初心者向けLive2D操作ガイド
目次
[はじめに]
[Live2Dとは?]
[必要なもの]
[基本の流れ]
[詳しい手順]
[イラストの準備]
[Live2D Cubismでの作業]
[アニメーション]
[まとめ]
はじめに
Live2Dは、平面のイラストをまるで生きているかのように動かせる技術です。VTuberやゲーム開発で広く使われており、キャラクターを動かしたいクリエイターには必須のツールです。このガイドでは、Live2Dの基本操作と必要な準備を初心者向けにステップバイステップで説明します。
Live2Dとは?
Live2Dは、2Dイラストを動かす技術で、主にVTuberやゲームで使用されます。
必要なもの
イラストソフト(Photoshop、CLIP STUDIO PAINTなど)
Live2D Cubism(公式サイトからダウンロード)
Live2D Cubism Editor
Live2Dモデルの作成・編集に使用するソフトウェア。無料版と有料版があり、商業利用や高度な機能を使用する場合は有料版を選びます。Live2D Viewer
作成したモデルをテストするためのソフトウェア。
VTube Studio
VTuber活動に使う配信ソフト。表情認識や動作トラッキングが可能です。Webカメラ(必要に応じて)
基本の流れ
イラストの準備
キャラクターを目、口、髪の毛、体などのパーツに分け、レイヤーに保存します。Live2D Cubismでの作業
新しいプロジェクトを作成し、アートメッシュを作成し、キーフレームを設定して、デフォーマーを設定します。モデリング
メッシュを設定し、パーツの動きをデフォーマーで制御します。アニメーション
キーフレームを使って、目の瞬きや口の動き、表情の変化を作成します。動作確認
モデルの動きを確認し、必要に応じて調整します。エクスポート
完成したモデルを使用する形式にエクスポートします。
詳しい手順
イラストの準備
レイヤー分け
動かしたい部分ごとにレイヤーを作り、独立して動かせるようにします。レイヤーの命名
各レイヤーにわかりやすい名前を付け、作業の際に迷わないようにします。パーツの完全な描画
他のパーツに隠れる部分も含めて描き、動かした時に自然に見えるようにします。保存形式
PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTで.psd形式に保存することで、Live2D Cubismでの動作が保証されます。
Live2D Cubismでの作業
プロジェクト作成
Live2D Cubismを起動して新規プロジェクトを作成し、イラストをインポートしてレイヤーが正しく表示されているか確認します。アートメッシュの作成
アートメッシュは、各パーツにメッシュを設定し、キャラクターを動かす基盤となるメッシュを作成する作業です。細かい部分には細かいメッシュを設定し、大きな動きを表現する部分には少し大きめのメッシュを使います。キーフレームの設定
キーフレームを設定して、キャラクターの動きを細かく制御します。目の開閉や口の動き、体の回転や傾きなどを設定し、より自然な動きが実現できるようにします。デフォーマーの設定
デフォーマーを使用して、パーツの変形や移動を設定します。例えば、頭の回転や腕の曲げ伸ばしなど、キャラクターの動きを自在に表現するための設定を行います。
アニメーション
キーフレーム設定
各キーフレームに動きを設定します。例えば、目の開閉、口の動き、表情の変化など、キャラクターの動きを細かく制御します。複数のキーフレームを組み合わせて、キャラクターが滑らかに動くアニメーションを作成します。時間軸の調整
キーフレームを時間軸に沿って配置し、アニメーションのタイミングを調整します。動きのスピードやリズムを調整することで、キャラクターの動きがより自然になります。動作確認と微調整
作成したアニメーションを再生して確認し、必要に応じてキーフレームや時間軸を微調整します。細かい動きの調整や、不自然な動きの修正を行い、アニメーションを完成させます。
まとめ
Live2Dは2Dイラストを動かす強力なツールです。基本操作を習得すれば、キャラクターを自由に動かせるようになります。練習を重ね、楽しみながら学んでください。