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新しい発想を思いつくヒント。

「このアイデアは新しい!」「他にない商品だ!」と心が躍るようなアイデアを私達は求めていますし、他の人が閃いた想像もした事が無いアイデアに対して「自分もこんな発想が出来たらな・・・」と思いますよね。

その悩み、もしかしたらこの考え方を使えば、解決するかもしれません。


ラテラルマーケティングとは?

従来の論理的なマーケティングでは、新しい発想等は生まれ難い。一つの製品、サービスの特性を並べて、その特性に変化を与える。様々な角度から自由に思考を巡らせる水平思考を用いて新しい発想が導き出せると提唱した理論。


簡単な活用法

大きく分けると3ステップ。このステップを順に考えていくと新しい発想が導き易くなります。



①フォーカスを選択

思考の対象となるモノを選択して、そのモノの特性を考える。

例えば、車ならば、                「移動が便利」「ガソリンを使う」「高い」「運転」



②ギャップを考える

①で考えた特性から一つを選んでそこに変化を与える。その変化のさせ方は、

・代用・逆転・結合・強調・除去・並べ替え

これらの6種類の方法を用いる。


「ガソリンを使う」にフォーカスを当て、代用の技法を用いると、「違う燃料を使う」という発想が生まれる。
「運転」にフォーカスを当て、除去の技法を用いると、車から運転という概念が無くなる。
「移動が便利」にフォーカスを当て、逆転の技法を用いると「移動が不便」となる。


③ギャップを埋める方法を考える

これまで考えてきた、今までと違う発想を商品やサービスに落とし込むにはどうすればいいか?を考える。

ガソリン車ではなく、電気や水素を使用する車
AIが自動で運転してくれる車
移動をあえて不便にする事で、その不便さを活用した楽しみ方が生まれるかもしれません。



終わりに

これらの技法を上手く使用し、今までになかった新しい発想を生み出そうとする理論がラテラルマーケティングです。超絶簡単にですが、僕自身この方法を知って、今まで当たり前だと思っていた事でも、しっかりとフォーカスを当てて、特性を並べて、ギャップを考えて埋めていく。この流れを意識する事で、

「あの人はすごいな~」「僕には思いつかない発想だ」と感心しつつも、どこか悔しい思いをしていた自分を変えられんじゃないか?と思わせてもらえました。

マーケティングの本を読んでいてその関連の記事ばかりにはなりますが、このような内容は必ず、色んな分野にも転用できます。

私は福祉の道を進んでいますが、様々な分野の知識を吸収し、自分の周りの小さな世界だけでも変化をもたらせる人材になりたいと思っています。




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