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風邪の引き始めの一番の特効薬

先週、家族全員でコロナに感染してしまいました。実はコロナが始まって以来、全員初の感染となってしまった我が家なのですが、大人も地味につらかったです。インフルエンザと違って特効薬はなく、ただ解熱剤を飲んで水分を取って大人しくしているくらいしか対処法がありませんでした。

それに、子どもがいると大人もずっと休んでいられるわけではありません。子供ができて初めて分かったことですが、自分が具合悪い時の子供のお世話ほど辛いものはないですね。しかも子供も具合悪いのですから、正直カオスでした。

それでも、夫と私のピークが若干ずれたことで、子どものお世話や家事も分担できたのが不幸中の幸いでした。家事と言っても、生きていく上での最低限のことだけをこなす感じでした。

ここ数日で、やっと日常が戻って来たところで、noteの執筆も復活しようと思います。

特効薬とは

残念ながらコロナには我が家の一番の特効薬は効かなかったのですが、普通の子供の風邪にはこの方法が一番有効なのではないかというものを、今日はご紹介しようと思います。

それは、風邪の引き始めに普段よりも多めにスキンシップを取ることです。

そんなこと?と思われるかもしれないのですが、これには私なりの理論があります。もちろん医学的根拠はないので、そのあたりはご了承ください。

子どもが熱を出す理由

子どもが熱を出す理由、風邪を引く理由、考えてみたことありますか?そりゃ当然世の中にはいろんなウイルスが蔓延しているんだから、風邪は当たり前のように引くでしょ。と思うかもしれません。でも、周りで風邪が流行っているのにうちの子だけピンピンしてる、とか、今回の風邪は長引いているな、とか、その時によって全然状況って変わりませんか?

私は、勝手に、子どもが熱を出す時にはお母さんに構ってほしいときだと考えています。季節の変わり目とか、いろいろと忙しい時に限って熱出すんですよね。でもたとえば季節の変わり目で言うと、体に少し負担がかかってるからちょっと助けてほしい、などという子供の無意識レベルで働くちょっとしたSOSなのかなと思っています。

また、仕事などが忙しい時に限って子供が熱を出して、仕事を休まないといけない、ああ、こんなにやることあるのに、と思いながら自宅にPCを持ち帰って子供が寝てから夜な夜な作業をこなす…などのご経験がある人もいると思います。

でもこれももしかしたら、子どもからのSOSかもしれません。「お母さんちょっと休んだ方が良いよ」という、子どもなりの気遣いなのかも。仕事が忙しいのに気遣いとは余計なお世話、って感じですが、忙しくてお母さんが体を壊す前に、警告してくれているのかもしれません。

子どもはお母さんが倒れてしまったら何もできませんから、これも子どもなりの動物的本能なのかも。私も、忙しい時に限って熱を出されたとき、最初のうちは「なんでこんな時に限って…」と思っていましたが、そのうち面白いように「仕事が忙しい時に熱を出す法則」が出来上がって来たので、「私が倒れる前に警告してくれてありがとう」と思うようになり、子どもと一緒に思い切って休ませてもらうようになりました。

熱が出る前に先回りする

何度か子供が熱を出すという経験を重ねていくと、何となく熱を出す前兆というか、前触れというか、分かるようになります。そんなときは、こっちも先回りして対策をするようにしています。

たとえば、いつもよりボーっとしてる時間や横になっている時間が多いと思ったら、まだ熱が出ていないとしても水分を沢山飲ませたり、子供用サプリを飲ませたり、そして優先度高めで子供のそばにいてスキンシップを取ってあげること。

熱を出してアピールしなくても、ママはいつでも息子ちゃんのそばにいるよ。言葉で伝えるのではなく、さり気なくやってあげるのが良いと思います。

実際、これで発熱が防げているかは分からないのですが、体感的に3回に1回くらいは成功してる感じがする、もしくは熱を出したとしても長引かずに終わる気がしています。

回復力を高めるために

そうは言っても、子どもというのは突然熱を出したり風邪を引いたりするものです。そういう時には、薬を飲ませたり栄養を取らせたりといった基本的なことに加えて、やっぱりここでもスキンシップをたくさん取ることです。具合が悪い時って、どんなにパパ大好きな子でも、100%ママが良いって言いますよね。うちがそうです。いつもは大人気の夫も、この時ばかりは傍に行ったとしても「ママが良い」と言ったりします。それにもちょっと嬉しさを覚えたり。

あとは、声掛けの仕方も大事だと思っています。ネガティブな声掛けではなく、「良いほうに向かっているんだ」ということを分からせてあげることです。よっぽど悪い病気とかだったら別ですが、基本的に風邪なら本来すぐに治るものです。

辛い時に「辛いね」と共感してあげることは大事ですが、共感してあげすぎたり、甘やかしすぎちゃうと、具合が悪くてママに甘えていられるその状況が気分がよくなってしまい、なかなか治りにくくなるのではと思います。適度に辛いことの共感はしてあげつつ、「今○○の体はウイルスと戦っているんだよ。応援してあげようね」とか、「ゆっくり休んで水分たくさん取ったらすぐに良くなっちゃうよ」などと言ってあげるようにしています。そうすると、子どもも自然と「早く治ってほしい」という方へ気持ちが向く気がします。

一番大事なのは自分の体力

子どもの看病をしていると忘れがちなのが、何よりも大事なのは自分の健康ということ。目の前に辛そうにしている子供がいるのだから、一生懸命看病して挙げたくなるものですが、それに100%注力するのではなく、一歩引いて「自分の体力は大丈夫だろうか」と私は考えるようにしています。

ちょっと疲れているな、と思ったら、家事は最低限にして、自分も一緒に休む、自分も体を冷やさないように対策をする、そして、子どもの風邪をもらわないと強く信じること。これで共倒れを防ぐようにしています。

子どもの風邪をもらわない上で大事なのはマインドセットです。「もらうかもしれない、もらったらどうしよう」と思っているとほぼ確実にもらいます。なので、「私は子供が治るまでと治った後も健康に過ごすんだ」と、肯定的な表現で心に言い聞かせるようにします。

人は、「~しないようにしよう」と思うと、必ず「そうなってしまったときの状況」を思い浮かべますよね。人間の脳は、否定形を無意識で理解できないと言われています。

なので、子どもの風邪を移されて苦しんでいる状況を一瞬でも思い浮かべることなく、「健康で過ごす」と肯定的な表現で自分に言い聞かせること。この方法で、私はインフルも移されなかったし、普段の風邪ももらうことは滅多にありません。

ただ今回のコロナは厄介だった。自分もここのところ忙しくして、頑張りすぎていて知らぬ間に疲れてしまっていたと反省しています。

自分の気分を落ち着かせるためにも、子どもが風邪を引きそうなときと言わず、普段からスキンシップをもっと取るように意識して、免疫力アップを狙いたいと思います。

もう少しだけ続くこの冬のウイルス大運動会。最後まで一緒に乗り越えましょう…!

sayu


お読みいただきありがとうございます!近い将来、sayuの育児エッセイを出版したいと考えています。サポートしていただけると大変励みになります!!今後ともよろしくお願い致します♡