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【温泉】川湯温泉「川湯観光ホテル」(北海道弟子屈町)

今日ご紹介する温泉は、北海道は川湯温泉川湯観光ホテルさん。こちらに2食付きプランで1泊したときのお話だ。

川湯温泉は、屈斜路湖と摩周湖の間に位置する古くからの温泉エリアだ。

こちらのホテルは、冒頭の写真のとおり、昭和の香りのする古いホテルだ。川湯温泉のなかでも、こちらの温泉の評価が高いことから、こちらに宿泊することに決めた。


館内

昭和の雰囲気。
廊下

客室

私の泊まった客室がこちら。ユニットバスとトイレ付のお部屋だ。

左にユニットバス、右手前にトイレがあった。
広々とした客室。
窓からの景色。
前の建物は「ラピュタホール」というこの施設の別館。
館内図。部屋数はけっこう多い。

大浴場

さあ、お待ちかねの温泉へ。男女別の大浴場がある。男性は2階、女性は3階と固定されている。

ちょっと場末のスナックのようなネオン
女湯入口
入口手前には、休憩スペースもあった。

さあ、いよいよ浴場へ行こう。この施設では浴場の撮影は禁止。そこで、以下の浴場の写真は、すべて公式サイトからお借りした。

浴場エリアは、とても広い。入ってすぐのところには、真湯のエリアがあった。上がり湯として設けられているのだろう。

通常の水道水を使った真湯(まゆ)。
肌の弱い人はこちらで上がり湯をして、温泉成分を落とすのが良い。

そして、その奥に、お待ちかねの、源泉掛け流し浴槽があった。内湯エリアにふたつ。ぬる湯と、あつ湯に分かれている。いずれも浴槽は広い。そこに、ドバドバと豊富な量の源泉が注ぎ込まれている。

手前がぬる湯、奥が高温。

そして、露天風呂がひとつ。こちらも広い。温度は適温だった。

露天風呂。カラマツを使用している。

さて、お湯についての感想を書いておこう。

まず、こちらの泉質だが、酸性ー含硫黄・鉄(II)ーナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉。成分総計は5.753g/Kg。さながら、温泉成分のデパートのようだ。Ph値は1.7の強酸性。五寸釘を2週間ほどで溶かすそうだ。

そして、すべての浴場が源泉掛け流し。温泉は35m先の源泉(後述)を熱交換器で適温に調整していて、加温・加水・循環は一切していないという。

色は、薄く白濁している。光の加減では、青みがかっているようにも見える。

味は・・・。飲用不可だが、注ぎ口から投入されるお湯を少し口に含んでみた(自己責任で)。すると・・・激マズだった! 思わず、うぇっ、と、顔をしかめる。レモン汁のように、ものすごく酸っぱい。それだけではなく、出汁のような味で、エグみがある。

臭いは、紛れもない硫黄臭。これは、もう川湯温泉の街全体から漂っている。

肌触りは、強酸性で濃い温泉である割には、意外に入りやすいと感じた。しかし、油断は禁物。長湯には適さないと判断し、ほどほどで切り上げた。

なんともまあ、素晴らしく個性的なお湯だ。温泉愛好家の間で評価が高いのも頷ける。

しかし、やはり、パンチが効いているせいか、湯あたりをしてしまったようだ。お風呂から上がって部屋で休んでいるうちに、どっと疲れが押し寄せてきた。そして、いつの間にか寝落ちして、熟睡してしまっていた・・・。

源泉

ホテルの玄関の道路を挟んですぐの向かい側には、源泉エリアがあった。高温の源泉がこんこんと湧き出ている。源泉からこれだけ近いということは、浴場のお湯はかなり新鮮であるに違いない。

食事

こちらでは、2食付きのプランでお世話になった。

夕食

夕食は、「囲炉裏だいにんぐ」というお食事処にて提供される。駄菓子屋さんや囲炉裏など、昔懐かしいデコレーションに心が和む。

こちらに私の席が用意されていた。こちらでお夕食をいただく。和食のコースになっていた。ご飯とお味噌汁はバイキング形式で、好きなだけいただくことができる。シンプルな献立だが、どれも美味しくいただいた。

朝食

朝食は、別棟の「ラピュタホール」という場所で、バイキング形式だった。

本館とは渡り廊下でつながっている。
会議場のような空間

食べ物や飲み物の種類が大変豊富だった。ファミリーにはありがたいのではないかと思う。

私のチョイス。

全般的な感想としては、特にお湯の素晴らしい、良いお宿だった。しかし、川湯温泉エリアは、全体として、なんだか寂しい雰囲気だった。多くの旅館がとても良いお湯を提供しているのだから、是非、末永く繁栄してほしいと思う。

素晴らしいお湯でした。お世話になりました!

公式サイトはこちら。

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