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【英語】My ask is... / The ask is...

今日は、誰でも知っている単語、askを使った表現について。

"ask"は、英語学習の早い段階で、誰でも習う単語だ。オンライン辞書「英辞郎」では、意味は下記のとおり。

ask
【他動】
~を尋ねる、質問する、聞く、問う
【自動】
尋ねる、質問する、見舞う
【名】
〔寄付・提供・送付などの〕依頼
〔売買する物・金融商品などのの価格を提示する側の〕売値、オファー価格

これらのうち、おそらく多くの方が、askを、「尋ねる」「質問する」という動詞として使っていると思う。しかし、外資系企業では、日常会話において、これを名詞として使うことが、けっこう頻繁にある。

特に、社内で、部下や同僚に物事を依頼するときに、「依頼事項」という意味で使うことが多い。

"My ask is (The ask is) that you submit this report by the end of this repot."
(私の依頼事項は、あなたがこのレポートを今週末までに提出することです。=このレポートを今週末までに提出してください。)

語感としては、instructionほどキツくはないが、request(依頼)に近いように感じる。でも実質的には指示であり命令であることが多い。

ところで、依頼事項を丁寧に言いたい場合には、次のようなフレーズがある。

・I have something I'd like to ask you about.
・I have something I need you to help with.

しかし、これだと、単語数が多く、長くて冗長だ。忙しいビジネスパーソンとしては、もっと手っ取り早く簡潔に言いたいし、言ってほしい。

そこで、急いでいるとき、要点を簡潔に伝えたい時に、短い単語である"ask"を名詞的に使って、カジュアルに、かつ端的に、相手にやってほしいことを伝達するときに使われるように感じている。

My ask (The ask) is...というフレーズが発せられると、ほぼ間違いなく、その後に依頼事項が来る。特に、部下としては、依頼された仕事を仕損じてはならない。そこで、私は、"My ask (The ask) is..."というフレーズを耳にすると、その時点で、条件反射的にメモを取り、正確に理解するため、注意して聞くようにしている。

なお、このフレーズは、カジュアルな語感なので、社内ではよく使うが、お取引先など社外の相手や、書き言葉ではあまり使わないように思う。

ご参考になれば幸いです!

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