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4年間で1278冊読んだ男の読書術

大学時代。
ぼくは京都のある大学の図書館にこもってよく本を読んでいました。
今から3年前の話です。

来る日も来る日も図書館へ篭って、コロナ禍という退屈な日々をやり過ごしました。

そして、気づいたら、

1278冊も読んでいました。

夢中で膨大な量の読書経験をしていたこともあり、今の読解力や言語化力にもつながっています。

この記事を読んでくれているということは、少なからず読書に関心があるわけだし、欲を言えば、もっともっと効率よく読書できる方法が知りたいと思っているかもしれません。
加えてぼくは、大学入試のための現代文や小論文を教えているので、ここで培ったエッセンスも紹介します!

そこで、とっておきの読書術を紹介します。

本の読み方とか、そう言う話ではなく、
読書をする上で役立つメモ術や情報のストック術など、読書をするにあたっての外部装置について紹介します。
ただ、文章を黙読するだけではなく、理解を底上げするようなノウハウについて言及します。

つまり、読書のやる気が継続して、みるみる情報が脳内に保管されていき、書かれている内容を実践できるようになります。
実際に、あなたがこの方法を使えば、

・読んでいたのに行の途中で別のことを考えてしまう
・本に書かれている内容が難しくて理解できない
・集中力が続かない
・読書のやる気が起こらない


これらの悩みが解消されます。
読書をする上で、上記の罠は多くの人が陥ってしまいます。
でも、1278冊も読書をしていることもあり、ぼくにはこういう罠にぶつかり解消してきた実績があります。
そんな個人的な経験にも触れながら、とっておきの読書術を紹介します!

ところで、
ここで紹介するノウハウを実践してもらえれば、

・読むのが速くなる
・筆者のイイタイコトが掴みやすくなる
・知識が定着して長く残る
・本を読むのが楽しくなる

こんなことができるようになります。

どうですか?
ちょっと続きを読んでみたくなりませんか。
それでは、読書初心者の方から上級者の方までうれしくなるテクニックについて紹介するので、お付き合いください。
※はじめのうちは初心者向けの退屈な内容かもしれませんが、意外と抜け落ちている可能性もあるし、抜け落ちた基礎を固めると一気にレベルアップすることもあるので、読んでくれたらうれしいです。

最初に見るべきページ

ぼくたちは、義務教育の中で、本をはじめから最後まで読み通すのが、「読書」だと教わります。
だから、途中から読んだり、「はしがき」「あとがき」から読み始めるなんて邪道!
みたいな意識が潜在的に刷り込まれています。

でも、本当に効率よく情報を吸収したいならこう言う読み方は、あまりにも非効率です。
だって、本の要点を絞りながら、「どんな情報が得られるのか」を予測しながら読む方がはるかに効率的だと思いませんか?

そうした義務教育的読み方に慣れている人は、ぼくの観測上、読むのが遅くなりがちです。

速く読めることと効率だけが全てではありませんが、速く読めたり効率的に読む方法も知っておくとはるかに読書経験が豊かになります。

ここで読書には2種類あることを紹介します。

・情報を掴む読書
・文体を味わう読書

義務教育では、「文体を味わう読書」の読書術が推奨されるあまり、「情報を掴む読書」の読書方法を知らない人が多くいらっしゃいます。

小説やエッセイ・物語などは「文体を味わう読書」が適していると思います。
しかし、評論やビジネス書や自己啓発本の類に「文体を味わう読書」を適用してしまうと、効率的な読書とは言えません。

また、書いた本人としてはやっぱり「文体を味わってほしい」みたいなエゴもあるにはあります。
でも、それ以上に効率的な読書を経て、読者にはもっと賢くなってもらいたいと思うので、ぜひ「情報を掴む読書」という読書の種類があることを覚えておいてください。


さて、それでは「情報を掴む読書」をする人にとって最初に開くページはどこでしょうか。

答えは、

「目次」「はしがき」「あとがき」の3つです。


学術書やビジネス書、自己啓発本などは、目次を起点に「気になるタイトルの章」へと飛びましょう。
イメージするのは、インターネットサーフィンです。
ネットサーフィン中は、起点となるページがありそのページを軸に新しいページを開くと思います。
新しいページを読み終えると元のページに戻りますが、そんな感じで「気になるタイトルの章」を読んだら、目次に戻りましょう。
そして、「はしがき」「あとがき」も重要です。
なぜなら、これらには本全体の要約が付されているからです。
本全体の外観が掴めれば、理解のスピードは桁違いになります。
大学入試などで、知っている内容の英文だと英語さっぱり分からんのになぜか読めるみたいなことがありますが、これに近い感覚だと思います。
そして、スラスラ読んでいるときは楽しいし脳にも定着します。
正攻法に前から後ろへページをめくる読書に退屈さを感じたら、この方法を試してみてください。

続いて、とても重要な質問をします。あなたの読書人生に関わるとっても重要な質問です。

あなたは読書する時、本は何周しますか?

