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「みんなで創る みんなの職員室」始動します!

なぜ「みんなの職員室」なのか? なんで「みんなで創る」のか?

私は昨年まで大企業にて エンジニア ⇒ 技術開発マネジャー ⇒ 人事というキャリアを歩んできました。100名近い部下と共に最先端の製品向け技術開発も担っていました。

そんな時に観たのが映画「みんなの学校」でした。

そこには、障害を持つ子ども、家庭に問題を抱える子ども、みんなが同じクラスで学ぶ、教員だけでなく、児童、保護者、事務員、地域住民が一緒になって学校を作っていく姿が映し出されていました。私は大感激したのですが、一番感銘したのが大空小学校の職員室の姿でした。

自分の組織を振り返り、俺は、こんなに何でも話し合える、本気でみんなで取り組んでいるチームを作れているだろうか?と自問自答しました。

そして、この素晴らしい職員室が学校全体の空気を作り出しているのではないかと考えました。

「みんなの学校」大空小学校が取り上げられるときには、必ず”木村先生だったから出来たんでしょ”という眼で見られることがあります。私は木村先生と何度も話しましたが、「決して木村の学校ではない、地域が作る学校なんだ」とおっしゃいます。

木村先生に、「みんなの学校」で一番感銘したのは職員室の姿なんです、とお話したことがあります。木村先生は「ピンポン!あの職員室が出来れば最強。すべて上手く行くよ!」と言われました。

さあ、「みんなで創る みんなの職員室」を全国に作っていきませんか。

ワークショップを開発していくために、3月に繋がりのある先生方にご協力をいただき、ワークショップトライアルを行いました。「みんなの学校」で描かれた姿から、参加者が「印象に残ったこと」「驚いたこと」「違和感を感じたこと」を抽出し、事実を理解し、そこから一人一人がどう解釈したのかを話し合いました。

すでに新型コロナウイルスの感染拡大が始まっていたこともあり、全てのワークショップをオンラインで実施しました。ZOOMのブレイクアウトルームと、Miroというオンラインコラボレーションツールを使って、バーチャルな付箋を使って、バーチャルなホワイトボード上でグループワークを行いました。

このワークを通して、現場の先生方が抱えている葛藤、日々の仕事に忙殺され見失っていること、に気付きました。

参加した先生の感想を抜粋します。

「学校のあり方について本気で語る会として、大変有意義でした!
この活動を広めるとともに、学校の本質を取り戻していきたいです。」
「全国の職員室をよりよくしようという考えに共感した。民間と教員が手を組むことで学校を変えていける可能性を感じた。」
「同じ志を持つ人たちとの意見交換を通じて、「学校は変えられる」という励みになりました。」
「いいクラスからの脱却。安心安全な職員室、教室を作りたいという気持ちが高まりました!」

作りたいのは大空小学校のコピーではありません

大空小学校は、一つの成功モデルだと思います。彼らの取り組みにはヒントが沢山存在していると思います。でも、それぞれの学校が作り上げる姿は違って良いと思います

ワークショップを通じて、参加者の皆さん一人一人がこのヒントを見つけ出し、参加者同士で対話をすることによって、皆さん自身が取り組めるアクションに繋げることが出来るのではないかと思います。

一人一人が自分が関わる組織で「みんなの職員室」を作っていく。現場の先生方、学校に関わる保護者や地域住民、そして子どもたち、みんなが関わって「みんなの職員室」を作っていけたら最高!ですよね。



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