、演奏がメインであったりとお祭りに求めるものも変わっています。

「神様があなたの汚れを取ってくれます」
「これが習わしなので寄付金を納めて下さい。」
あらま、宗教チック。

昔は科学的に証明出来ないことが多かったため、悪霊やたたりなどから地域を守るためにお祭りをしていました。しかし、今では大体のことに理由がつきます。
これが地域のためなんだと固執するのは、お化けを信じましょうと言うくらい現代では無茶なことです。

私は地域になるべく変わって欲しく無い派です。その想いが強すぎるとみんなに「お化け信じて!」って言っているようなもので、現実逃避になってしまいます。

地域を見たい

現代で、悪霊が!たたりが!疫病が!なんて言ったら不思議がられます。また、悪霊、たたりなどの説明がついて恐れる必要がなくなっているのは、とっても偉大なことですよね。否定するものではありません。

利益は大事ですが、今までの伝統をぐるっと変えて良い理由にはなりません。得がありそうだからそうするみたいな考えが引っかかります。

なんというか、現代風アレンジ?
観光化、集客化など目的に地域をあてはめようとしないで、今まで進んで来た地域を改めて捉え直すとどんな役割を現代では果たせるかを考える事が大事だと思います。

これが私の知りたいことの1つですね。
長い歴史を経て地域を改めて見直すとどんな姿なのか。今の地域の顔をちゃんと見たい。

最後に

小学生の頃とか地域のことを学ぶのは有名事ばかりでした。地域のイベントを考える機会とかでは観光や特産物をあげて、それを組み合わせようとしたりします。
それがすっごくつまらなかったんですよね。就活生の出す長所がかぶる感じ?似たり寄ったりでその人自身の良さが全く見えない。

だからこそ、私は今研究という形で地域を見ているんだろうなと思います。

一応言っておきますが地域活性化否定派ではありません。基本的に1人で勉強してるのでどうしてもモヤモヤが出ます。それをnoteで発散させてもらってます🙇‍♂️

読んでいただき、ありがとうございました。



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