普通は1周ですよね。
ぼくとそうだと思います。騙されたと思って一回だけ本棚の本を2周目してみてください。
そうすると思わぬショッキングな事実に気がつくでしょう。

全然読めてなかった。

1周目の読書では、実はほとんど定着していません。接触回数が少ないとか、読めた気になっているだけだったり理由はさまざまです。
だからこそ、2周目には、段違いな定着を実感できます。
人間の脳なんてしょせんそんなものです。
ですので、みなさんにとって「これは!」と感じる本があったらぜひもう1周してみてください。
なにか新しい発見があるはずです。
そして、2周目、3周目にならないと内容が振り向いてくれない本というのも存在します
最初「うわ、この本無理」と積読送りにした本もなにか拍子に再読したら、スラスラ頭に入ってくるなんてことはよくあります。
最初難しくて読めないと思っていた本が、頭に定着し始めるとき、自分の読解力がパワーアップしたことを実感できるはずです。
それこそ、頭が良くなっている気になれるはずです。
(本当はそんなことないんだけどね)

多読が大事

これはぼくが考えついた読書術ではなく、山口周さんという哲学者の方が言っていた読書術です。
この考え方を知ってから積読という考え方が消滅しました。

引用します。

本は10冊以上を同時進行で読む、ということです。「10冊」ではなく、「10冊以上」です。同時進行で読む本の数として、10冊というのは最低限のレベルと考えてください。

読書を仕事につなげる技術/山口周


この本の筆者は、本は飽きるのが当たり前だと言います。気分じゃない時があるのは当然です。
そんな時にには、無理して読み進めるのではなく、別の気分が乗る本に手を読みます。そのための10冊です。
だから、ぼくは常に3冊以上持ち歩くようにしています。
意外な気づきだったのですが、「その本が気乗りしない」はよくあるのですが、代わる代わる本を読んでいるとしっくりくる本が必ずあります。そのため、読書自体が気乗りしないということは実はあまりないということです。

メモアプリ「第二の脳の活用」

メモアプリは読書によって培った情報を記録に定着させます。
記憶はあてになりませんが、記録はあてになります。
そこで、おすすめのメモアプリは、以下の2つがあるものにしてください。

・タグ管理ができる
・情報の親子関係を管理できる
・パッと見やすい
・動作がサクサク

これらの条件に合っているのは、以下の3つのどれかだと思います。
特別なこだわりがなければ、notion一択だと思います。
ただし、以下の3つは有料です。
無料のものだと、iPhoneの純正メモはかなり優秀だと聞きます。それから、Google keepも。

メモアプリの使い方

どうしてこんな情報をストックしたかったのか謎ですが、こんな感じで情報をストックしています。
読んでいて、「あー面白い」と思ったらその箇所を写真撮ります。
すると、

すると、こんな感じで画像を文字としてコピーすることができます。
この機能は、iPhoneだったらどれでもできるはずです。ぜひおためしください。

ちなみに、タグ機能は「本のタイトル」にしています。
また、検索できるフックさえできればなんでもいいので、気になる単語を固有名詞をタイトルにして記録していました。
あとは、街ですれちがったキレイなコトバや漫画やアニメの登場人物の素敵なコトバなども同様の方法でストックしています。

読書録をつける

読書録をつけるのは、知識を定着させるのに適しています。
そんな記録つけるのにとっても役立つアプリがあります。

それはもちろんnoteです。

これを読んだみなさんもぜひ読書したら、その発見や気づきを言葉にしてみてくだ。
その際に、noteで発信したら、知識の定着だけでなく交流のきっかけにもなるのでおすすめです。
もし、この記事を参考に読書録の記事を投稿してくれる人がいたら、うれしいのでぜひぼくに報告ください。
noteがもっと活性化してくれることを祈っています。


おまけとして、読書の質をグッと高めてくれた4冊を紹介します!

まとめ

以上、読書についてでした!
知らない世界へ冒険しましょう!


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