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さらば、寝かしつけ文化!寝かしつけ不要までの道のり~長男4歳編~

最近、ニュースで「育児で一番大変でストレスが溜まるのが寝かしつけ」というのを観ました。寝かしつけを楽しくやる工夫として、抱っこ紐でベビーダンスやるとあっという間に寝ますよ!みたいな内容でした。ストレスが溜まらないように、もっとラクして楽しんで育児しよう!といった最近の世間の傾向はすごく良い流れだと感じます。なにしろ私が育児に関してはいかにラクするかしか考えてませんからね。本来ストレスなことを楽しんでやろう、という工夫にはすごく共感したニュースでした。

ですが、私はこれよりもっとラクしてるな、と。なぜなら、そもそも私は「寝かしつける」ということを現在していないからです。最近でこそ、次男が4月に生まれたので夜寝る前に泣いてたら寝るまで抱っこしてあげることもありますが、何もせずに寝てくれることも増えてきました。

次男編についてはこちらの記事でまとめています。

究極の面倒くさがり&ストレス嫌い&大変なこと嫌いという母のことをすごくよく理解してくれてる超親孝行な子供たちのおかげで、夜は大人だけの時間を毎日確保することができています。

確保した時間の中で何をしているのかについてはよろしければこちらの記事をお読みください。

「大人がいないと寝られない」という固定概念からの卒業

寝かしつけの工夫に関する情報は最近いろいろと見聞きするようになりましたが、そもそも寝かしつけいらないんじゃね?というようなことを言ってる人ってまだまだ少ない気がします。

海外、特に欧米では子供が子供部屋で一人で寝るという文化が根付いています。夜寝る前に絵本を読んであげたり、少し大人と一緒に時間を過ごした後で、おやすみと言ってお母さんが部屋から出ていく、というのは海外ドラマの世界だけではなく実際にそのようにしている家庭が多いです。

逆に、日本の川の字で寝る文化が欧米でも良いと言われ始めているという説なんかもあるほど、子どもは一人で寝るものという文化です。我が家では、そんな欧米の文化を取り入れています。

そして、大事なのが「大人がいないと子供は寝られない」というマインドからの脱却。寝ない子は本当に寝ないなどとも聞きますが、それでも24時間起きっぱなしということはまずないですよね。はっきり言って、子どもなんて寝たいときに寝ます。逆に、大人が「寝かさなきゃ」と思うからこそ、「今はまだ寝たくない~!」って文句言って泣いたり、子どもなりの主張があるというものです。

眠い時は勝手に寝る。その自然な流れを作ってあげるのが、一人ねんトレかなと考えています。

一人で寝られるようになるまでの道のり

ねんトレについては色々なメソッドがあるようですが、私はそうした内容の本をいくつか斜め読みしつつ、その通りにやるというよりは自分のやりやすいように実践しました。ここで、長男(現在4歳)でやったときのやり方を書いていこうと思います。

我が家では子供部屋を作っているので、子どもたちは今でもそこで子供だけで寝ています。子供部屋がある前提の話になることご了承ください。

スタート時期は生後6か月ごろ

夜間授乳が落ち着いてきた生後6か月ごろからスタートしました。長男は最初は混合だったのですが、5か月ごろからミルクのみになり、その影響もあったのか腹持ちが良くて授乳間隔がかなり空くようになり、夜中に一度もミルクをあげない日も出てきたのが生後6か月ごろでした。

まだ夜間授乳が頻回のうちは、すぐに対応できるように同じ部屋で寝かせていました。赤ちゃんによって夜間授乳の状況は変わると思うので、スタート時期はお子さんの様子を見ながら無理なくスタートさせるほうが良いと思います。逆に早すぎてしまうと、お互いにストレスになってしまうと思うので、試してみてやっぱり無理~ということならもう少し様子見るとか、周りと比べずにマイペースでやってみるのがおすすめです。

日中の過ごし方のポイント

日中の過ごし方ですが、これも基本的には寝たいときに勝手に寝るという考え方です。赤ちゃんによって、良く寝る子、あんまり寝なくても元気な子、さまざまですが、あんまり寝なくても元気な子に下手に昼寝させようと頑張ってしまうと、夜覚醒しちゃって寝ないということもあるので、日中の睡眠についてはその子次第と考えたほうが良いと思います。

育児書なんかには、生後何か月の子の1日のスケジュール?みたいのが載っているという話も聞きますが(※私はいわゆる育児書なるものを買ったことがないのであくまで聞いた話なのですが)、全員の赤ちゃんが育児書の通りになったらちょっと怖くないですか?(笑)

育児書通りにいかないことのほうが多いのが育児です。「勉強したとおりにやらなきゃ」ではなくて、もっとわが子と向き合ってわが子だけの特徴に目を向けてあげるのが良いと思います。

寝かす時間を決める

ちょっと話がそれましたが続き行きます。
だいたい何時ごろには子供部屋を暗くして寝るモードに入るという時間を決めてやっていました。長男の時はたしか21時~22時頃だったと思います。ちょっと遅めだったと思うのですが、日中もよく寝る子だったのでこのくらいの時間に寝かせるのがちょうどよかったです。

毎日だいたい同じくらいの時間に設定してあげることで、ルーティンも確立されるし、子どもの体内時計も安定しやすくなります。

最初は時間を決めて寝る前の抱っこ

時間になって部屋を暗くして少ししたら、はじめのうちは何分間と時間をだいたい決めて抱っこしてあげていました。最初は20分とか15分とかにして、運が良い時はその間に寝ちゃうこともありましたが、ほとんど寝なかったので、決めた時間が過ぎたらベッドに置いて一旦「おやすみ~」と言って部屋を出ます。

