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【グルメ】「長助」の「一揆そば」(石川県白山市)

先週と今週、石川県白山市にある鳥越城と、ニ曲ふとげ城の記事を、それぞれアップした。

今日は、これら2つの城攻めの際に、ランチをいただいたときのお話だ。お店は、「長助」さんというお蕎麦屋さん。

こちらが、外観。「一揆そば」という看板が目に留まる。

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一揆そばとは、何か? その答えは、こちらのお店の公式サイトにあった。

鳥越の地に伝わる「一揆そば」の由来は、1488年 加賀の国の一向一揆まで遡ります。
一向宗(浄土真宗)の門徒の大軍が当時の守護・富樫政親の裏切りに対し、城を攻め立て、政親を自害させた後、およそ100年の間、鳥越の地は一向宗門徒が支配する国でありました。
こうした戦いに挑む前に門徒衆は、女衆がそば粉を練り、打ち、山菜や餅を入れた蕎麦を食して、戦列に加わったという謂れがあります。
その味と盛り付けが伝統的に残され、後に「一揆そば」というようになりました。

http://ikkisoba.com/

一向宗の門徒たちが戦いに備えて、力をつけるための食事だったということだ。一向一揆の舞台となった鳥越城、二曲城を訪問したことから、どうしても、この歴史あるグルメが食べてみたかった。

城攻めを終えて、お店に到着したのは、日曜日の11:30。既に、満席だ。そのうえ、たくさんのお客さんがウェイティングリストに名前を書いて待っていた。地元の人々に混じって、バイクや自転車の旅人もいる。

しばらく待って、席に通された。

こちらが、メニュー。「一揆そば」「一揆御膳」と、「一揆」という文字が並ぶ。

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迷わず、「一揆そば」を注文した(950円、2022年4月当時)。

すると、「温かいのでいいですか?」と聞かれた。温かいお蕎麦が定番だが、冷たいお蕎麦もできるそうだ。温かいお蕎麦を頼んだ。

こちらが、その写真。

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太めの田舎そば。その上に、揚げたよもぎの草餅と、山菜が載せられている。右の小皿には、グリーンの物体が。聞いてみたら、「ふきのとうみそ」だとのこと。クリーミーで美味だった。

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太い麺
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大きなわらび!
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草餅の揚げたもの。これは、力が出そうだ!

太いお蕎麦に、揚げたよもぎ草餅。たくさんの山菜と野菜。これは、力が出そうだ。お味は素朴で、食が進む。これは、いくらでも食べられそうだ。

こういう食事でスタミナをつけた一向宗の門徒たちは、相当手ごわい戦力になったに違いない。500年以上昔に思いを馳せながら美味しくいただける、素晴らしいご当地グルメだった。

美味しかった。ごちそうさまでした!

こちらのお店の公式サイトはこちら。

こちらのお店の食べログのページはこちら。

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