【グルメ】「おび天 蔵」の「おび天」(宮崎県日南市)
先週、宮崎県日南市の飫肥城の写真をアップした。
今日は、飫肥城のある飫肥地区のご当地グルメ、「おび天」のご紹介。
「おび天」とは、何か。
農林水産省のページに、以下の説明があった。
要は、江戸時代に生まれた魚肉練り製品で、薩摩揚げに似ているが、豆腐、味噌、黒砂糖の味付けがポイントだということのようだ。
訪問したのは、「おび天」の老舗であるという「おび天 蔵」さん。飫肥城のすぐそばにあり、飫肥城を訪問する観光客でにぎわっていた。
こちらが、外観。江戸時代の建物を改修して使用しているという。歴史を感じる佇まいだ。
店内はお客さんで混雑していたが、ちょうど1席のみ空いていたスペースにタイミングよく案内された。
こちらが、メニュー。おび天をメインとした定食などが並ぶ。
オーダーしたのは、「おび天定食(松)」(1580円、2022年12月時)。
少し待ってサーブされたのが、こちら。メインの「おび天」(左上)のほか、おかずの盛り合わせや、小皿が並ぶ。そして、カニ巻き汁(カニに身をすりつぶした汁)とごはんもついている。
早速、おび天をいただいてみた。これは、美味しい! 揚げたてで、温かく、ふっわふわ。よくある市販の薩摩揚げと比べると、ずいぶん柔らかい。甘めの味付けが、観光で疲れた身体に、優しく染みわたる。
次は、厚焼き玉子、きんかん、かまぼこが盛り付けられた一品。カラフルで、シンプルな和皿に盛り付けられ、レトロな印象。厚焼き玉子は、プリンのような食感だった。それぞれ、お節料理を思わせる、なんだか懐かしいお味だ。
カニ巻き汁も、カニの風味がしっかりと感じられつつも、優しいお味だった。
おび天を中心とした、バランスの良いメニューだった。特に派手さはないが、私にとっては、量も味付けも、ちょうど良いランチとなった。
城下町の歴史ある建物で、江戸時代からのご当地グルメをいただきながら、当時に思いを馳せ、思い出に残る旅のひとときとなった。飫肥城を訪問される方には、自信を持ってお勧めしたい。
美味しかった。ごちそうさまでした!
こちらのお店の公式サイトはこちら。
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