慣れてきたら、抱っこしてあげる時間をだんだん減らしていって、最終的には抱っこなしで「おやすみ」と言うだけで部屋を出ていきます。我が家では、寝る前のギューをして、おやすみを言うという習慣が、長男が1歳過ぎくらいから現在までずっと続いています。

ベッドに置いたらまず様子見

寝ていても寝ていなくても、時間が来たらまずベッドに置きます。最初は泣くと思います。でも、そこはぐっと我慢で、泣いていようが何していようがとりあえず部屋から出ます。最初は数分ほど様子を見て、泣き止まなければもう一度部屋に入ります。

このときポイントなのは、泣いていても最初からまた抱っこしないこと。泣いていたらまずは抱っこせずにトントンしたり声掛けをしたりするだけにしてみて、まだ数分泣き止まなければ少し抱っこしてあげて、また決めた時間が来たらベッドに置く。最初はそれの繰り返しで少し大変ですが、ポイントは大人が覚悟を決めること。そして折れないハートを持つこと。最終的に子供が諦めて勝手に寝たらこっちのもんです。

泣いてから駆け付けるまでの時間をだんだん延ばしていく

ベッドに置いた直後にも、夜中に目覚めて泣いてしまったときにも同じことが言えますが、泣いてからすぐに駆け付けないこと。もちろん、緊急事態のときには明らかに泣き方が変わるのが分かると思うので、その時にはすぐに駆け付けますが、赤ちゃんは寝言で泣くこともよくあるそうです。なので、最初は泣いても5分は様子を見て、そのまま勝手に泣き止めばそのまま、10分以上泣いていれば様子を見に行く(この時にもすぐに抱っこせずに声掛けだけする)というようにしていきます。

泣いたらすぐに行ってしまうと、「あ、泣くだけでママは来てくれるんだ」と赤ちゃんは認識するようになってしまうので、夜泣き対応から卒業できなくなってしまいます。

大事なのは、子どもに「一人でも寝られる」ということを覚えてもらうこと。大人は、子どもがそれができるようになるためのお手伝いをしているということ。「一人で寝られるように応援しているよ!」というメンタルでいることが大事だと思います。

「怖い」という感情が芽生え始めた3歳ごろ

そんなこんなで上記のようなことを繰り返していったところ、1歳過ぎくらいには「おやすみ」と言ってギューするだけでしばらくすると一人だけで寝るようになった長男でした。1歳過ぎて保育園に行くようになってから環境が変わったストレスで夜泣きが一時期ありましたが、それ以外は基本的に朝まで一人で寝てくれるようになりました。

意外な盲点だったのが、「怖い」という感情が芽生え始めた時期。長男は3歳になるちょっと前くらいから、急に「暗いから怖い」と言うようになりました。その感情が芽生えてからは、夜中に起きて「怖い~!」って泣いたりする日もありました。

そういう時、最初は「一人で寝るんでしょ!」などと厳しく接してしまった時もありましたが、怖い=安心感が欲しい=甘えたいと考えるようになってからは、甘えさせてあげて一緒に寝てあげたりしました。また、一人で寝られた日にはカレンダーにシールを貼って、3枚シールを集めたらママかパパどっちかと一緒に寝られるみたいなルールを作って、子どものモチベーションアップにつながる工夫などもしてみました(今でもやっています)。

一人で寝られた日には、思いっきり褒めてあげることで、次もまた頑張ろうという気持ちになってくれます。

ところで、あなた自身のメンタルは落ち着いていますか?

寝かしつけに限らず、子どもが泣きやまないとき全般ですが、ずっと寝なかったりずっと泣き止まなかったりすると、「いつ寝てくれるの?いつ泣き止むの?」とだんだんイライラしてきちゃいますよね。私も、今でこそ持ち前のポジティブメンタルで居られていますが、長男がまだ0歳の頃とかは、苦労したこともたくさんありました。こっちが急いでいるときに限って、全然寝てくれないし全然泣き止んでくれないんですよね。

子どもと向き合いすぎちゃうと、そればっかりになっちゃって周りが見れなくなっちゃいがちですが、そんなときこそ一歩引いて自分を見てみてください。いま、自分は落ち着いているだろうか?と。

子どもは親、特にお母さんの心情の影響を受けます。なので自分がイライラしてるとそれが子供に伝わって子供もイライラしてしまいます。

自分を客観視してみて、あ、イライラしてる、と思ったら、まずは自分のメンタルを整えることを優先してみてください。この辺りも書いていくと長くなりそうなので、また次の機会に記事にまとめたいと思います。

一人ねんね成功までの期限は決めず、気長にやろう!

せっかく期限とか目標とかを決めても、その通りに行かないのが育児というもの。いつまでに終わらせなきゃ、と設定してしまうと、それを達成することに執着してしまってそれができなかった時に不安になったりイライラの原因になってしまいます。

子ども相手のことなので、ここまでに絶対一人ねんね成功させる!みたいに変に意気込まずに、そのうち一人で寝てくれればいいか、くらいの軽い気持ちで、ぜひ気長にやってみてくださいね。

もし実践した方がいらっしゃれば、ぜひコメントなどもお待ちしています。

sayu

お読みいただきありがとうございます!近い将来、sayuの育児エッセイを出版したいと考えています。サポートしていただけると大変励みになります!!今後ともよろしくお願い致します♡