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【温泉】青根温泉「湯元 不忘閣」(宮城県川崎町)

今日ご紹介するのは、青根温泉「湯元 不忘閣」さん。

青根温泉は、1528(享禄元)年に伊達藩の湯治場として開湯し、以来490年以上の歴史を誇る名湯だ。そして、こちら「湯元 不忘閣」さんは、貴重な、源泉かけ流しのお宿。

こちらが、玄関。「日本秘湯の宿」のちょうちんが掛かっている。

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受付。昔の看板や道具などを利用した内装が素敵。

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こちらが、館内の地図。

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こちらが、この日泊まったお部屋。長い階段を上がった先にある、一番上の階にあるお部屋だ。

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こちらが、その長い階段。温泉や食事に行くには、この長い階段を上り下りしなければならない。これは、結構な運動になる!(足の悪い方、ご高齢の方には、階下のお部屋をおすすめします。)

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こちらが、お庭の様子。右手奥に、「青根御殿」がみえる。青根御殿とは、伊達家のお殿様をお迎えする建物であったそうだ。現在は、伊達家関係の宝物品を収蔵している(後述)。

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大広間の様子。

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休憩所。コーヒーやお茶などのセルフサービスがあり、嬉しい。

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早速、温泉へ。

こちらには、6つの温泉がある。「御殿湯(ごてんゆ)」(2つ)「大湯 金泉堂(きんせんどう)」「新湯」という4つの浴場(男女入れ替え制)のほか、「蔵湯浴司(くらゆよくす)」「亥之輔(いのすけ)の湯」という2つの貸切風呂がある。

まずは、「御殿湯」へ。源泉掛け流しの単純温泉で、ゆっくり浸かれる。レトロな浴槽に、タイムスリップした感覚になる。

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次に、貸切風呂「亥之助の湯」へ。誰も入っていなければ、いつでも入れる。「亥之助」というのは、先々代の湯守さんのお名前だそうだ。

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石造りのお湯。暗い階段下のような位置にあり、秘密基地感がある。壁がなく、古い石垣がよく見える。冬は寒そうだが…。

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そして、「大湯 金泉堂」へ。かつて、伊達藩主の御殿湯として使われた由緒ある大浴場。2006年まで男湯と女湯を仕切りで分け、街の共同浴場として利用されていたが、老朽化が進み、いったん閉鎖後、復元工事によって2008年に復活し、宿泊者専用の大浴場として生まれ変わったそうだ。

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脱衣所とお風呂は同じ空間にある。左側に並べられているのが、脱衣かご。太い木の柱と、石造りの湯舟が、歴史と伝統を感じさせる。

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たまたま誰もいなかったので、お湯に浸かってパチり。ああ、極楽。

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次に、「新湯」。1528(享禄元)年頃に作られ、現在までそのまま残されている石造りのお風呂だということだ。

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そして、こちらのお宿のスペシャルな貸切風呂、「蔵湯浴司(くらゆよくす)」。空いていれば自由に貸し切りで使用できるのだが、人気が高いのだろう、いつも使用中で、なかなか空かない。

混雑の予想される時間帯を外して、何度かチャレンジし、幸いにも、2度、入るチャンスに恵まれた。

蔵の並ぶ、狭い通路を進んでゆく。

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立派な蔵が、いくつも並んでいる!

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蔵と蔵の間に、八幡様もいらっしゃる。

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突き当りには、こちら。

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扉を開けると…。このとおり。蔵一棟の中に、美しい木造の湯船が鎮座している。これは、テンションが上がる!

外が明るいうちに撮ったのが、こちら。

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夜遅い時間に撮ったのが、こちら。

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こちらは、掲示してあった「入浴心得」。肌にやさしい、単純温泉。

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夕食会場は、趣のある和室。

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旬の素材がふんだんに使われた、会席料理。このときは初秋だったので、緑のもみじや栗をテーマにした、美しい盛り付けだった。この写真のほかにも、次々と、工夫を凝らしたお品が次々と登場した。これぞ正しい日本料理。幸せをかみしめる。

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朝食はこちら。体に優しい和食。

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ぐっすりと休んだ翌朝には、館内の「青根御殿」を見学するツアーに参加した。

おかみさんが、宿泊客を、御殿の各フロアまで案内してくださり、伊達家関連の書画骨董を見せてくれるのだ。ちょっとした博物館のようで、目の保養になった。

掛け軸に屏風など、たくさんの宝物。

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この記事では到底紹介し尽くせないほどの、たくさんの宝物があった。

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最後に、こちらのレトロな休憩スペースで、素敵な空間との別れを惜しんだ。

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素晴らしいお宿でした。お世話になりました!

お宿のホームページは、こちら。

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