湘南ベルマーレ歴代外国人選手名鑑(2014・2015)

コロナに負けるな!ってことで昨年ブームになった外国人列伝の続きを今再開させるというw

エデル(MF、2014.1〜2014.6)
国籍:ブラジル🇧🇷

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1年でJ1復帰を目指すチームが獲得したブラジル人ボランチ。
しかし、度重なる故障に悩まされたことと、キャプテンの永木亮太、センターバックからボランチにコンバートした大卒ルーキーの菊地俊介、その控えの岩尾憲、石川俊輝の後塵を拝することとなり、試合出場はおろかベンチ入りすら出来ず、6月に退団が発表された。

その細々とした在籍状態は、100日後に死ぬワニより強力だったのかもしれない。


アンドレ・バイア(DF、2015.1〜2018.12)
国籍:ブラジル🇧🇷

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2014年のJ2優勝に大きく貢献した丸山祐市が所属元のFC東京に復帰したこともあり、3バックの真ん中の位置で活躍してくれる選手として加入したディフェンスマイスター。

フェイエノールト在籍時に小野伸二・宮市亮とプレー経験があり、ベルマーレ加入時には『隠れた大物プレーヤー』との評価も受けていた。

経験に裏打ちされた確かなディフェンス技術とタフな精神力、並みのフォワードなら威圧感だけで守れる凄みをもっており、バイアの守備で相手フォワードが封殺されると、それを見た多くのサポーターが"残念そこにバイア"と思っていたとか、いなかったとか(笑)

強面で強靭な肉体を兼ね備えている為かなり怖い印象があるが、サポーターには日本語で丁寧な挨拶をしたり、バイア推しの少年サポーターと手を繋ぎながら練習場に現れたり、試合に出れなくても周囲の選手たちへの大きなサポートを欠かさない、など、プロフェッショナルなジェントルマンとしての振る舞いもあって、サポーター人気も高かった。

ベルマーレには4シーズン在籍したが、最後の2018シーズンは坂圭祐の台頭もあって出場機会が減少。バイアの退団が発表された際にはベルマーレサポーターのほとんどがその別れを惜しんだ。

今でも戻ってきてほしい選手の1人。

ギマ(FW、2015.1)
国籍:ポルトガル🇵🇹


前年のJ2で20得点を挙げる大活躍を見せたウェリントンが契約更新に至らなかった為、ウェリントンの後釜のセンターフォワードとして加入。
194センチの長身で、ヘディングの強さが魅力ということで期待されていたのだが、メディカルチェックで右膝の負傷が発覚。
加入発表からわずか3日後にチームを離れるという"ギマる事件"が起きてしまった。

ある意味で語り草になっている助っ人選手の1人。


アリソン(FW、2015.1〜2015.12)
国籍:ブラジル🇧🇷

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当時19歳、C契約でベルマーレに加入したブラジル人フォワード。
その年のJ1リーグ第2節、カシマスタジアムで行われた鹿島アントラーズ戦で1-1の後半38分に大槻周平に変わって途中出場。

黒い水泳帽を被って登場したので、「コイツただものじゃない」雰囲気満載の感じでピッチに入ると、ファーストプレーで1枚目のイエローカードをもらい、後半ATに逆転ゴールにして移籍後初ゴールとなるヘディングシュートを叩き込み、その直後に2枚目のイエローカードをもらって退場するという、日本国内のサッカーファンに衝撃を与える"アリソナルタイム"で、一躍有名人となる。

アリソンが公式戦でゴールを挙げたのは前述の鹿島戦のゴールと、8月に行われた川崎フロンターレ戦のヘディングシュートのみだが、2点ともその試合の決勝ゴールとなっており、年間を通して活躍をしたとは言えなかったが、抜群の費用対効果の高さを見せつけていた。

来日当時19歳ではあったが、結婚していてお子さんもいた。
ベルマーレの応援番組にゲストとして呼ばれた時に足を組んで大物感満載で座っていたのは、後にも先にもたぶんアリソンだけだと思う。笑


キム・ジョンピル(DF、2015.1〜2015.12)
国籍:韓国🇰🇷

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J2の東京ヴェルディから加入した韓国人ディフェンダー。
ギラヴァンツ北九州、東京ヴェルディでのプレー経験があるので日本のサッカーにも慣れており、DF登録ではあるがボランチでも対応が出来るので、守備のユーティリティ枠で使われることが基本だった。

フィジカルが強く、良くも悪くも荒さが前面に出ていたディフェンスプレーヤーだったが、そこまで出場機会は多かったわけではなく、翌年はタイのチョンブリFCに期限付き移籍。
徳島ヴォルティスで2年プレーしたのち、現在は韓国で現役を続けている。


イ・ホスン(GK、2015.1〜2015.12)
国籍:韓国🇰🇷

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コンサドーレ札幌(当時)から加入した韓国人ゴールキーパー。
2011年からJリーグでプレーしており、札幌でも正キーパーを務めていた実力者。
この年は前年の第2キーパーだった梶川裕嗣が負傷で長期間離脱していたことも手伝って、第2キーパーとしての立ち位置にいた。

絶対守護神の秋元陽太が居たためにほとんどリーグ戦の試合に出ることはなかったが、アウェイで行われた柏レイソル戦の前半に秋元が頭を負傷して交代を余儀なくされた際、後半から出場してビッグセーブを連発。
0-0の引き分けで試合を終わらせる大仕事をやってのけた。

足元の技術も高くてモダンなゴールキーパー像を確立していたのだが、自身の兵役も相まって1年でベルマーレを退団。
キムジョンピルと同様に、現在は韓国のチームでプレーしている。

ブルーノ・セザル(FW、2015.1〜2015.6)
国籍:ブラジル🇧🇷

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前述の"ギマる事件"発生後、トルコキャンプに練習生として参加して、開幕前に正式にベルマーレ加入が発表された。

ブラジルのボタフォゴでアンドレバイアとチームメイトだったこと、地味そうな見た目とは想像つかない感じの明るい性格でチームには溶け込んでいた。
190センチの長身を生かしたポストワークと足元の技術の巧さが強みだったが、お世辞にも運動量が多いとは言えず、守備の強度も高くなかったので、選手起用の優先順位は低かった。

2シーズン前にベルマーレを離れたキリノの復帰にシフトチェンジしたクラブの意向もあったのか、6月にベルマーレを退団。
あまりインパクトは残せなかった。

アモリン(FW、2015.8〜2015.12)
国籍:ブラジル🇧🇷

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8月に加入したブラジル人テクニシャン。
山根視来がベルマーレに加入するきっかけとなった天皇杯の桐蔭横浜大学戦でゴールを決めるなど、新たな攻撃のニューフェイスになる予感もあったのだが、9月にキリノが正式加入されると同時に、外国人枠の関係で選手登録を抹消されてしまう。

選手登録抹消後もチームには帯同していたが、シーズンオフに退団が発表された。
ブラジルに帰ってからはアリソンと同じチームに居たこともあったらしい。

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