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「自分がやりたい看護」の前に立ちはだかった「看護技術の習得」という「壁」

 『1年目から「できるナース」といわれる看護技術ノート』は、1年目の新人看護師さん、もしくは、まだ経験の浅い看護師さんのお役に立つように書いた本です。

 看護の現場で、

 「わからないことがわからない!」

と悩むことはありませんか?

 この本は、どの分野の看護師さんでも一度は悩むであろう、

 「わからない……!」
 「いまさら聞けない……!」
 「もっと早く知りたかった……!」

という問題を解決できるような本にしました。
 そして、看護技術を、

 「より身近に」
 「よりかわいく」
 「より楽しく」

覚えられるように、イラストをたくさん入れています。

 手技の方法はもちろん、必要な知識や注意点を「これでもか!」というぐらい丁寧にまとめましたので、明日の実践や後輩の指導にすぐ活かせる本になっています。

 「手技の方法」だけではなく「根拠が知りたい!」「+αの知識がほしい!」という看護師さんにもピッタリな一冊です。

 冒頭で述べたように、この本は1年目の看護師さんが便利に使えるように書きましたが、

・自分が経験したことのない看護技術を確認したい人
・後輩に看護技術を指導する立場の人
・看護技術に興味がある学生さん
・看護師の復帰を考えていて、看護技術を再確認したい人

にも、必ず役立つはずです。

 なお「自分の病院とは手順が違う」「取り扱っている物品名や形が違うぞ」ということがあるかもしれません。この本で解説している内容はあくまでも一例なので、違っている場合は各施設のマニュアルに従うようにしてください(各施設だけでなく、各先生で方法が違うこともあります)。

 また、この本の内容は2022年3月時点での情報ですので、今後、変更が発生する可能性があります。こちらもご了承ください。

 では、ご一緒に!

 ときどき休みながら、無理せず頑張っていきましょう!

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看護カバー

立ち読みはこちら

1年目から「できるナース」といわれる看護技術ノート
よん/著、橋本 将吉(内科医・総合診療医)/監修
¥1,980(税込) 2022/4/2発売
■著者:現役看護師よん                       8年目の現役看護師。2014年、看護師国家試験に合格。同年から大学病院の消化器、臨床腫瘍科病棟で勤務。その後、希望であった緩和ケア病棟やホスピスで勤務。2018年、西日本豪雨災害で家を失う。この経験を誰かの役に立てたいと思い、2019年にInstagramで投稿を開始(@ chaaaaaaan_s4)。現在のフォロワー数は約1万人。看護ネタ、看護経験からの学びを、イラストで投稿している。イラストレーターとして、ブログの挿絵やアイコンなども作成している。
 ■監修:橋本将吉(はしもと・まさよし)               1986 年、東京都生まれ。内科医、総合診療医。杏林大学医学部医学科卒。「ドクターハッシー」としてYouTubeで健康情報などを発信。チャンネル登録者数は約50万人。内科医として、生活習慣の改善が必要な患者さんを、年間4000人以上、診察している。また、医学生の個別指導塾「医学生道場」を運営し、未来の医師を育成・指導している。

目次

■Lesson1 バイタルサイン

●体温
測定する側の選択
意識レベル
JCS(ジャパン・コーマ・スケール)
●脈拍
主な脈拍の触知部位
脈拍を触知し、測定する
観察する時のポイント
●血圧
正常値や異常値・症状を知ろう!!
測定時のポイント
●呼吸
観察のポイントを知ろう!!
異常な呼吸音・肺の音=副雑音の種類
異常呼吸の種類
●腹部のアセスメント
腸蠕動音
打診
触診
●バイタルサインのはてな?

■Lesson2 採血

●静脈血採血
必要物品
穿刺部位の選定
手順
●動脈血採血
必要物品
手順
●血液培養
必要物品
手順
●採血スピッツ
種類
スピッツの順番
検査データの基準値
動脈血ガス分析と酸塩基平衡の異常
●採血のはてな?

■Lesson3 注射

●注射の種類
注射針の太さ
●薬剤の準備
アンプル
バイアル
シリンジに薬が吸えたら
確認6R
注射の共通の手順(筋肉・皮下注射)
●筋肉注射
適応
穿刺部位の選定
穿刺のポイント
●皮下注射
適応
穿刺部位の選定
穿刺のポイント
●静脈注射
適応
穿刺部位の選定
末梢静脈確保の手順
●輸液ポンプ/シリンジポンプ
適応
輸液ポンプのスイッチ
輸液ポンプ使用中の観察点
輸液ポンプのアラーム対応
シリンジポンプのスイッチ
シリンジポンプ使用中の観察点
シリンジポンプのアラーム対応
●注射のはてな?

■Lesson4 輸血

●輸血
輸血の種類
輸血前の検査
ダブルチェック:確認の重要性
輸血製剤のラベルの見かた
赤血球製剤RBC
血小板製剤PC
血漿製剤FFP(新鮮凍結血漿)
血漿分画製剤アルブミン製剤
手順
●輸血の副作用
●輸血のはてな? 

■Lesson5 呼吸管理

●酸素療法
酸素療法の設備と器材
中央配管からの酸素吸入
酸素ボンベからの酸素吸入
酸素ボンベの使用可能時間の計算
500L酸素ボンベの使用可能時間早見表
●吸引
痰が貯留することで起きる合併症
痰の性状
事前の準備
口腔吸引・鼻腔吸引
気管吸引
●呼吸管理のはてな? ~酸素療法~
●呼吸管理のはてな? ~吸引~

■Lesson6 栄養管理

●栄養管理
栄養管理方法の選択
栄養剤の種類
●経腸栄養
経鼻経管栄養
経瘻孔栄養
●胃瘻
種類
●経鼻胃管栄養
チューブの挿入
手順
栄養剤の注入
半固形栄養剤の投与
●内服懸濁方法
簡易懸濁法
粉砕投与法
簡易懸濁法で気を付ける薬たち
栄養管理のはてな? ~結腸栄養~
中心静脈栄養
選択される穿刺部位
穿刺部位の長所と短所
投与経路の種類
CVC
CVポート
PICC
輸液製剤の種類
キット製剤の種類
脂肪乳剤を使う時の注意
キット製剤の使用方法
●栄養管理のはてな? ~中心静脈栄養~

■Lesson7 血糖管理

●血糖管理
糖尿病の判定基準
高血糖の症状
低血糖の症状
●簡易血糖測定
手順
●血糖管理のはてな? ~血糖測定~
●インスリン注射
インスリンの分泌パターン
適応
手順
糖尿病治療薬(経口薬)
●血糖管理のはてな? ~インスリン注射

■Lesson8 排泄

●導尿
目的や適応
尿道の解剖
尿道のカテーテルのサイズ
手順
尿のアセスメント
カテーテルの抜去方法
●導尿のはてな?
●グリセリン浣腸
作用
浣腸の禁忌
手順
●摘便
便のアセスメント
●浣腸のはてな?

■Lesson9 処置介助

●腹腔穿刺
腹水の主な原因疾患
穿刺部位
観察や合併症
ざっくり……ですが手順
●中心静脈カテーテル
適応
インラインフィルター
カテーテルの種類
挿入時の合併症
挿入中の合併症
手順

■Lesson10 急変時

●急変の発生は予測できる!?
●救急カート
中身について

■Lesson11 緩和ケア・疼痛管理

●疼痛
痛みアセスメントの項目と問いかけ
疼痛の分類
デルマトーム(脊髄神経の支配領域)
モルヒネ製剤
オキシコドン製剤
フェンタニル製剤
ヒドロモルフォン製剤