見出し画像

いつもそばにいるから、大切なのは〇〇感

人生そこそこ長く生きていると、子どもの頃からの付き合いがある友達、その時々で出会っては別れる人間関係もある。

しかし、親子の人間関係だけはいつまでも変わることはない。親にとっては0歳の赤ん坊が60歳になっても親であることに変わりがない。

そんな長い付き合いになる親子の関係だからこそ、お互いに影響を与え合うのだろう。

1、アメリカインディアンの子育て四訓

お馴染みのアメリカインディアンの子育て四訓は、そんな親子関係の親はどうしたらいい?に答えてくれる深い言葉だ。

1、乳児はしっかり肌を離すな
2、幼児は肌を離せ、手を離すな
3、少年は手を離せ、目を離すな
4、青年は目を離せ、心を離すな

親と子どもには、この「距離感」は一番身近な存在なだけに重要。

ですが、最後の「心を離すな」、どの程度まで「離すな」?

つまり、子どもが成長し、例えば高校生にもなっても、常に心の中にはあるのだが、心のどこら辺にどのくらいいるのかも大切に思う。

いつまでたっても口から出てくるのは子どものことばかりでは、心の真ん中に24時間とは言わないまでも、長い時間いるようでは、子どもも家でリラックスできないだろう。

やはり徐々には子離れし、折に触れお互いを思う関係性が、それぞれが人生を楽しみお互い成長していく上で良いのではないか。

子を思う親の気持ちを、子の成長に合わせてアップデート、または少しずつアンインストールしていく必要がある。

2、『TRICK スティーブ・ジョブズを教えYouTube CEOを育てたシリコンバレーのゴッドマザーによる世界一の教育法』

つい最近出版された、『TRICK スティーブ・ジョブズを教えYouTube CEOを育てたシリコンバレーのゴッドマザーによる世界一の教育法』にも著者エスター・ウォジスキーの親子の人間関係について記されている。

エスターの教え方の核になっているのがトリック(TRICK)の価値観。トリックとは、

T・・・トラスト(信頼)

R・・・リスペクト(尊重)

I・・・インディペンデンス(自立)

C・・・コラボレーション(協力)

K・・・カインドネス(優しさ)

の頭文字をつなげた言葉だ。

この価値観を実践することはつまり、子供も親も自身とお互いを信頼し、尊重し、お互いが自立できるように行動し、力を合わせ、いいところも悪いところも受け入れて寛容に接していくということだ。そうすることで、冒険心があり、逆境において打たれ強い人格が形成される。すなわち、謙虚さと大胆さを持ち合わせた真のイノベーターが生み出される。

完璧な親などいない。誰もが失敗する。親だって自分のへっこんだ部分をありのままに認めて、子どもに表現できることが、お互いがより良い人間関係を作っていく上で大切なのかもしれない。そして、そんな親の姿勢を子どもは尊敬し、社会において人間関係の形成に役に立つように思う。

3、BADな慣習を手放し、TRICKで社会は変わる

人間は一人で生きていくことはできない。生きていく上で大切な人間関係の土台は、親子間や教育で育まれる。子育てや教育こそが、世の中を少しでも良くする上で重要だ。

子どもたちに「あなたを信頼し、尊重している」と行動で示す。

B・・・Bondage(束縛)

A・・・Anxiety(不安)

D・・・Dependence(依存)

BADな慣習を手放し、TRICKで社会は変わる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?