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我が家の中学受験#2

遡ること7ヶ月前、それまで学習塾には行ったことがなく、習い事といっても将棋に行っていたぐらいでした。

中学受験の各教科のレベルは高く、公立小学校で学ぶ教科レベルとは比べものにならず、遅くとも小学4年生から塾に入るのが一般的。

しかし、それでも尚、選択したのは、将来を考えてというよりも、13歳から15歳という人生における貴重な成長段階を有意義な経験を得られる環境で過ごしてもらいたいという親の思いと、ドラえもん好きの彼が、何か人の役に立つものを発明したいという思い。

もちろん今まで行われている中学校の学びを全て否定するわけではありません。しかし、思うのは、もっといろんな経験をさせてあげたいということです。

30年前に比べると世界は変わっています。私たち一人一人にとっても世界との関わりはより身近になっています。

それなのに、地方の中学生の生活は、家と徒歩か自転車で行ける学校と学習塾。全てに興味があるとは言えない一斉授業となんとなく燃えさせられる部活。それぞれに個性があるはずなのに、みんな同じ学びをしている仲間たち。

その中で勉強ができる子と、まあまあな子と、勉強が苦手な子。運動が得意な子とまあまあな子と、苦手な子。カワイイ、カッコいい子と、まあまあな子。
それだけではないかもしれいけど、大体それだけだ。

みんな同じ環境において、みんな同じコトをし、みんな同じ服を着てるから、その中で比べたりするんじゃないか。先生が人のいいところを見ようって言ったって、人のいいところ見えないようにしているのは大人たちじゃないか。

もっともっといろんな環境、人、もの、コトに出会って、自分の興味のあることに没頭できる貴重な時間の過ごし方があるかもしれない。

やってみたいことがあるんだったら、少しだってそれができる可能性がある環境にいたい。夢は叶うかもしれないし、叶わないかもしれないし、変わるかもしれない。

夢みたいなこと言ってるなっていう大人は、自分が夢を叶えられなかったからじゃない。いろんなことに出会う機会がなかったからかもしれないし、夢を叶えられたかもしれない環境が少なかったから。

子どもは、自分が楽しいって思える方に行く。楽しいって思う方向がちょっと不安があって、怖気づきそうになっても、一瞬立ち止まって、やっぱりお母さんの方に向かっても、お母さんに抱っこされながら、楽しそうな方を見てる。

こんな中学校あるよって言ったら、「うん、やってみる」って言うので、中学受験を選んだというわけです。

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