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【温泉】榊原温泉「湯元 榊原舘」(三重県津市)

今日ご紹介する温泉は、三重県は榊原温泉「湯元 榊原舘」さん。

榊原温泉は、2000年もの歴史を誇る温泉地。こちらの「湯元 榊原舘」さんは、大正時代の創業以来、100年以上営業している老舗だ。榊原温泉には複数のお宿があるが、こちらは、この地で唯一、敷地内に自家源泉を持つお宿。特に、31度の冷たい源泉が豊富にかけ流されていることで有名だ。

2023年2月下旬のこと。三重県のお城を巡るひとり旅に出かけた際に、こちらに素泊まりで1泊させていただいた。


外観・ロビー

堂々とした建物。かなりの大箱だ。

時節柄、お雛様が飾ってあった。
お抹茶と、オリジナル化粧品貸出セット
浴衣のほか作務衣も選べた。

客室

この日泊まったのは、広々とした和室。必要なものは全て揃っていて、快適だった。

踏み込みエリアにトイレ、お風呂と洗面台あり。
お布団が既に敷いてあった。
縁側にポットや冷蔵庫あり。
窓からの眺め

お風呂

さあ、お待ちかねのお風呂へ行ってみよう!

湧泉地

お風呂エリアの近くに「湧泉地」の表示があった。

神社のようにお祀りしてある。

その近くに、飲泉所もあった。左が源泉、右が普通の水だ。源泉をいただくと、まろやかなタマゴ味。私の好きな味だ。

まろみの湯「むらさき」

そして、まずは男女交替制のお風呂のひとつ、まろみの湯「むらさき」の入り口へ。

中に入ると、結構な人で混雑していた。日帰り入浴と宿泊客の両方が入り混じっている。

浴衣を脱いで中にはいると、とても広い空間が! プールのように大きな浴槽がふたつ。

公式サイトより。手前が源泉浴槽、奥にこれより大きな加熱浴槽あり。

加熱浴槽でよく温まってから、いよいよ、源泉浴槽へ。足の先を、そろそろと源泉に浸けてみる。

つ、冷たい…。

やはり、2月に冷泉は無謀だったか。いや、めっちゃ冷たいわ。

しかし、この冷たい浴槽に、たくさんの妙齢の地元レディたちが、首まで浸かって瞑想しているではないか。私にできぬはずはない。

少しずつ身体を沈める。硫黄のまろやかな香り。そして、トロトロの肌触り。冷たいと思ったお湯も、次第に、肌に馴染んできた。ようやく、身体の力を抜き、手足を延ばす。

ああ…。

なんだこれは。極楽じゃないか。

しばらく目をつぶり、沈没する。日々の浮世のいざこざが、スーッと蒸発して消えていくようだ。そして、無の境地が訪れる。マインドフルネスだ。

身体が冷えたら、また加温浴槽へ。加温浴槽へ身を預ける瞬間の安心感よ。身体が充分温まったら、また源泉浴槽へ。こうして無限ループにハマっていった。

露天風呂「為の助」

内湯「むらさき」と隣接して、露天風呂「為の助」がある。こちらは岩風呂だ。相当な広さだ。

公式サイトより

寒い季節のためか、あるいは、みなさん源泉風呂目当てだからなのか、こちらは空いていた。新鮮な空気を吸えて良かった。

けっこう長い時間をお風呂で過ごした。お風呂から上がると、全身を心地よい気だるさが襲った。

この日の夜は、布団に横たわるや否や、あっという間に眠りに落ちた。久しぶりに深い眠りを味わい、翌朝は大変気持ちよく目覚めた。これ以上の幸せがあろうか・・・。源泉パワーに感謝。

まろみの湯「もえぎ」

朝になると、浴場の男女が入れ替わっていた。まろみの湯「もえぎ」に入浴。

朝早いので空いているかと思いきや、それなりの数のお客さんがいた。

浴場に入ると・・・。こちらも、けっこうな広さ。

公式サイトより

だが、源泉浴槽は、「むらさき」よりは小さめ。

お社から源泉が。公式サイトより

再び、極上の無限ループを楽しんだ。

露天風呂「おそめ」

そして、「もえぎ」に隣接している露天風呂「おそめ」にも入る。こちらも雰囲気の良い岩風呂。

公式サイトより

温泉分析書

こちらが、温泉分析書。

泉質は、アルカリ性単純温泉。源泉の泉温は31.2度。加熱浴槽と露天風呂の泉温は、40.8~42度とのこと。源泉風呂の源泉の湧出量は、毎分230リットル。

源泉風呂は、加水、加温、循環ろ過、入浴剤、消毒剤等薬剤の使用無し。加温浴槽と露天風呂のほうは、加温あり、清掃時の塩素消毒剤や洗剤使用あり。

おまけ(素泊まり食)

この日は素泊まりだったので、夕食は、テイクアウト食。三重県津市のご当地グルメ「千寿」の「天むす」と、ファミリーマートの鶏の唐揚げ。

素晴らしいお湯でした。お世話になりました!

こちらのお宿の公式サイトは、こちら。

日帰りで訪問されたい方はこちら。

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