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ものの本質をみる。音楽、美術、演劇

もうすぐ3歳になる末っ子が朝起きてくる。自分の気に入りのタオルを抱えて、リビングの床に座って、何やら歌っている。保育園でみんなで唄った歌らしい。それから、おままごとの道具を取り出して並べている。ロールケーキやアイスクリームの中に、ミニカーも混ざっている。

自分の好きな定番アイテム、新たに覚えた歌、そしていつもやっているおままごとにいつもと違うおもちゃが混ざっている。

娘の世界が始まっている。

音楽でも、美術でも、演劇でも、何かをクリエイトするという行為は、ただ音符通りに弾けばいい、見ているものを描けばいいというような単純なものではないだろう。

演劇についても、当然台詞読んで、演出家の言う通りに動けばよいかというとそうではない。役者はその人物がよりリアルに存在するように、魂を吹き込むのだ。そのために、役の人物がどういう環境で生きてきて、「今ここ」に存在しているのか、そしてその場面の状況でどんな言動を取るのかを考える。

3歳の娘もやっている何かをクリエイトする楽しい時間の中から、ものの本質を見たがったり、突き詰めて考えるようになるのではないか。


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