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遊びやイベントは準備しすぎないくらいがちょうどいい?

今日は、何かと悩みがちな子連れでのお出かけについて考えてみたいと思います。

私はもともと、ノープランでの海外旅行を楽しむくらい、無計画でのお出かけが好きです。学生の頃、よくアジアの一人旅に出かけていたのですが、「何しに行くの?」と聞かれ、「んー、決めてないけどどんな国か見て来る!」みたいなやりとりを何度したことか・・・笑

計画を立てること自体は好きで性に合っているのですが、ノープランで旅行に行くというスリルと偶然が合わさった面白さを楽しみたいという気持ちが強いほうです。

そんな私ですが、子連れでのお出かけに関しては、以前は100%計画を立ててから出かけていました。それが、ある出来事をきっかけに、お出かけへの精神的ハードルが低くなったのです。今日はそのことについて綴っていきます。

完璧なプランにこだわりがち

私は、子連れで遊びに行くとき、綿密なプランを練るほうでした。割合で言うと、そういう方の方が多いのではないでしょうか。

要するに、不安なんです。「○○がなかったらどうしよう?」「食事はどうする?」「これが起きたらどうしよう?」と、事前の不安を挙げればキリがないですが、その気持ちを消すために、綿密な準備と下調べに勤しみます。

「よし、準備もしたし完璧!」という気持ちでいざお出かけへ。ある程度は、計画通りに事が進むことが多いです。何せ前日までに長い時間かけてスマホの画面とにらめっこしてあらゆる想定をしてきたのですから・・・

それでも、たまに想定外のことが起こったりするのが子連れのお出かけ。それも、たいてい悪いほうの・・・

無事にお出かけを終え、子どもは満足した様子だけど、親としてはある程度は予想がつくお出かけだったので、期待以上の楽しさを味わえるかといったらそうでもないことが多いです。

しかし、意外とどうにかなるかも?という境地に至った、当時1歳だった次男とのエピソードがあります。これがきっかけで、私の子連れおでかけの概念が変わりました。

準備ゼロで挑んだ思いがけない水遊び

当時、私は育休中で日中はずっと次男と過ごしていました。長男は時短で保育園に預かってもらっていました。ある夏の日、長男を保育園に送った後、公園の前を通ったとき、じゃぶじゃぶ池の水遊びが始まっていることに気づきます。

保育園と自宅を往復するだけのつもりだったので、もちろん着替えも何も持ってきていなかったのですが、天気も良かったしちょっと遊んでから帰ろうかと次男と一緒に公園に立ち寄りました。

次男はまだ水遊びデビューをしていなかったので、少しだけ水に触ったりしたら帰ろうと思っていました。なのに、みるみるうちに水に興味を持ち、気づいたら服のまま浅めのプールにドボンしているではありませんか・・・。

「あーーーっ!」と思ったのもつかの間、もはやどうしようもありませんでした(体を拭くものといえば、ハンカチくらいしか持っていなかったのです)。こうなったら、もう開き直るしかありません。びしょびしょだけど、帰ってすぐにシャワーを浴びれば大丈夫!いい意味でどうにでもなれ!と、本人の気の向くままに遊ばせてあげました。

結果、面白いことに、私自身がすごく楽しめたんです。

親の心配が楽しさを妨げる

それまでの私だったら、着替えなどの準備をしていったとしても、できることならあまり汚してほしくない・・・と思いながら水遊びに付き合っていました。子どもが楽しく遊んでいても、「そんなに激しく遊ばないでー」と思ってしまい、常に何かしらの心配をしながらの状況でした。子供はそんな親の気持ちなどお構いなしだと思うのですが、そういう気持ちだと、親自身が楽しむのは難しいです。楽しそうな子供を見てただ嬉しい気持ちになるのが理想だとしたら、楽しそうで良いけど帰ったら洗濯が大変・・・とかの不安が付きまとって100%楽しむことができないという状況。

ですが、次男との無計画水遊びを経験してからは、面白いように「どうにでもなるから私も一緒に楽しんでしまおう」という気持ちが強くなり、不思議と不安がなくなったのです。

こうして、子どもたちを数えきれないくらい水遊びに連れて行き、ただ楽しい気持ちで遊ぶのを見守っていたという、私のひと夏の思い出が出来上がりました。

時には最小限の準備で

もともと無計画海外旅行が好きだった私が、その頃のワクワクを思い出したかのように、以前は綿密な計画を立てないと気が済まなかった子連れでのお出かけについても、とりあえず行き先だけ決めるというやり方をするようになりました。

前日までに綿密に準備してから出かけても想定外のことは起こるんだとしたら、いっそのこと最低限だけ調べてあとは楽しむだけ!という状況にしたほうが、調べるのに使う時間も浮くし、楽しめるしで、一石二鳥だな、と。

こうして、最近では、行き先だけ決めて、あとは「何かあってもどうにかなる!」という精神の方が楽しいと感じるようになりました。普段は心配性で準備しがちでも、一度だけ勇気を出して無計画で出かけてみると、もしかしたら価値観が変わったり、新たな楽しさや発見があるかもしれません。

もし、それを楽しめたとしたら、お出かけのときの気持ちが楽になると思います。お出かけに限らず、子育てそのものが「どうにかなる」と割り切れて、楽になれる気がします。

子どもの好奇心や自主性を尊重し、親も一緒に楽しむことが、どちらにとっても豊かな経験になるはずです。ちょっとだけ、子どもと一緒に新しい冒険を楽しんでみるのもいいかもしれません。

今日もお付き合い頂きありがとうございました^^

sayu

お読みいただきありがとうございます!近い将来、sayuの育児エッセイを出版したいと考えています。サポートしていただけると大変励みになります!!今後ともよろしくお願い致します♡