見出し画像

【突発性低髄液圧症候群】[7]リハビリ vol.3 〜 体は賢い 〜 詳細編

こんにちは、こるりです。
こちらの記事はリハビリvol.3の詳細Verです。

長文になってしまったので、お時間がある時にでもお付き合いいただければ嬉しいです。

ご参考までに、リハビリのゴールと目標はこちらです。また、本記事に対応するリハビリ成果のサマリはこちらです。

記事自体の位置付けは治療の流れで触れました 「 [7] リハビリ」になります。
自己紹介はこちらをご覧ください。

リハビリ3週目の成果

状態の変化 2023/6/19-6/25 → ○

スタート前回のエンドを転記):
自宅での座位は最長で7時間ほど。朝起きてから昼過ぎまで起きて活動できる日が4日間ほど。

ゆっくり体を丁寧に使って歩くことを継続。連続して30分強歩くと頭と首が辛くなり、限界がくる。(引っ張られる頭痛と首が支えていられなくなる)
休みをはさむと、合計5000歩強歩くことができた。
しかし、週の後半になると疲労感が強くなり、活動量が減った。

家事を少しずつ旦那から巻き取り始める。
中でも料理は、
 ・重いフライパンや鍋を持たない
 ・包丁を使うときに正しい姿勢の体を斜めにするのはやめて、正面を向いて切る
を心がけたら一食分作ることができた。
できることが増えている。

睡眠は、中途覚醒が減った。
また、日中は水分補給を忘れがちになっている…。

エンド
座位・立位の時間は変わらず。歩くことや家事等の活動を増やすと、その分横になって回復する時間が必要。また、朝起きた時に疲労感を感じるようになった。

週の後半から右の仙骨と骨盤の間が痛くなる(お尻の中心の右側)。
整体の先生は「真軸が動いてきている証拠」と教えてもらう。
真軸とは、骨盤の中の空洞になっている部分のことだそう。電子的なエネルギーが溜まる場所で、骨盤が前方に回転する際の軸にあたる部分とのこと。骨という構造がない、空洞のような場所自体が軸って面白いですね。

この症状は、病気以前からの元々の体の使い方の問題に行き当たったとのことで、歩き方をより細かく意識することになった。(詳細は本記事の「わかったこと(W )」の箇所を参照)
歩き方を変えてから、歩くスピードはゆっくりとなり、首や頭がしんどくなるタイミングが少し早くなった。
途中で立ち止まって少し休憩を入れると、4000歩弱までは歩くことができるようになった。
完全に休んで出直せば、合計5000歩強はいけるようになった。

家事の巻き取りは進む。朝ごはんは旦那、夕ご飯は自分の分担に変わりつつある。洗濯は巻き取り完了。買い物は軽いものであれば。ダーニングをついつい2時間連続でやってしまったら、案の定第一頚椎が痛くなり、2時間横になって水分補給と鼻呼吸、上を向くこと(首がはまる)で回復した。

水分補給の記録をLINEで取るようになり、2L以上を達成できるようになった。

数日前からムクゲが咲き始めてました。夏が近づいてきています。

Y(やったこと) ※前回までとの差分

座位立位:
ダーニング2時間、夕食分と作り置き作成、洗濯(セーター類手洗い )、寝具カバーの交換

歩き:
近所の川沿いの散歩道で、歩く距離を伸ばした

整体:
第一頚椎(楔になっている変形箇所)、第二頚椎(脳幹下部)の調整
ミルキング・アクション(ゆっくり)20分 × 4回
運動は先週と同じものを自宅で継続

わかったこと(W)

日々変わる症状
ミルキング・アクションを続けることで、日々痛い箇所が変わってきています。
今週後半からは右のお尻と腰の痛みが出てきました。急に出てきた痛みで、お尻の痛みは最初坐骨神経痛かと思ったくらい。
これは体の軸が整ってきて、体がはまってきたことにより起こるそう。今後も症状は変わっていくという整体の先生の言葉でした。
きっと前進している証拠だと思っています。これからどう変わっていくのかドキドキします。

