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【温泉】羅臼の間歇泉(北海道羅臼町)

今日ご紹介する温泉は、北海道は知床・羅臼の間歇泉だ。

間歇泉とは、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のことだ。入浴できる温泉ではない。

先月(2023年7月)知床を訪問した際に、間歇泉があると知り、行ってみることにした。

羅臼町のサイトによると、次のような説明だった。

世界中から観光客が訪れる世界自然遺産の知床の中でも、知る人ぞ知る「羅臼間歇泉」。
おおよそ40分から2時間の間隔で10m弱の高さまで吹き上げる間歇泉は、北海道指定天然記念物に指定されています。

吹き上げる間隔は季節・日よって変動しますが、訪れる前に知床羅臼ビジターセンターに寄るとおおよその予想時刻を教えてもらえます。

この説明にあるように、間歇泉が吹き上がる時刻は、日によって変化する。そこで、予想時刻を知るために、知床羅臼ビジターセンターへまず立ち寄った。

中に入ってみると・・・とても立派な施設で、展示物も豊富だった。

さて、間歇泉の予測時刻だが・・・。こちらに掲示されていた。

これを見ると、大体、1時間に1回程度の周期だ。これによると、あと15分ほどで次の噴出予測時刻になろうというタイミングだった。今から向かうとちょうど、噴出に間に合いそうだ。

一旦、建物を出て、間歇泉の出る場所へ向かう。

ヒグマが出る可能性があるということで、熊鈴をリンリンと鳴らしながら進む。

5分ほども歩くと、間歇泉の案内板のある場所に出た。どうやら、ここらしい。他のお客さんもスタンバイをしていた。

さあ、ここで暫く待機だ。待っている間、色々な虫が寄ってくるのには閉口した。夏場に行かれる方には、日焼け止めと虫よけスプレー持参をお勧めする。

待つこと数分。予想時刻を過ぎる。1分、2分・・・。

あれ、出ないのかなあ。

集中力を欠いてしまい、何気なく、スマホを手に取った、そのとき。

「プシュー!」

という音がした。あわてて顔を上げる、地面から、蒸気が噴出し始めていた。

ギャラリーから、「わあっ」と歓声が上がる。

蒸気は暫く上がり続けた。

しかし、ほんの数分で、おさまってしまった。

短時間の出来事だったが、人の手によるものではなく、自然に噴出するのだからすごい。そして、それを数分の誤差で予測する、ビジターセンターの方の能力も素晴らしい。

貴重な経験をさせていただいた。ありがとうございました!

羅臼町役場のサイトはこちら。

https://kanko.rausu-town.jp/spots/view/6

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