見出し画像

【温泉】湯の川温泉「大盛湯」(北海道函館市)

今日ご紹介する温泉は、北海道函館市にある湯の川温泉の公衆浴場大盛たいせい湯」さん。2022年夏に、こちらに日帰り入浴に訪れたときのお話だ。

湯の川温泉は、とてもアクセスの良い温泉地だ。函館空港のすぐ西にあり、タクシーや空港シャトルバスで10分もかからず到着する。また、JR函館駅からは、市電で約30分、停留所から徒歩で行くことができる。

私は、市電で向かった。こちらが、最寄りの停留所。

そこから歩くことほんの数分で、「大盛湯」さんに到着した。

こちらは、戦前から「青木浴場」という名で浴場を営んでいたが、昭和29年の湯川大火で焼失。翌30年に屋号を「大盛湯」と改めて新築し、以後数回の改装を経て、現在の施設は1991年に新装開店したものだということだ。

入浴料(450円、2022年7月時)を支払って、入場。施設の中は、普通の銭湯のような造りだ。まずは、シンプルで清潔な脱衣所で、服を脱ぐ。

お風呂エリアも、シンプル。手前に洗い場、奥に湯船がある。

湯船は3つのセクションに分かれていた。上段に湯口があり、下段へとお湯が流れるようになっている。

こちらでは、60度を超える高温の源泉を、加水することなく熱交換して55℃ほどに調整し、湯船に流し込んでいるという。循環、塩素使用、加水も加温もしていないのは素晴らしい。

3つに分かれた湯船の温度は、その日の気温によって微妙に変わるが、熱い順に49℃・45℃・42℃くらいだということだ。かなり熱めの温度設定だ。

3つのセクションのお湯に、恐る恐る、手を浸けてみる。うん、熱い! 上段と中段のお湯は、この段階でギブアップが確定した。

下段の一番ぬるいお湯に入ってみる。ここなら、なんとか大丈夫だ。3つのセクションのうち一番温度が低いとはいえ、季節が夏であったこともあり、十分に熱い。無色透明のお湯。臭いは感じられなかったが、舐めてみると、塩味を感じた。シャキッとする浴感で、お風呂から上がっても体が長い間温まっていた。

温泉分析書がこちら。泉質は、ナトリウムー塩化物温泉

銭湯価格でこのような上質なお湯に入れるのは素晴らしい。函館を訪問される方には、是非こちらに足を延ばしてみてはいかがだろうか。

いいお湯でした。お世話になりました!

こちらの施設についての「はこぶら」さんのサイトはこちら。

私の他の温泉系の記事は次のリンク集からどうぞ!

この記事が参加している募集

サポートをいただきましたら、他のnoterさんへのサポートの原資にしたいと思います。