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【グルメ】「Long Bar(ロングバー)」のSingapore Sling(シンガポールスリング)(シンガポール)

今日ご紹介するグルメは、シンガポールのご当地カクテル「シンガポールスリング」。これを、このカクテルの発祥のお店でいただいたときのお話だ。

そのお店とは、シンガポールの超有名ホテルであるラッフルズホテル (Ruffles Hotel) の、これまた超有名なバーである「ロングバー」(Long Bar)。 

こちらが、ラッフルズホテルの外観。シンガポールを代表する、歴史のある超高級ホテルだ。いつか泊まってみたいが、今の私には、高嶺の花だ。

こちらのホテルの一角に、「ロングバー」はある。夜になってから、ひとりでふらりと訪問した。ホテル全体が美しくライトアップされている。ゴージャスだ。

階段で、2階へ。

長い廊下を進む。高級なお店が並んでいる。

ロングバーの入り口を、ようやく見つけた。入口には、旅行者が長い行列をつくっていた。

せっかく来たのだからと、辛抱して、列に加わった。幸い、回転がそれほど悪くなく、列は意外に早く進んだ。30分も待たずに、中に入れてもらった。

店内に入り、ため息が漏れる。なんという、お洒落な空間。

公式サイトよりお借りしました

コロニアルな雰囲気のなか、満席状態で、たくさんのお客さんが会話を楽しんでいる。そして、殆どのお客さんが、ピンク色のカクテルを楽しんでいる。きっと、あれがシンガポールスリングだ、と、すぐに分かった。

このバーの面白いのは、麻袋に入った落花生(殻付きのピーナッツ)が食べ放題だということだ(無料)。私のテーブルにも、落花生の麻袋が置かれた。

そして、ここの流儀は、落花生の殻を、床に捨てるということだ。床一面に、落花生の殻が散らかっている。

私も、見様見真似で、落花生を食べて、殻を床に捨ててみる。何だか、楽しい。

そして、こちらが、シンガポールスリングのメニュー。「The Original Singapore Sling」(オリジナル・シンガポールスリング)と書いてある。この1杯のためにここまで紙面を割いている。やはり、これが一番の売りなのだ。

一杯で、46.33シンガポールドル!

もちろん、シンガポールスリングをオーダーした。お値段は、1杯で39シンガポールドル(税込みで46.33シンガポールドル、2023年6月当時、日本円で5,000円超え)。大変お高いので、おつまみは何も頼まず、ドリンク1杯だけ。そんなオーダーにも、お店の人は快く笑顔で頷いてくれた。

運ばれてきたのは、こちら。

オリジナルのグラスに満たされている赤っぽいピンク色に、添えてあるパイナップルの黄色のコントラストが鮮やかで、いかにも南国といったビジュアル。期待が高まる。

早速、味わってみる。うん、美味しい! フルーティで、トロピカルな、甘いカクテル。常夏の国のシンガポールのイメージに、とてもよく合っている。さすがだ。この歴史ある特別な場所にいて、特別な飲み物を飲んでいることに、しばらくの間、酔いしれた。

店内の様子を何の気なしに見ていると、ふと、隣のテーブルの初老の旅行者カップルと目が合った。おふたりとも、やはり、シンガポールスリングを1杯ずつ楽しんでいた。お互い笑顔になり、「どこから来たの?」と、会話が始まった。

彼らはニュージーランドからの観光客だった。私が日本から来たというと、急に身を乗り出して、饒舌になった。なんと、何十年か前、日本に仕事で長期滞在したことがあるという。しかも、その場所が、私の実家のある田舎町だったのだ。その町は、日本人でも知る人の少ない、小さな町だ。「そんな偶然あるの?」と驚き、そこから、暫くローカルトークを楽しんだ。こういう一期一会の素敵な出会いがあるから、旅はやめられない。

美味しかった。ごちそうさまでした!

こちらのお店の公式サイトは、こちら。

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