元々の体の癖(問題)と今回の病気が密接に絡んでいるみたい
髄液が漏れる場合は上と下から漏れることが多いとのこと。上は頸部、下は腰で馬尾神経がばらける箇所の上だそう。

自分の場合も2箇所でした。

一つは首の問題のようです。生まれつきかわからないのですが、左側の第一頚椎が捻じれているそうです。最初の入院時に脳外科の先生からも指摘がありました。
第一頚椎は頭を支える”ナット”の役割をする大事な場所ですが、自分の場合は捻じれているのでその役割を果たせていないとのこと。それに加えて、さらに負荷がかかる状況が続いたことから、おそらく低髄液圧症の引き金になったのではないかという整体の先生の見立てでした。

もう一つは、足の使い方の問題です。
子供の頃に事故で骨折した左足を庇って、右足を杖のように使って、右足でばかり漕ぐように歩く癖が抜けずに、今まで来ていました。(右足を松葉杖として使っていた、がイメージしやすいかも)
自分では全然わかっていなくて、指摘されてもピンときませんでした。

しかーし、よくよく右足の動きを観察してみると、真っ直ぐではなく外から足を回していて、右足に頼って歩いているが故に、左足の着地時間が短いことにようやく意識がいきました。

この「左足の機能が低い点を右足がカバーしている」というバランスの悪い使い方を変えていくのがポイントになってきました。つまり、機能が低い左足に合わせて右足ばかりに頼らずゆっくり丁寧に両足を使って歩くようにする、です。
意識する点は、「左足も右足も同じように、踵から地面について、つま先で地面を蹴る」という至って真っ当な歩き方にする。
まだるっこしいけど、「機能が低い左足こそが主役だ!」というくらいの気持ちで歩くようにし始めました。すると、体が喜んでいるような感覚があります。無理せず歩けているような。

教えてもらったことで興味深かった内容を、備忘のため残しておきます。

・機能が落ちている側を単体で鍛えようとしても難しい
 なぜならば、体は機能が落ちている方に合わせて調整をする仕組みだから
 例)四十肩で右肩が上がらなくなった場合
    しばらく経つと問題なかったはずの左肩も上がらなくなることがよくある
   
 上記を踏まえ、両方とも機能を上げるには、以下となる。
  1. まず機能が落ちた側に合わせて加減した使い方をする
  2.  1ができたら両方とも機能を少しずつ上げていく訓練をする
 つまり、 機能が低い方に合わせた上で、両方満遍なくトレーニングすることが必要

うーん、体って不思議ですね…。自分の体だけども、思うように動かない。
知らないことがたくさんあります。自分の知識量の問題ももちろんあるのですが、最先端の世界でも解明されてないこともまだまだたくさんあるということを今回の病気で知ることが多いです。

身近なものなのにわかっていないことって、他にもたくさんありそうです。慢心せずに素直に観察するとさらに世界が面白くなりそうだな、と思いました。


焼き菓子屋さんのブルーベリータルト。
大粒のブルーベリーの爽やかな風味だけでなく、中のブルーベリージャムも絶品でした。

次にやること(T)

身体の学びの実践
左足が主役!」で歩く
体が辛くなった時に自分で戻せるようになる
疲労感を軽くするためにできることを試す
しっかり休む

楽しい時間を増やす
別の観点からnoteの記事を書いてもいいかも
グランドピアノを弾きにいく
食べたいものを作って美味しい時間を共有する
断捨離してスッキリする

まとめ

リハビリ3週目は、より一層体の変化を感じました。
来週からは整体の回数を減らして自律に向かっていけるようにするとのこと。おっかなびっくりではありますが、きっと大丈夫。
1ヶ月前の自分は起き上がることは禁止されていたので、それに比べたら格段の前進です。

恐る恐る動くことが減ってきて、無理はしないようにしつつも、体がのびのびと動いてきている実感があって、とてもありがたいです。

支えてくださる方々、特に先生方や家族には心からの感謝を。

体に連動して、メンタルでついつい思ってしまう「できない」ブロックも外れて、心も体ものびのびと過ごせるようになれたらいいなあ。

みなさまののびのびする時間は何をされている時間ですか?
今日も良い1日を〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?