7月13日(2016年) ユアスタでJ1初勝利、決めたのはやはり興梠
仙台の降格を残念がるレッズサポ
昨季、ベガルタ仙台がJ1リーグで19位になり、J2降格が決まったとき、少し残念がるファン・サポーターもいたのではないか。
仙台のホーム、ユアテックスタジアム仙台は新幹線を利用すれば浦和から2時間半も掛からず、歩く時間も短いので、たとえば静岡県のIAIスタジアム日本平やエコパスタジアムに行くより相当便利だ。
それも大きな要素だが、2015年以降の7シーズンでレッズは仙台に10勝4分けの負けなし、というのもJ1に居て欲しい理由だろう。仙台にとっては甚だ失礼かもしれないが。
ユアスタで5シーズン勝利なし
しかしユアスタでの勝率はそれほど良くない、というのは10年以上の応援歴があってアウェイにも行く人は実感していたと思う。
仙台はレッズとのホームゲームを2002年のJ1初昇格から2010年まで宮城スタジアムで行ってきた。といっても2004年から2009年まではJ2にいたから対戦したのは3シーズンだけで、宮城スタジアムではレッズの2勝1分けで負けなしだった。
ところが東日本大震災が起きた2011年、Jリーグ再開2試合目がユアスタで行われたが、そこでレッズは仙台に初黒星を喫した。それを皮切りに2015年までレッズは仙台にアウェイで2分け3敗と、5シーズン連続勝っていないのだ。ホームでは2勝3分けと負けなしだったのだが、なぜかアウェイでは勝てない時期が続いた。「仙台キラー」の興梠慎三はレッズ加入の2013年から毎年アウェイでも仙台からゴールを挙げていたが、それでも勝てなかったのだ。それに終止符を打ったのが2016年だった。
ドロー寸前、興梠が決勝弾
2016年7月13日(水)、浦和レッズはユアテックスタジアム仙台に乗り込んで、ベガルタ仙台とJ1リーグ2ndステージ第3節を行い、1-0で勝利した。ユアスタでレッズがJ1の勝利を挙げたのはこれが初めてだった。
レッズは年間勝ち点1位を目指し、鹿島アントラーズと川崎フロンターレを追い上げている時期で、勝ち点3が必要な試合だったが終盤までスコアレス。アディショナルタイムに入り、ドローを覚悟したとき、柏木のスルーパスに走り込んだ興梠が、出てくるGKの頭を越すシュートでゴールに流し込んだ。その後、約2分間を守り切り、ユアスタでのJ1初勝利が確定した。
これを契機として、レッズはホームでもアウェイでも対仙台無敗記録を続けていくようになった。
さて、みなさんは2016年7月13日、何をして何を感じていましたか?
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