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【突発性低髄液圧症候群】[6]ブラッドパッチ後の安静期間 vol.2 〜脳脊髄液を増やそう〜

こんにちはこるりです。

ブラッドパッチ後の安静期間の続きになります。

一に安静、二に水分補給、三に睡眠、そして食事(栄養)の、二と三の脳脊髄液を増やす行動について書きまーす。
脳脊髄液(髄液ともいう)が漏れるのを止めた後は、髄液自体を増やして回復しようという趣旨になります。

この記事は、治療の流れで触れました 「 [6] 保存的治療で回復しなければ、ブラッドパッチ&その後の安静」の後半になります。
書いているうちに長くなってきたので、いくつかに区切ってお届けます。まだまだ続きますがお付き合いください。

自己紹介はこちらをご覧ください。

脳脊髄液の役割

役割ははっきりしていないそうですが、
 ・脳と脊髄を守る
 ・脳と脊髄の周りを循環することで、栄養を運び、老廃物を排泄する
と言われているようです。

作られる箇所はわかっていますが、吸収されていく箇所(排出)は解明しきれていないようで、研究が続けられていると知りました。

1日の産生量は約500mlで、常に保持している量は成人で約140ml。
1日に500mlのペットボトル1本分を作っていて、常にコーヒー1杯分くらいの量が脳と脊髄を巡っているってことですね。

髄液は血液とは違い、無色透明だそうです。
また、髄液は血液より軽く、脳は髄液と同じくらいかそれよりも軽いので、脳が髄液の中で浮いたり沈んだりしているそうです。
なんかインパクトありますよねー、この図式。ぷかぷか気持ちよさそうに脳が浮いているところをイメージしちゃいました。

髄液が減ると、漏出箇所や量、また個人差によってさまざまな症状が出ます。

ブラッドパッチで止めたとはいえ、減った分を補充する必要がありますから、髄液を増やす習慣は大事なんだなと理解しました。

ちなみに、髄液が吸収されずに脳の中に残ってしまうと水頭症になると知りました。(手術で治る認知症の一つでもあるとのこと)

髄液は適切な量が循環していないと色々な問題を引き起こすんだな、と勉強になりました。(まだ色々とわかっていない点も多いんだなと驚きました。人体の不思議!)

脳脊髄液の図
脳脊髄液の簡単なイメージ図を。素人がざっと描いたものなので、諸々比率は違いますが、参考までに。

脳脊髄液を増やすためにー水分補給ー

水分補給睡眠は、髄液を増やすためには必須だそうです。
まずは水分補給について触れますね。

この病気では脱水により様々な症状が憎悪すると言われますので、脱水は特に避けたいことです。

保存療法で入院していた時は24時間点滴+経口、ブラッドパッチ処置のための入院時は点滴での水分補給+経口での水分補給をしていました。
後者での1日の量は、点滴は500mlを3本と、350mlのミネラルウォーターを3-4本です。食事を除いても2L以上を摂っていました。

一方、自宅での安静となると食事と経口からの水分補給となります。
食事では汁物を必ず摂りました。少なくとも一食は味噌汁で、たっぷり300mlは摂っていたかと。(もともとお椀が大きいんです)
経口からは水とハーブティーがメインで、時々ココアやカフェインレスのコーヒーを気分転換として飲んでました。一日のトータルは、食事の水分を合わせて2L以上となるようにしていました。

少し脱線しますが、ハーブティーはティーバッグで電子レンジにかけても大丈夫なものを選んでました。お水を入れた小さいやかんですら持てるか不安だったので、リスクをできるだけ避けて。
以前会社の後輩からいただいて美味しかった記憶が残っていたイギリスのメーカーのハーブティーにお世話になりました。アソートにしたのは正解でしたね。選ぶ楽しみがあると、日々に張り合いが出ます!

習慣が変わったなと思ったのは、夜中目が覚めた時もちびちび飲むようにし、朝はたっぷりと飲むようにしたことです。
そして、日中もできるだけ回数多く、ちびちびと飲むようにしていましたし、ガブガブ飲みたい時は我慢せず飲みたいだけ飲んでました。

こう書くと元から水分をとる習慣があったようですが、そんなことはなく。体が求める要求に加えて、喉が渇いていなくても意識的に飲むようにしていました。トイレは近くになりますが、それは許容して、です。トイレの我慢もよくないですからね〜。

そうそう。コーヒーは心に効きますが、利尿作用がありますので、その分カフェインなしの水分を摂るように意識してくださいね。(備忘を兼ねて)

東京湾に、ハートが! 今気づいて、ラッキーな気分になりました。

脳脊髄液を増やすためにー睡眠ー

睡眠も髄液を増やすために必要です。
髄液は寝ている間につくられるからです。

夕ご飯の時間はまちまちですが、21時台にはベットに入っているようにしていました。目標は22時までに寝ること。

寝る前に寝つきを良くするハーブティーを飲んだり、アロマを使ってみたり、スマホの瞑想アプリをかけたり、もちろん照明は落として、と習慣づけてました。しかし!寝付けない時は多々あります。一日中横になっているため運動量が少なく、体が気持ち良く疲れているという状態にはなれないことも理由の一つかと思います。

そんな時、一般的にはあまりお勧めできる方法ではないのですが、スマホのKindleを意識が飛び始めるまで読むという荒技で乗り切ってました。
読むのは少し退屈な内容とか難解なもの、もしくはほっこりして安心する物語が効きます。(自分は「メンタル強め美女白川さん」が最終兵器です笑)

これは旅行中に編み出した技です。(大げさ)
自分には有効だったので、入院中もお世話になってました。ブルーライトが覚醒させてしまうとか睡眠の質が落ちるというお話がありますが、寝れる方がマシという時に使っています。
くれぐれも面白い本を読まないようにしてくださいね。興奮して寝れなくなりますから。

あとは、睡眠時の服装が大事でした。大人になってからパジャマというものは手を出してこなかったのですが、今回入院のため渋々入手しました。

しかし、これが良かったんです。

ダブルガーゼの柔らかいパジャマは動きを制限しないので、ゆったりとして気持ちよく過ごせました。入手しやすい無印良品のダブルガーゼのパジャマにお世話になりました。ありがとう、無印良品さん。当面お世話になります。


普段は何気なく日常を形作っている習慣も、体に制限がかかるだけで見える景色がこんなに変わるんだな、工夫のしがいがあるものなんだなと発見しました。
とすると習慣を変えようと思えば、毎日に新たな風が吹いてくるのかもしれませんね。

みなさまにはこだわりの習慣や見直してみたい習慣はありますか?
良かったらシェアしてくださると嬉しいです。

では、今日も新鮮な1日をお過ごしください。


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