夫婦喧嘩ゼロ

我が家は結婚15年、ほとんど喧嘩という喧嘩をしたことがありません。
声を荒げるような喧嘩なんて一度も無いです。

子どもが巣立ったら…早く二人であれしたいね、これしたいね、と夫婦で妄想しています。

今朝も出勤する夫のスーツ姿を見て「かっこいい〜」と思ってしまって。。。
(のろけ)

あまりに仲が良いので、息子が社会に出た時、喧嘩を見慣れていなくて困るのかも?と真剣に考えてしまいます。

世の中には、夫婦喧嘩の絶えない方もいるそうで…。
なぜ?私たちはこんなに仲が良いのかな?と考えてみました。

私は難病患者なので…
結婚できたこと、奇跡だと思っているからかな?と。。。

妊活してようやくできた子どもで
しかも妊娠中も持病で入院して…
子どもを持てたことも奇跡!

そう思うと、夫に対して感謝の気持ちばかりで。
不平不満なんて全く出てきません。

こんなに沢山の人間がいる中で、出会って、結婚できたなんて。
すてきな巡り合わせで。
この奇跡を大切にしたいし、夫の真心に応えたい。

逆に夫は
私が入院を何度もしていたこともあり
虚弱な私を常に労ってくれて…
妻が家事・育児をすることは当たり前ではないから、いちいち感謝してくれます。
いつも励まして、支えてくれます。

やはりお互いに思いやる心が大切だなって思います。


今日を生きている奇跡が幸せに思えるし
結婚できた奇跡が幸せで
子どもを持てた奇跡に感謝しかありません。

そう思えるから、病気を得たことは無駄で無かったのかもしれないと思える。

でも、これはみなさんだって同じですよね?
月並みだけれど、当たり前の今日は当たり前ではないから。。。

やってくれて当たり前だと思うから、やってくれないとイライラしちゃうのかもしれません。
何事も当たり前なんてなくて…
お互いにお互いを感謝できたらいいですよね。


哲学者エーリッヒ・フロムの『愛するということ』に書いてありましたが
「愛は技術である」と。

愛は降ってくるものとか、
恋愛は落ちるものとか、
自分にふさわしい愛(人)さえ現れれば自然と愛せるんだ、
と人間は思い込んでいるけれど
フロムは愛はそうした受動的なものではないという。
愛は能動的行為であって、愛することが大切。
自ら、愛するという行為を繰り返していくことで獲得していく。
習練による技術なのであると。

愛はもらうものではなく、与えるもの。

なかなか実践は難しいですが、私も与える人になれたらなあと思います。

こちらもベストセラーですので、ご存じの方も多いかもしれません。

人間にはギバーとテイカーとマッチャーがいて。
最も成功する人は与える人であるギバー。
しかし自己犠牲的ギバーは絶対成功しない。
テイカー(奪う人)に搾取され続けるから。

他者指向のWin-Winのギバーこそが成功するそうです。
人に与える事の中で、自分の価値も高められる人。

私たちはすぐ愛は献身であり、自己犠牲を美徳と思ってしまうけれど…
自己犠牲は美徳たり得ません。

自分があってこそ。 

独立して自立した存在として、自分をしっかりと持ったギバーになりたい。

夫婦もそうかもしれません。どちらかの我慢で成り立つ幸せなんて無いですし。

日本人は優しい人が多すぎるのかもしれないですね。
我慢しすぎていませんか??!

息子にも、自己犠牲的献身ではない、他者指向のwin-winのギバーを目指してほしいです。


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